皆さんは英語で「ひな祭り」を表現できますか?

また、「雛人形(ひな人形)」や「桃の節句」はどうでしょう。

こちらの記事では、そんな3月3日に行われる祝い事に関する英語表現を紹介していきます。

記事の最後にはひな祭りをもっと知る為の知識も記載しているので、ぜひ参考にしてください。

「ひな祭り」は英語で何と言う?

「ひな祭り」を英語で表現する場合、どんな言い方が正しいのでしょうか。

ひな祭りは、日本の文化であることから、英語で説明をする際に少し注意払う必要があります。

という事で、まずはひな祭りの英語表現と考慮すべきポイントを解説していきます。

Aさん
ひな祭りは英語で色々な言い方があるんですよ!

「ひな祭り」は英語で”Hinamatsuri”と表現する

結論から言うと、「ひな祭り」は日本の文化なので、ローマ字表記で”Hinamatsuri”とするのが正しいです。

実際、英語版Wikipediaで、ひな祭りのことを検索すると下記のような検索結果が出てきます。

Hinamatsuri (雛祭り), also called Doll's Day or Girls' Day, is a religious (Shinto) holiday in Japan, celebrated on 3 March of each year.

引用:Wikipedia より

簡単に言うと、「ひな祭りは”Hinamatsuri”や”Doll’s Day”, “Girl’s day”と呼ばれている日本の祝日」であるという事です。

「ひな祭り」を”Doll’s Day”という事もある

Wikipediaでも出てきたように、「ひな祭り」は他にも”Doll’s Day”と表現することがあります。

“Doll’s day”の”Doll”には「人形」という意味があるので、ひな祭りに飾る「ひな人形」から名称が来ているようです。

また、”Girl’s day”も「ひな祭り」を表す英語表現となりますが、これはいわゆる「女の子の日」を指します。

「ひな祭り」は女の子のお祝いをする日

日本文化における「ひな祭り」とは、女の子をお祝いする日のことを指します。

そんなことから、外国人に「ひな祭り」を伝える場合、”Girl’s day”と説明することもあるのです。

正し、現在の「ジェンダー問題」を考慮すると、「女の子」のみをお祝いするという点が、配慮に欠けていると判断されることもあるので、相手によっては”Hinamatsuri”や”Doll’s day”を使う方が賢明でしょう。

Aさん
最近では、国内でもジェンダー問題を取り上げることが増えてきましたよね!

「雛人形」や「お雛様」の英語表現

「雛人形」や「お雛様」の英語表現

次は「ひな祭り」を説明する上で、必要となってくる関連英語の知識を確認していきましょう。

本記事では、「雛人形」や「お雛様」を含む、知っておくと便利な英語表現を紹介していきます。

  • お雛様(おひなさま):Hina-Dolls
  • 桃の節句:Girls’ Day
  • 雛人形(ひな人形):Hina-ningyo
  • 端午の節句:Boy’s Day

では、早速始めていきましょう。

お雛様(おひなさま):Hina-Dolls

ひな祭りで飾る「お雛様」は、英語で”Hina-Dolls”と表現します。

先に説明した”Hinamatsuri”と同様に、お雛様は日本の文化でしか知られていないことから、ローマ字表記をするのが正解です。

外国人に対し”Hina-Dolls”と言っても、伝わらないのが基本となるので、下記のような説明も付け加えてあげると分かりやすいでしょう。

Aさん
It is a doll displayed during the Hinamatsuri.
訳)ひな人形は、ひな祭りで飾られる人形のことです。
Aさん
These dolls are displayed on the Hinamatsuri, the first day of the year after a girl is born.
訳)女の子が生まれてから初めて迎える「ひな祭り」で飾られる人形です。

桃の節句:Girls’ Day

「桃の節句」を英語で表す場合も、”Girl’s Day”と表現するのが正しいです。

そもそも本記事で取り上げている「ひな祭り」と「桃の節句」は同じ意味を持つので、”Hinamatsuri”や”Doll’s Day”と言っても問題ありません。

「桃」や「節句」が文字通りの訳され方をしない為、その点注意が必要です。

雛人形(ひな人形):Hina-ningyo

「雛人形(ひな人形)」を英語で表現する場合は、”Hina-ningyo”とするのが正しいです。

同じ項目内で紹介した「お雛様」と「雛人形」は同じ意味を持つ表現なので、”Hina-Dolls”としても問題ありません。

また、”ningyo”は”Hinamatsuri”と同じ理論でローマ字表記されていることから、外国人に説明を求められる可能性があります。

そんな時は“ningyo means Dolls in Japanese”と解説してあげると、相手も分かりやすく頷いてくれるでしょう。

端午の節句:Boy’s Day

「端午の節句」を英語で表現する場合、”Boy’s Day”とするのが正解です。

端午の節句とこどもの日が5月5日で同日となることから、”Children’s Day”と説明しても問題ありません。

正し、厳密には「こどもの日」と「端午の節句」は意味が異なっているので、正確に伝えたい場合は”Boy’s Day”と説明してあげましょう

また、”Hinamatsuri”のように、「端午の節句」も日本の文化特有の表現となる為、”Tango no sekku”と紹介するのもアリです。

「ひな祭り」は海外で行われる?

「ひな祭り」は海外で行われる?

最後に「ひな祭り」という文化に関して確認していきましょう。

ひな祭りはどこから来た文化で、どんな歴史があるのかも一緒に解説していきます。

日本のひな祭りについて、もっと知りたい方はぜひ参考にしてください。

Bさん
ひな祭りのことを詳しく知れます!

「ひな祭り」は日本特有の文化なので行われない

結論から言うと、「ひな祭り」は日本でしか行われない特有の文化です。

このお祭りは、最近できた風習ではなく起源は平安時代の中期にまで遡ります。

「ひな祭り」の歴史

古代中国には上巳の日(3月最初の巳の日)に川で身を清める風習があり、これが日本に伝わって草や藁など作った人形(ひとがた)に穢れや災いを移して川や海に流す風習と融合したとされる。

引用:ウィキペディア より

実は、ひな祭りは古代中国から伝わった風習であり、歴史を見ると日本特有の文化ではなかったようです。

日本でしか行われない祭りだからと言って、海外とは一切の縁がないわけではないという事になります。

「ひな祭り」の由来

雛祭りは人形(ひとがた)の風習、「天児(あまがつ)、這子(ほうこ)」などによる祓いの信仰、「ひいな遊び」などの行事が融合したものと考えられている。

引用:ウィキペディア より

「ひな祭り」という単語は、平安時代に流行していた「ひいな人形」を使った遊び、「ひいな遊び」から由来しています。

現在では「ひいな」ではなく、「ひな」と呼ばれているので、言葉が時代と共に変化していったことを感じられるでしょう。

まとめ

こちらの記事では、「ひな祭り」の英語表現”Hinamatsuri”に関して紹介してきました。

日本の文化でしか行われない祝い事だからこそ、ローマ字表記で外国人に説明をするという事が分かりましたよね。

同様に”Hina-Dolls(ひな人形)”なども含め、外国人からすると説明が必要な単語も存在するので、文化の歴史や由来を知っていくことが非常に重要です。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。