皆さんは英語で「節分」を表現できますか?

また、「豆まき」や「恵方巻」に関してはどうでしょう。

こちらの記事では、そんな日本の文化である「節分」の英語表現はもちろん、語源や英語での説明、関連語を紹介していきます。

日本の文化を説明する上で、非常に役立つ知識となるので、ぜひ参考にしてください。

「節分」は英語で何と言う?

2月に行われる日本の行事「節分」は、英語で何と表現するでしょう。

まずは、節分の英語表現を学びつつ、英語で節分を説明する為の例文を紹介していきます。

語源も一緒に紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

「節分」は英語で”Setsubun”と表現する

豆まきで鬼を追い払うイベント「節分」は、英語で”Setsubun”と表現します。

“Setsubun”は、見ての通り英単語というよりは、ローマ字表記で説明することが多いです。

というのも、「節分」自体が日本特有の文化という背景から、英語表記でも日本語の読み方で説明します

Bさん
「節分」に限らず、日本でしか行われない行事はローマ字表記をすることが基本です。

英語で「節分」を説明するには?

“Setsubun”は、先にも紹介した通り日本特有の文化です。

つまり、外国人からすると全く未知の領域となる為、“What is Setsubun?”と説明を求められる可能性があります。

そんな時は、下記のような例文を使って説明してあげましょう。

Aさん
Hey Kenta, What does “Setsubun” mean?

訳)ねえケンタ、「節分」ってどういう意味?

Bさん
It’s a traditional Japanese festival that takes place annually on Febuary 3rd or 4th.

訳)節分は2月の3日か4日に行われる日本のお祭りだよ。

Aさん
Oh I see! What kind of festival is it?

訳)ああ、そうなんだ!具体的にどんなことをするの?

Bさん
On Setsubun, you throw roasted soybeans at “Oni” to purify yourself.

訳)節分では、炒った豆を鬼にぶつけて自分自身を清めるんだよ。

「節分」の語源は?

節分とは文字通り節(季節)の分かれ目。昔は立夏、立秋、立冬、それぞれの前日のことを節分と言っていましたが、現在では立春(2月4日頃)の前日を節分といいます。

引用:DCM 様より

「節分」は、文字通り「季節」の「分かれ目」に行われる行事です。

冬が終わり、春の訪れを告げる意味合いが込められていることから、「節分」と呼ばれるようになりました。

「節分」の関連語|一緒に覚えておきたい単語

「節分」の関連語|一緒に覚えておきたい単語

次は、「節分」と一緒に覚えておきたい英単語を紹介していきます。

本記事で取り上げる英単語は下記の通りです。

  • 追い払う:”drive away”
  • 豆まき:”sowing beans”
  • 恵方巻:”Ehomaki”

どれも日本の「節分」や文化を伝える上では、非常に役立つ英単語なので、ぜひ参考にしてください。

追い払う:”drive away”

鬼を「追い払う」を英語で表現するには、”drive away”と言った英語を使うのが正解です。

“drive away”には、他にも「ぶっ飛ばす、吹き飛ばす」のような意味もあるので、色々なシーンで使えます。

他にも“get rid of”“chase away”と言った、言い換え表現もあるので、一緒に覚えておきましょう。

Aさん
例)One of the main activities of Setsubun is “Mamemaki”, in which roasted soybeans are thrown to drive away Oni and welcome good luck.

訳)節分のメインイベントの一つである「豆まき」は、炒った大豆を投げて鬼を追い払い、福を迎えるというものです。

豆まき:”sowing beans”

「豆まき」を英語で表現する場合、”sowing beans”と言います。

“sowing”は、”sow(まく)”の現在分詞形であり、「豆」を意味する”beans”とセットで使うのです。

先に紹介した例文では、”soybeans(大豆)”を”beans”の代わりに使っていますが、どちらも「豆」という意味では共通しています。

Aさん
例)In Japan, people gather to celebrate by sowing beans and shouting “Oni wa soto”.

訳)日本では「鬼は外」と叫びながら豆まきをすることで、お祝いをします。

恵方巻:”Ehomaki”

節分に食べる「恵方巻」は、英語で”Ehomaki”と表現します。

これは「節分」を”Setsubun”と表記するのと同様に、日本特有の文化であることから、ローマ字表記で説明します。

恵方巻の文化は江戸時代から始まっており、巻き寿司を丸まる一本丸かじりする行事です。

Aさん
例)Ehomaki is usually eaten silently and all at once while facing the “Eho”.

訳)恵方巻は「恵方」を向きながら、黙って一気に食べきるのが普通です。

「節分」の使い方|例文紹介

「節分」の使い方|例文紹介

最後に「節分(Setsubun)」の例文を紹介していきます。

例文を見ながら具体的な使い方を学べるので、本記事で学んだことの応用としてお使いください。

例1.「節分」の説明をする例文

Aさん
例)Setsubun is a traditional Japanese festival celebrated in February to mark the end of winter.

訳)節分とは、2月に行なわれる日本の伝統的なお祭りである。

「節分」の説明をしたい場合は、こちらの例文のように”Setsubun is ~”と始めると分かりやすいです。

“traditional”は、「伝統的な」という意味のある形容詞表現なので、文化の説明をする際に役立ちます。

例2.「節分の風習」を説明する例文

Aさん
例)The customs of Setsubun involve sowing roasted soybeans out the door to drive out evil spirits and welcome good luck.

訳)節分の風習は、炒った大豆を玄関に投げ入れ、邪気を祓い、福を迎えるというものです。

“The custom of A”で、「Aの風習は」という意味のある主語を作ることができます。

こちらも日本の文化を説明する上では非常に便利なフレーズとなるので、覚えておきましょう。

例3.「恵方巻を食べる」と説明する例文

Aさん
例)Setsubun is also a time to eat special dishes, such as Ehomaki, which is a sushi roll eaten while facing the lucky direction of the year.

訳)節分には、その年の恵方を向いて食べる恵方巻きなど、特別な料理を食べる機会があります。

「節分」の説明の中で、豆まき以外の紹介をする場合は、例文のように”A is also a time to ~(Aでは~もする)”を使うと便利です。

また、「巻き寿司」は、”sushi roll”と英語訳することができ、海外でも広く知られています。

まとめ

こちらの記事では「節分」の英語表現を紹介してきました。

本記事を通じて、覚えておくべきポイントは下記の通りです。

  • 「節分」や「恵方巻」は日本特有の文化である
  • ローマ字表記で”Setsubun”や”Ehomaki”と書くのが普通
  • 日本の文化だからこそ英語で説明できるようにしておくと良い

外国人からすると、日本の文化を広く語れる人材は非常に貴重です。

友達を増やす手段としても有効なので、ぜひ節分に限らず、様々な日本文化を英語で説明できるようになりましょう。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。