英作文は、リーディングやリスニングの問題と異なり、自分で採点をすることができません。よって「どうやって採点してもらおうかな」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、オンライン英会話スクールです。実はオンライン英会話スクールでは、英会話レッスンのみならず、英作文を講師に添削してもらうこともできます。
そこで今回は、オンライン英会話で英作文の添削をする方法や、メリット・デメリットについて解説します。
記事を最後までチェックすれば、オンライン英会話で英作文を添削してもらうために必要な知識が一通り手に入りますよ。少しでも興味がある方はぜひ最後までチェックしてみてください。
オンライン英会話では英作文を添削してもらえる
繰り返しですが、オンライン英会話レッスンで英作文を添削してもらうことは可能です。
オンライン英会話スクールには、英会話スキルを教えるために、数多くの講師が在籍しています。規模の大きなスクールだと、数千人規模の講師が在籍していることも。そして多くの講師は、英作文の添削にも熟練しています。
講師は、学習者の英作文に対して、文法、構文、表現などをチェックし、修正点を指摘します。学習者は、講師からの指摘を参考にして、英作文を修正し、改善することができます。
また講師によっては、英作文の添削に特化したレッスンも提供していることもあります。このようにオンライン英会話レッスンでは、学習者が望むように英作文を添削してもらうことが可能です。
オンライン英会話で英作文を添削してもらうメリット
オンライン英会話で英作文を添削してもらうメリットは以下の5つです。
- 英検など資格試験の勉強ができる
- よく使う英語表現を習得できる
- ライティング力が身につく
- レッスン以外での英語学習が捗る
- 添削で学んだ英語表現が英会話でも使える
それぞれ詳しく見てみましょう。
英検など資格試験の勉強ができる
オンライン英会話で英作文を添削してもらうことは、英検などの資格試験の勉強にも有効です。
英検などの試験では、英作文のスキルが問われます。オンライン英会話で添削を受けることで、文章の構成力や表現力を向上させることができます。
また添削を受けることで、試験でよく使われる表現や文法を学ぶことができるでしょう。特にネイティブスピーカーによる添削を受けることで、試験で求められる英語のレベルに近いものを学ぶことができます。
資格試験のために英作文を添削してもらう必要がある方は、ぜひオンライン英会話を受講してみてください。
よく使う英語表現を習得できる
ふだん使う日本語表現の英訳を英作文に盛り込むことで、参考書には載っていない自分だけの英語表現を学習することができます。
また、日本語の表現を英作文に盛り込むことで、自分自身が理解しやすい英語表現を使うことができ、英語の文章を書く際に苦手意識を軽減することができます。
ただし、ふだん使う日本語表現の英訳を英作文に盛り込む際には、その表現が正しいか、英語に適しているか、文法的に正確かなどを確認することが必要です。
参考書に載っていない自分だけの表現を使用することで、学習効果を高めることができますが、誤った表現を覚えてしまうと逆効果なので注意が必要です。
英検のような資格試験を受ける予定がない方でも、よく使う英語表現を学ぶためにオンライン英会話で英作文を添削してもらうといった選択肢は十分おすすめできます。
ライティング力が身につく
昨今、英検3級以上や大学入試向けにライティングの勉強をする人がますます増えています。
そういった試験では、英語の質問について、指定のワード数でライティングをすることが求められています。
まず、第1文で英語の質問に対して自分の意見を述べます。その後に理由を2つか3つ述べるという形式の問題が多いです。
日本語と違って、英語ではまず初めに、問題提起に対して自分は賛成なのか反対なのか、自分の意見を最初に明確に述べます。
その後、読んでいる人を納得させられる理由を、正しい英文法を使って論理的に述べられたら、そういった試験では高得点がもらえます。
英検や大学入試向けに英語ライティングをやっている人も多いでしょうが、そういった勉強を通して、論理的な思考や説明力などを含む総合的なライティング力が身についていきます。
レッスン以外での英語学習が捗る
オンライン英会話レッスンで英作文を添削してもらうには、レッスン外の時間を使って事前に英作文を準備しておかなければなりません。
結果として英語学習時間が長くなる可能性があります。
オンライン英会話レッスンはたったの25分です。いくら講師と話せたとしても、1日25分の英語学習だけでは英語は上達しません。
英作文の添削を受けるためには、事前に英作文を準備する必要があります。これには時間がかかり、手間がかかります。まず、英作文を書く前にトピックを選ぶ必要があり、そして、トピックについて自分自身で調べる必要があります。その後、文章を書き、文法や構文、表現などを確認する必要があります。
結果として1回のレッスンに対して30分以上予習をすることとなり、十分な勉強時間を確保できるでしょう。
添削で学んだ英語表現が英会話でも使える
日本語でも英語でも、書き言葉と話し言葉はけっこう違いますが、ライティングで学んだことが話し言葉で活用できるというケースはあります。
英語の場合、話し言葉だと、多少文法が不正確なブロークンイングリッシュでも、意味は通じるということはよくありますが、書き言葉の場合、完璧な英文法が求められます。
そのため、ライティングで文法ミスなどがあると、添削してもらった場合に必ず直されます。
その添削の直しを見て、正しい英文法を意識し、英会話において正しい英文法で話すようになるというケースは多いです。
添削で英文法を直された場合、次回から英会話で直された正しい文法で、英会話をするように心がけましょう。
オンライン英会話で英作文を添削してもらうデメリット
オンライン英会話で英作文を添削してもらうデメリットは以下の3つです。
- 講師が添削慣れしていない
- 事前に英作文を用意する必要があるので大変
- 肝心の英会話は学ぶ時間が減る
それぞれ詳しく見てみましょう。
講師が添削慣れしていない
オンライン英会話の講師は、英語の会話スキルを教えることが主な役割です。
一部の講師は英作文の添削にも熟練していることがあります。しかし、英作文の添削にも熟練していない場合もあります。
英作文の添削は、英語の文法や構文、文章の構成、表現などに細心の注意を払う必要があり、英語の会話スキルとは異なる技術が要求されます。
そのため、オンライン英会話の講師が英作文の添削に慣れていない場合、学習者が望むような英作文の添削を受けることは難しいかもしれません。
事前に英作文を用意する必要があるので大変
オンライン英会話レッスンで英作文を添削してもらうには、事前に英作文を準備する必要があり大変です。
学習者は、自分の英作文を事前に書いて、レッスン時に講師に提出する必要があります。この準備には時間と手間がかかります。
まず、英作文を書く前に、トピックを選ぶ必要があります。そして、トピックについて自分自身で調べる必要があります。その後、文章を書き、文法や構文、表現などを確認する必要があります。これらの作業は時間がかかります。
そして、講師が添削をし終えた英作文をもらってから、修正点について学ぶ必要があります。これらの作業は、学習者にとって大変です。
それでも、オンライン英会話で英作文を添削してもらうことは有益です。英作文を添削してもらうことで、文法や構文、表現などを磨くことができ、英語力を向上させることができます。
またレッスン以外に準備と復習が必要になるため、自然と英語学習時間が長くなります。
肝心の英会話を学ぶ時間が減る
オンライン英会話レッスンで英作文を添削してもらうと、肝心の英会話を学ぶ時間が減る可能性があります。
英作文の添削は、文法や構文、表現などを確認することに重点が置かれます。しかし実際の生のコミュニケーションを行うためには、単に文法や構文を知るだけでは不十分です。
英会話では、話し手のニュアンスやイントネーション、スピードなども重要です。また、話し手が言いたいことを理解し、適切な返答をすることも大切です。これらは、英作文の添削では学ぶことができません。
このため、英作文を添削してもらうことで、肝心の英会話を学ぶ時間が減る可能性があります。英会話を学ぶためには、実際に英語でコミュニケーションをする機会が必要です。
英文添削を通して総合的な英語力を上げるコツ
英文添削は試験のために取り組む人も多いようですが、時間を割いてライティングをして添削してもらうわけですから、添削を通して英語力をアップしていきたいですね。
英文添削を通して総合的な英語力を上げるコツを紹介します。
添削済みの英文を音読する
添削では、まず文法や英語表現の間違いを修正されます。それ以外の修正として主なものは、構成に関する修正や、繰り返し表現の修正などが挙げられます。
添削済みの英文を声に出して読んでみましょう。そうすることで、正しい英文法や英語表現、英文ライティングの構成、言い換え表現などが、覚えられる可能性が高いです。
実際の英会話で使ってみる
添削を通して学んだ英文法などを実際の英会話で使ってみるようにしましょう。
そうすることによって、学んだ英文法や英語表現が自分のものとなって習得できます。
日本で英語学習をする場合、英語は公用語ではないため、なかなか日常生活の中で使う機会がなかったりしますが、オンライン英会話を活用して、学んだ英文法や英語表現を使ってみることをおすすめします。
添削で学んだ英語表現を使って英作文をする
英会話で使うことに加えて、英作文でも学んだ英語表現を使ってみると、その英語表現がしっかり定着していきます。
英語のテキストを使って、テスト勉強のために英単語や英語表現を学んだだけだと、テストが終わったらわりとすぐに忘れてしまって、なかなか定着しないものです。
学んだ英語表現を話したり、書いたりすることで、定着させていき、自分のものにしましょう。
英文添削に最適な講師はどんな講師?
英文添削に対応できる講師として、日本人講師や英語ネイティブ・フィリピン人講師などが挙げられますが、どんな講師が英文添削に最適なのでしょうか?
それそれの講師にメリットがあるので、紹介していきます。
日本人講師のメリット
英語のレベルが初級から中級レベルで、自分の言いたいことを英語で何と言っていいのか分からない生徒さんには、日本人講師に添削してもらうのがおすすめです。バイリンガルの日本人講師でもいいかもしれません。
なぜかと言うと、英語のレベルがあまり高くないと、言いたいことの英語表現がよく伝わらず、言いたいことを日本語で説明しないと伝わらないからです。
日本語がほとんど分からない英語ネイティブやフィリピン人講師の場合、英文法の間違いや構成、表現の繰り返しを修正するのが精いっぱいで、生徒さんが何が言いたいのか理解できません。
英語ネイティブ講師やフィリピン人講師のメリット
英語のレベルが上級レベルの生徒さんには、英語ネイティブ講師やフィリピン人講師に添削してもらうのがおすすめです。
上級レベルになると、自分の言いたいことは基本的に英語で表現することができるため、それを完璧なものにするために、ブラッシュアップしてもらうだけでいいからです。
英語を母国語か公用語として使ってきた英語ネイティブ講師やフィリピン人講師は、日本人講師よりもボキャブラリーが豊富でさまざまな英語表現に精通しているので、その知識を活用して、添削を勉強してみてはいかがでしょうか。
まとめ
オンライン英会話で英作文の添削をする方法やメリット・デメリット、英文添削を通して総合的な英語力を上げるコツについて解説しました。
オンライン英会話では、英会話レッスンのみならず、英作文の添削もしてもらえます。目的に応じて、英会話レッスンを受けたり英作文の添削をしてもらったり、オンライン英会話を使い分けましょう。
英作文をしているものの、添削してくれる相手がおらず困っている方は、オンライン英会話を利用してみることをおすすめします。