海外旅行に行ったり、海外に住んだりすると、日用品を購入することがあるでしょう。

その際、英語表記がわからなければ買い物するのに苦戦するばかりか、中には和製英語があるので間違った商品を購入してしまう可能性があります。

たとえば、「シャンプー」「リンス」「トリートメント」などは、何と英語で表現するのかご存じでしょうか。

そこで今回は、「シャンプー」「リンス」「トリートメント」などヘアケアにまつわる英語表現を解説します。髪色や髪質に関する英語も紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

「シャンプー」は英語で?

シャンプーは英語でshampooと言います。

英語がそのまま日本語になっているので覚えやすいですよね。

shampooは名詞で「シャンプー」「洗髪」「(頭・髪)を洗うこと」と言った意味があり、動詞では「シャンプーで洗う」という意味があります。

なお、shampooの発音記号は「ʃæmpúː」となっており、単語の最後にアクセントがあります。日本語の場合、最初にアクセントがあるので、発音の違いには注意しましょう。

Aさん
I always take a bath in the morning so don’t shampoo my hair in the nights.
わたしはいつも朝お風呂に入るので、夜にシャンプーをしません。
Aさん
Your hair’s so smooth. What kind of shampoo do you use?
あなたの髪はさらさらだね。どんなシャンプーを使っていますか?
Bさん
I use shampoo that 100% plant-based.
わたしは100%植物性のシャンプーを使用しています。

「リンス」は英語で?

シャンプーは英語でそのままshampooでしたが、「リンス」は和製英語であることをご存じでしょうか。

英語でもrinseという単語がありますが、動詞で「すすぐ」「ゆすぐ」、名詞で「ゆすぎ」「すすぎ」といった意味なので、“洗い流すこと”を表現するときに使います。

そのため、日本語のようにヘアケア製品という意味はないので、「髪の毛をリンスした」「リンスを購入した」などの意味でrinseを使っても意味が通じません。

ここでは、「リンス」の英語表現について解説します。

hair conditioner

髪のキューティクルを保護する目的で、シャンプーの後に使用する「リンス」は英語で「hair conditioner」と言います。

また、日本語の場合、シャンプーの後に「リンス」「コンディショナー」「トリートメント」を使用しますが、詳しい違いを知らない方も多いでしょう。これらは役割によって「リンス・コンディショナー」と「トリートメント」に分けられます。

リンスとコンディショナーは髪の表面をコーティングしてキューティクルを保護する役割があります。一方、トリートメントは髪の内部に浸透し、髪を整える役割があります。

リンスとコンディショナーの言葉の定義はメーカーによって異なりますが、英語ではとくに区別されずにどちらも「hair conditioner」と言います。

hair treatment

リンスとコンディショナーを「hair conditioner」と言うのに対し、トリートメントは英語で「hair treatment」と言います。

髪の表面をケアするのがリンスやコンディショナー役割ですが、トリートメントは髪の内部からケアをするので、役割の違いから異なる単語が使われます。

海外でヘアケア商品を購入する際、「hair conditioner」と「hair treatment」では製品が異なるので、どのような効果が欲しいのかによって最適な商品選びをしましょう。

髪色や髪質に関する英語表現

アメリカなどの海外のスーパーマーケットやドラッグストアに行ってみると、シャンプーやリンスの種類の多さに驚く方も多いでしょう。

というのも、日本は日本人の髪質に合う製品が展開されていますよね。しかし、さまざまな人種の方が生活しているアメリカのような国は、黒髪はもちろん、ブロンズヘアやパーマヘアなど髪色・髪質が人によってさまざまなので、日本のヘアケア製品よりも細かく種類が分けられているのです。

そこで、ヘアケア製品選びに役立つ髪色や髪質に関する英語表現を解説します。

金髪

金髪は英語で「blonde」と言います。

黒髪を無理やりブリーチして色を抜いた黄色味の強い金髪ではなく、自然で透明感のある金髪をイメージするとわかりやすいでしょう。

Aさん
I want to try to dye my hair blonde.
わたしは金髪にしてみたいです。

白髪

色素が抜けて白くなった髪のことを日本語では「白髪」と言いますが、英語では「gray hair」と言います。

Aさん
My hair is beginning to go gray.
わたしの髪は白髪になり始めています。

カラーした髪

意外かもしれませんが、美しい「ブロンド(blonde)」の髪色をしている海外の人でも、地毛の方はそれほど多くはありません。

基本的に「ブロンド(blonde)」に見せるために脱色したり、カラーリングしたりしています。そんな地毛の色を変える「カラーリング」は英語で「color-treated」、「カラーした髪」は英語で「color-treated hair」と言います。

キューティクル

髪は1本1本が細いですが、「キューティクル」「コルテックス」「メデュラ」の3層構造になっています。一番外側で外部からの刺激から髪を守ったり、髪の水分やたんぱく質が失われるのを防いだりしているのがキューティクルです。

そんな「キューティクル」は英語でもそのまま「cuticle」と言います。

cuticleは「表皮」「あま皮」「上皮」といった意味なので、髪表面のキューティクルという意味だけでなく、つめのあま皮などの意味で使われることもあります。

枝毛

ダメージが深刻な髪といえば、「枝毛」を想像する方も多いでしょう。

「枝毛」は英語で「split hair」「sprit ends」と言います。splitは「割れる」「裂ける」といった意味なので、「split hair」を直訳すると「裂ける髪」となり「枝毛」という意味になります。

海外製のシャンプーで「treat sprit ends」と書かれているものは、枝毛ケア、枝毛修復用のシャンプーです。

Aさん
I’m troubled by split ends.
わたしは枝毛に悩んでいます。
Aさん
My hair has been damaged, and the split ends are terrible.
わたしの髪は傷んできて、枝毛がひどいです。

まとめ

今回は「シャンプー」に関する英語表現について解説しました。

「シャンプー」は英語で「shampoo」と言いますが、「リンス」は和製英語なので注意しましょう。「rinse」という英単語はあるものの、「すすぐ」「ゆすぐ」という意味なので、シャンプーの後に使用するヘアケア製品とは意味が異なります。

日本語でいう「リンス・コンディショナー」を英語で表現する場合は「hair conditioner」、「トリートメント」は英語で「hair treatment」と言います。

そのほか、金髪や白髪、枝毛など関連する英語表現もチェックしておくと、海外でヘアケア製品を購入するときに役立ちます。

ぜひ今回の記事を参考に、ヘアケアの英語を会話や生活で役立ててみてくださいね。