「ニート」は英語で何と言うかご存じですか?
また、”NEET”と”neat”はどちらが正しいのでしょう。
こちらの記事では、そんな疑問を解いていくために、「ニート」に関する英語表現はもちろん、単語の意味の違いやスラング表現も紹介しています。
英単語の紹介には例文もついているので、ぜひ参考にしてください。
「ニート」は英語で何と言う?
皆さんは、仕事をしていない「ニート」を英語で何と言うかご存知でしょうか?
結論から言うと、「ニート」は英語で”NEET”と表現します。しかし、なぜ大文字なのでしょうか?
ということで、まずは”NEET”に関する気になることを確認していきましょう。
「ニート」は英語で”NEET”と表現する
日本語の「ニート」を英語にする場合、”NEET”と表現するのが適切です。
“NEET”に関して詳しく見ていく前に、まずは日本語版の「ニート」に関して意味を確認しておきましょう。
ニートとは? ニート(イギリス英語: Not in Education, Employment or Training, NEET)は、就学・就労していない、また職業訓練も受けていない若者(15-29歳)を意味する用語である。 引用:ウィキペディアより
つまり、”NEET”は一つの英単語というよりは、”Not in Education, Employment or Training”の略称表現を指します。
“NEET”はアメリカでは通じないことが多い
“NEET”を学んでいく上で知っておくべきことは、前提として「イギリス英語」であるという事でしょう。
日本でも大阪では通じる方言が、東京では全く通じないようなケースがありますよね。
英語でも同じようなことが起きるので、イギリス以外の地域では”NEET”という表現を見たこともない人もいる様です。
私たち日本人が、日々知らない言葉を学んでいく様子と似ているでしょう。
「無職」と「ニート」は同じ?
結論から言うと、無職とニートは同じ意味を持ちます。
正し、「無職」に年齢制限がない反面、「ニート」には厚生労働省が示した、年齢制限が存在します。
つまり、広い意味では同じ「無職」ですが、「ニート」の場合は15-29歳の若者を指すという点でのみ異なります。
“neat”と”NEET”の違い
次は、”neat”と”NEET”の違いに関して見ていきましょう。結論から言うと下記のような違いが存在します。
"neat":「きちんとした」を意味する形容詞"NEET":「仕事をしていない若者」を意味する略称表現
どちらも発音する際に「ニート」となる単語なので、間違えない様にしっかりと確認していきましょう。
“neat”は英語で「きちんとした」を意味する英単語
発音が日本語の「ニート」と似ていることで、よく間違えられる英単語に”neat”という単語があります。
この単語は、日本語で「きちんとした、巧妙な、適切な」という意味を持つ形容詞表現であり、”NEET”と正反対の意味を持つのです。
His private life is neat. 訳)彼の私生活はきちんとしている
“NEET”はイギリス英語で「ニート」を意味する略称表現
“NEET”は、「就学・就労していない、また職業訓練も受けていない若者」を意味する、”Not in Education, Employment or Training”の略称表現です。
日本語で言うところの「ニート」の英語表記となるので、先に紹介した”neat(きちんとした)”と比較すると、正反対の意味を持ちます。
He's a NEET, so he lives at home. 訳)彼はニートなので実家暮らしです。
「ニート」のスラング表現
次は「ニート」のスラング表現を見ていきましょう。
本記事で紹介する英語表現は下記の3つです。
- unemployed
- jobless
- idle
- not working
- out of work
どれも関連表現として覚えておくと便利なので、ぜひ一緒に勉強していきましょう。
その1:”unemployed”
働いていない状態を表す「ニート」を、海外では”unemployed”と呼ぶことが多いです。
“unemployed”は、形容詞で「仕事のない、失職した、失業者」を表す表現であり、日本語の「ニート」と近しい意味を持ちます。
この単語は元々”employ(雇う)”という動詞表現が元になっているので、一緒に覚えておくと便利です。
He's been playing games ever since he became unemployed. 訳)彼は失業者になってからゲームばかりしている。
その2:”jobless”
“jobless”も「仕事のない」状態を表すことができる英語表現として知っておきましょう。
この単語は“job(仕事)”と「セックスレス」などに使われる、“less(少ない、小さい)”が組み合わさって作られた英単語です。
品詞は「形容詞」となり、「仕事のない、失業中の、失業者」という意味があります。
It's hard to marry a jobless man. 訳)仕事のない男と結婚するのは難しい。
その3:”idle”
「ニート」を表現できる英単語として、”idle”も覚えておくと便利です。
この単語は「アイドル」と発音しますが、ステージ上で人々を魅了するいわゆる「アイドル」とは異なります。
“idle”には「仕事のない、働いていない、暇な」という意味がある形容詞表現です。
I'm not be able to afford to be idle. 訳)怠けてバカリはいられない。
その4:”not working”
「ニート」は、2つの英単語を使って”not working”と表現することも可能です。
“working”は、「働いている」を意味する表現なので、これを否定する”not”と組み合わせることで、無職の状態を英語表現できます。
A person who is not working is called a "NEET". 訳)働いていない人のことを「ニート」と呼ぶ。
その5:”out of work”
「ニート」のスラング表現として使える5つ目の表現は、”out of work”です。
“out of work”には、「失業して、失職して」という意味があり、”not working”の置き換え表現として使えます。
ちなみに”ouf of”には「…を失って」という意味がある為、”work(仕事)”を”out of(失って)”、つまり「失業者である」と派生していくイメージでしょう。
If you're out of work, you're mentally unstable. 訳)働いていないと精神が不安定になる。
まとめ
こちらの記事では「ニート」に関する英語表現の紹介や、”neat”との違い、実際の使い方を紹介してきました。
最後にここまで出てきた単語を全て復習していきましょう。
- NEET:就学・就労していない、また職業訓練も受けていない若者
- neat:きちんとした
- unemployed:失業者
- jobless:仕事のない
- idle:仕事のない
- not working:働いていない
- out of work:失業して
どれも非常に役立つ表現なので、ぜひ覚えて帰っていただけると幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。