ポルトガルと聞くとどんな国を思い浮かべますか?
ポルトガルはヨーロッパ大陸の南西端に位置する国で、実は日本とも深いかかわりがあります。
そんなポルトガル、英語ではどのように表現するか知っていますか?
今回は、ポルトガルやポルトガル人、ポルトガル語の英語表現をご紹介します。
ポルトガルを訪れるなら、必ず行きたい観光名所もご紹介するので、チェックしてくださいね。
ポルトガルってどんな国?
ヨーロッパ大陸の南西端に位置するポルトガル。
遠く離れてしますが、日本ともかかわりの深い国です。
15世紀の大航海時代から江戸時代の初期まで、ポルトガルは日本にとっては貿易や文化の交流の特に重要なパートナーでした。
学生時代の歴史の授業で種子島の「鉄砲伝来」を覚えている人も多いはず。
この鉄砲を日本人に伝えたのがポルトガル人です。
日本にキリスト教を伝えたのはイエズス会のフランシスコ・ザビエルですね。
彼自身はスペイン人なのですが、この布教活動を命じたのはポルトガル国王。
そう考えると、ポルトガルは日本の歴史へ大きな影響を及ぼした国ということは明らかです。
国土はおよそ日本の約4分の1と小さいながらも、ポルトガルは長い歴史とたくさんの観光名所を持つとても魅力的な国です。
ポルトガルに関連する英語表現を確認しよう
ポルトガルに関する英語を確認しましょう。
ポルトガル:Portugal
ポルトガルは英語では”Portugal“。
発音は日本語の「ポルトガル」とは少し異なり「ポーチュガル」というような感じです。
ローマ帝国時代からの港町「ポルトゥス・カレ」がなまったものがその由来といわれています。
「ポルトゥス・カレ」は、ラテン語のポルトゥス(港)とガレ(温暖な)で、「温暖な港」という意味。海に面したポルトガルにぴったりですね。
ポルトガルに行ったことがありますか?
いいえ、一度も行ったことはありません。
ポルトガル語:Portuguese
ポルトガルの公用語はポルトガル語。
英語では”Portuguese“といいます。発音は「ポーチュギーズ」といった感じです。
ポルトガル語が話されているのはポルトガルだけではありません。
ポルトガル語を公用語とする人は世界に1億7000万人以上。ポルトガルの人口は1000万人程度なので、ポルトガル人以外にもかなり多くの人がポルトガル語を話しています。
これは世界で6番目に使う人の多い言語だそう。
ちなみに日本は9位で1億2500万人。日本語を話すのは基本的に日本人のみなので、この数字は日本の人口ということですね。
現在、ポルトガル語を公用語として使用している国は、4つの大陸に11カ国。
アンゴラ、ブラジル、カボベルデ、ギネビサウ、赤道ギネ、モザンビーク、サントメ・エ・プリンシペ、ポルトガル、東ティモールがその国々です。
ポルトガルを公用語とする国が世界中に広がっていることから、大航海時代の覇者である当時のポルトガルの勢いを感じ取ることができますね。
ポルトガル語がたくさんの国で話されてるって知ってる?
うん、ブラジルの友だちはポルトガル語を話すよ。
ポルトガル人:Portuguese
ポルトガル人もポルトガル語と同様に”Portuguese“と表現します。
陽気でおしゃべり好きな人が多いといわれるポルトガル人。もし、ポルトガルを旅することがあるなら、ぜひ確かめてみてくださいね。
デイブの奥さんに会ったことある?
ああ、彼女はポルトガル人だよ。
ポルトガルで英語は通じる?
英語圏以外の国を旅行するときに気になるのが、英語が通じるのかどうか。
ポルトガルで英語は通じるのでしょうか?
とある語学指導団体が提供する、国ごとの英語力を数値化した“EF EPI (English Proficiency Index)”という指標があります。
これは、世界各国の人々の英語能力について評価しランク付けしたもの。
オンラインに接続できる人なら誰でも受験することができ、さらにライティングやスピーキングのテストがないため、一概にこのデータどおりだと言うことができませんが、ある程度の目安にはなりそうです。
2023年に発表されたレポートによると、ポルトガルは世界113か国中第8位。英語力が非常に高い国という評価を受けています。
特に首都リスボンをはじめとする都市部の指数はとても高く、街中にいるときは英語に困ることはなさそうです。
ちなみに、日本は87位。もう少し上位のランクインを目指したいですね…
でも、たとえ英語が通じても、ポルトガルの言葉はポルトガル語。
現地に行く際はポルトガル語の簡単なあいさつくらいはマスターしておくことをお忘れなく。
日本からの旅行者がポルトガル語であいさつできれば、きっと歓迎してくれるはずですよ。
ポルトガルへ行ったらぜひ訪れたい観光名所
ポルトガルを訪れたなら必見の観光名所をご紹介します。
ジェロニモス修道院 Mosteiro dos Jeronimos
首都リスボンベレン地区にある世界遺産の修道院。
ベレン地区は大航海時代、ポルトガルが大西洋へ進出する際の出発地点となった場所です。
ジェロニモス修道院は16世紀のポルトガルが最も輝いていた時代に、ヴァスコ・ダ・ガマのインド航路発見がもたらした莫大の利益をつぎ込んで建築されました。
白い壁面を覆う精巧な彫刻や中庭を囲む美しい回廊は息をのむ美しさ。
大航海時代の覇者であったポルトガルの隆盛を感じずにはいられません。
オビドス Obidos
かわいらしい街並みがインスタでも大人気なのが、オビドス。
人口800人程度の小さな村で、リスボンからバスでおよそ1時間。日帰りで行くことができるため、観光地としても高い人気を誇ります。
城壁に囲まれた街は今なお、中世の面影を残しており、まるで絵本の世界に飛び込んだよう。
別名「谷間の真珠」あるいは「中世の箱庭」とも呼ばれ、今なお、多くの旅行者の心をとらえて離さない美しい街です。
ドウロ川 O Douro
スペインに水源を発し、ポルトから大西洋に注ぐ全長約900メートルの大河であるドウロ川。ポルト近辺ではブドウ栽培が盛んで、ポルトワインの生産地としても有名です。人気なのがドウロ川にかかる5つの橋を巡るクルーズ。昼の景色はもちろん夜にはまた違った表情を見せるため、時間を変えて橋からの景色を眺めるのもおすすめです。
まとめ
今回は、ポルトガルについてご紹介しました。歴史あるポルトガルは日本ともかかわりの深い国。
英語を勉強する楽しみの一つが、旅行の幅が広がることですね。
英語ができることで、英語圏以外の国でもグッと旅行しやすくなります。
ポルトガルは英語力が非常に高い国、。都市部や観光地なら、問題なく英語で過ごせるでしょう。
日本とは全く違う異国情緒たっぷりの国を楽しみたいなら、次の旅行先にポルトガルはいかが?
もちろん、英語だけでなく、簡単なポルトガル語を覚えて、ぜひ現地の人とリアルなコミュニケーションを楽しんでくださいね!