皆さんは英語で「確定申告」を表現できますか?
また、「税務署」や「国税庁」、「源泉徴収票」や「年末調整」に関してはどうでしょう。
こちらの記事では、そんな税に関する英単語を例文と一緒に紹介していきます。
難しい表現には詳しい解説も付いているので、ぜひ参考にしてください。
「確定申告」は英語で何と言う?
1年間で確定した所得税の申告書を提出する「確定申告」は、英語で何と表現するでしょう。
毎年2月から3月にかけて話題になる確定申告ですが、外国人に伝えるにはどうすれば良いのでしょうか。
まずは、「確定申告」の英語表現から確認していきましょう。
「確定申告」は英語で”final tax return”と表現する
結論から言うと、「確定申告」は英語で”final tax return”と表現します。
“final(最後の)”に加えて、“tax return(税金の申告)”を組み合わせることで、確定申告を意味することが出来るのです。
日本では税金の申告手続きが非常に重要視されており、申告漏れなどがあると罰則や罰金の対象になります。
「申告」には色々な言い方がある
「申告」という単語にのみフォーカスを合わせると、下記のように様々な言い方が可能です。
- report
- statement
- declaration
- return
「確定申告」には”return”を使いましたが、例えば「上司への報告」と言いたい場合は”report”を使ったりします。
「確定申告」を英語で説明するには
外国人の友達に「確定申告」のことを説明する場合、下記のような例文を使うと良いでしょう。
例)"Final tax return(Kakutei-Shinkoku)" is the process of submitting a final income tax return in Japan. 訳)確定申告とは簡単に言うと所得税の申告を行うことです。
- process:「工程」
- submitting:「提出すること」
また、「いつまでにすれば良いのか」を聞かれた場合、下記のように答えてあげましょう。
例)It is mandatory for individuals and businesses to file an annual income tax return, which is due by the end of March. 訳)個人・法人を問わず、毎年三月末までに確定申告を行う義務があります。
- mandatory:「義務の」
- individuals:「個人の」
- annual:「毎年の」
「確定申告」の関連表現
次は「確定申告(final tax return)」と一緒に覚えておくと便利な表現を5つ紹介していきます。
- 「税務署」: “tax office”
- 「国税庁」: “national tax agency”
- 「源泉徴収票」: “tax withholding slip”
- 「年末調整」: “year-end adjustment”
- 「住民税」: “local resident tax”
どれも税金の話をする上では必須の表現となるので、ぜひ一緒に見ていきましょう。
「税務署」: “tax office”
国税庁の一部門である「税務署」は、英語で”tax office”と表現します。
TOEICでは頻出の英語表現であり、文章では”a tax officeとして使われることが多いです。
“tax”には「税金」という意味があるので、”office(事務所)”と組み合わせることで、意味を成します。
例)We should quit tax evasion because the tax office will find out. 訳)脱税は税務署にバレるので辞めておこう。
「国税庁」: “national tax agency”
日本の行政機関の一つである「国税庁」は、英語で表現する場合”national tax agency”となります。
“national”には、「国家の」という意味があり、”agency”には「庁、代理店」といった意味があるので、これらを組み合わせることで「国税庁」を意味するのです。
ちなみに国税庁の設立は1949年6月1日であり、所得税や消費税、地方税などの様々な税の管理や執行を担っています。
例)The National Tax Agency was established on June 1, 1949. 訳)国税庁は1949年6月1日に設立されたという歴史がある。
「源泉徴収票」: “tax withholding slip”
給与から源泉徴収された所得税を記録する「源泉徴収票」は、英語で表現する場合”tax withholding slip”となります。
“withholding”は、”withhold(保留する)”の現在分詞であり、ここでは「徴収」と訳すのが適切です。
また、”slip”には「票」という意味がある名詞表現であり、これらを組み合わせることで「源泉徴収票」を意味します。
例)Withholding tax slips are issued monthly or semi-monthly. 訳)源泉徴収票は毎月、または半月ごとに発行されます。
「年末調整」: “year-end adjustment”
源泉徴収税の額が正確になるよう調整する「年末調整」は、英語で”year-end adjustment”と表現します。
“year-end”は、見ての通り「年の終わり」を意味する表現であり、問題は”adjustment”のみです。
この単語は“adjust(調整する)”の名詞形であり、意味は「調整」となります。
日本語を直訳したような言い方が正規表現となる為、非常に覚えやすい言葉と言ってよいでしょう。
例)The deadline for year-end adjustments is coming up next week. 訳)年末調整の期限が来週に迫ってきている。
「住民税」: “local resident tax”
日本語で”住民の税金”を意味する「住民税」は、英語で表現すると”local resident tax”となります。
“local resident”には、「地方・地域住民」という意味があるので、税金を意味する”tax”と組み合わせることで意味が通るのです。
ちなみに「所得税」は”income tax”、「消費税」は”tax”と表現することが出来ます。
例)Local resident tax in Setagaya-ku is too high. 訳)世田谷区の住民税は高くて困っている。
まとめ
こちらの記事では、「確定申告(final tax return)」の英語解説を中心に行ってきました。
「国税庁(National tax agency)」の一部門である「税務署(tax office)」が担っており、「脱税(tax evasion)」すると罰則の対象になります。
2月~3月に申告するのが一般的ですが、早いに越したことはないので、可能であれば1月中に済ませておきたい所です。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。