“attention”は「注意」や「配慮」といった意味で使われる英語表現です。名詞として使うことができます。
英文や英会話の中でも頻繁に登場する”attention”ですが「いまいち使い方や意味が分からない。」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では「”attention”について詳しく知りたい。」という方に向けて、“attention”の意味や使い方、”attention”に似た英語表現3つの意味や使い方について例文付きで詳しく解説しています。
記事を最後までチェックすれば、”attention”に関することは一通り分かりますよ。”attention”について知りたくてこの記事にたどり着いた方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
“attention”の意味や使い方
“attention”には、以下5つの意味や使い方があります。
- 注意
- 注目、関心
- 配慮、思いやり
- ~あて(に)
- 気をつけの姿勢
それぞれ例文付きで詳しく見ていきましょう。
注意
“attention”には「注意」という意味があり、名詞として使用できます。「注意する」や「出席する」などの意味を持つ動詞”attend”から派生した名詞です。危険なことへの注意や重要な事柄への注意など幅広く使うことができます。
例文をいくつか紹介します。
He was trying to pay attention to what I was saying.
訳)彼は私の言うことに注意を払おうとしていました。
Aさん
Pay attention to the grassy knolls because this road is snake proof.
訳)この道は蛇が出るので、草の茂みに注意を払ってください。
注目、関心
“attention”には、「注目」や「関心」といった意味があり、名詞として使用できます。人の話に注意を促す場面でよく使われる表現です。また、人に対しての「注目」や「関心」を表す際は、「好意」などと訳されることもあります。
例文をいくつか紹介します。
Aさん
Attention please!
訳)お知らせいたします。
Aさん
Thank you for your attention.
訳)ご清聴ありがとうございました。
Aさん
That famous actress’ scandal was the focus of public attention.
訳)あの有名女優のスキャンダルは世間の注目の的でした。
Aさん
One problem that’s getting a lot of attention here in Japan and in many other countries is poverty.
訳)ここ日本をはじめ、多くの国々で注目を集めている問題が貧困です。
Aさん
I’m not confident that I can reciprocate the attention he gives me.
訳)彼からの好意に応えられる自信がありません。
配慮、思いやり
“attention”には、「配慮」や「思いやり」といった意味があり、名詞として使用できます。
例文をいくつか紹介します。
Aさん
This facility was designed with the elderly, handicapped, and pregnant women in attention.
訳)高齢者や障害者、妊婦などに配慮して設計された施設です。
Aさん
I was raised by my parents to act with attention for others.
訳)私は両親から、他人に対する思いやりを持って行動しなさいと育てられてきました。
~あて(に)
“attention”には「~あて(に)」という意味があり、名詞として使用できます。公式文書への記載や担当者を指名する際に、人名・部署名・肩書の直前につけて使用します。
使い方の例を紹介します。
A Corporation(改行)Attention:RETURNED
Aコーポレーション、返品担当係宛て
Attentionを略して、”ATTN”と書くこともあります。
気をつけの姿勢
“attention”には、「気をつけの姿勢」という意味があり、名詞として使用できます。主に軍事に関する場面で使われます。
例文を紹介します。
Aさん
Soldiers stood at attention.
訳)軍人たちは、気をつけの姿勢で立ちました。
“attention”に似た英語表現の意味や使い方
“attention”に似た英語表現以下3つの意味や使い方について解説します。
- “caution”
- “care”
- “notice”
それぞれ例文付きで詳しく見ていきましょう。
“caution”
“caution”には、「注意」や「用心」といった意味があり、名詞として使用できます。「要注意」という意味合いもありますが、「警告」ほど強い言葉ではありません。また、「慎重さ」といったニュアンスを表現したいときによく使われます。
“caution”を使った例文について見てみましょう。
Aさん
We must treat him with caution.
訳)私たちは注意して彼と接しなければいけません。
Aさん
Use caution when you use a saw.
訳)ノコギリを使うときは注意してください。
“caution”の前に”use”を付けると、「注意する」という意味になります。
“care”
“care”には、「注意」や「用心」といった意味があり、名詞として使用できます。”with”と組み合わせて使うことで、副詞と同じ使い方ができます。興味があって気になることや心配なことがある時、壊さないようにしたりミスをしないよう気を付けたりする時などによく使われる表現です。
“care”を使った例文について見てみましょう。
Aさん
The contents of the box are fragile, so please handle them with care.
訳)箱の中身は壊れやすいので、取り扱いにはくれぐれも注意してください。
“notice”
“notice”には、「注意」や「注目」といった意味があり、名詞として使用できます。危険なことなどネガティブな内容だけではなく、注目してほしい重要な事柄に対する注意として使われます。
“notice”を使った例文について見てみましょう。
Aさん
She posted this notice on the bulletin board in school.
訳)私は学校の掲示板にこのお知らせ(注意)を掲載しました。
まとめ
“attention”の意味や使い方、”attention”に似た英語表現3つの意味や使い方について解説しました。”attention”の意味や使い方について理解できましたでしょうか?
“attention”の意味や使い方が分かったら、次は英会話などで”attention”を実際に使ってみましょう。そうすることで、”attention”がただの知識ではなく、使える英語表現になります。
また今回のように、分からない英単語に直面したら、その場ですぐに調べる癖をつけるようにしてください。地道な作業ではありますが、分からない単語を1つ1つクリアしていくことが、英語力上達への1番の近道です。