現代では何をするにしてもパソコンを使うことが多いです。

スマートフォンの普及でそれまでパソコンを使って行って来たことがスマホでもできるようになりましたが、ビジネスメールの中でも文量の多いもの、Wordなどを用いた文書作成など、まだまだパソコンを使う作業は多いです。

そんなパソコン作業をする時に欠かせないのが「タイピング」ですが、日本語の入力は慣れていても英語で文書作成となると、途端に難しいと感じる人も多いのではないでしょうか?

この記事では、英語でタイピングを速くできると得られるメリットや、英語のタイピングを練習できる無料のWEBサイト、そして英文タイピングが速くなるためのコツを紹介します。

タイピングを英語で練習するメリットとは?

タイピングを英語で練習すると、英文メール、英文文書がスラスラと書く助けになります。

例えば英語で文書を書くときは、日本語の文書作成では気が付かない以下のようなライティングの面倒臭さがありますよね。

  • 文頭は大文字にする
  • 単語ごとにスペースを入力する

なので、日本語のタイピングが既に速い人でも、英語の文書作成になるとパソコン初心者レベルのタイピング速度で文書作成する必要が出てきてしまいます。

そもそもの話、タイピングが速いことによるメリットは主に以下のようなことが挙げられます。↓

  • 仕事が速くなる(文書作成の時間短縮)
  • 次の文章を考えながら執筆できる(業務の効率化)
  • 文書作成で疲れにくくなる(余裕をもって作業が出来るため)

↑のメリットを既に得ているタイピング上級者が、英語でのタイピングで初心者レベルに戻ったら、非常にストレスに感じるでしょう。

そして逆を言えば、タイピングが得意でない人も、英語でのタイピングを練習さえすれば、英語の文書作成においてはタイピング上級者と同じレベルでメリットを受けることができるわけです。

英語でも練習できる「eタイピング」

英語でも練習できる「eタイピング」

「タイピングを練習したい」と言えば、真っ先におすすめされるのが「eタイピング」というテストツールです。

eタイピングでは自分のレベルごとに難易度を設定してタイピングを練習したり、「レベルチェック」というテスト形式で自分のタイピング力がどれくらいなのかを判定することもできます。

パソコンを使う事務仕事の応募で、このeタイピングで判定されたスコアを求められたり、派遣会社への登録の際にeタイピングを受験してスコアを測ることもあります。

それくらいeタイピングはタイピング力を養ったり測ったりするのに信頼されて用いられているというわけです。

タイピング力を養ったり測ったりするのに使われるeタイピングですが、実は英語でのタイピング練習もできます。

eタイピングのページに飛んで、一番上のタブに右から「ローマ字タイピング、英語タイピング、かなタイピング」とあるので、英語タイピングのタブをクリックすれば英語タイピングのページに飛べます。
こちらのリンクから飛ぶこともできます。)

通常のeタイピングと同様に、とても見やすくてわかりやすい操作感で、英文タイピングの練習とタイピング力の測定ができます。

「将来英語でメールや書類を処理できる仕事がしたい」

「英語で書類作成ができたら、会社or学校での仕事や勉強がもっと捗(はかど)る」

「タイピングは得意なのに、英語になると遅くなってストレス!」

↑のような方におすすめの機能です。

p検タイピングでも、英語で練習できる

「p検タイピング」でも、英語でのタイピングを練習できます。

p検とは、パソコンを含んだ情報や通信の活用能力を測る検定試験を指します。

p検公式サイトを覗くとちょっと小難しく説明されていますが、2012年までは「パソコン検定試験」と呼ばれていたのでとりあえず「パソコンのスキルを測る試験なんだな」と認識していればOKです。

パソコンの活用スキルを測るp検ですが、eタイピングのような練習ツールを無料で公開しています。

さらにeタイピングと同様に英語のタイピング練習にも対応しています。(こちらのリンクから英語のタイピング練習ページにジャンプできます。)

さらにp検はベネッセが運営する検定試験でもあるので、「資格として」履歴書に書くこともできます。

eタイピングは目安としてアピールできる知名度がありますが、明確な「資格」としての効力があるのはp検という違いがあるということですね。

もちろんタイピング試験だけでp検資格を取得できるわけではありませんが、準2級まではあらかじめインターネットで受験したタイピングテストの提出でタイピング試験が免除になるので、「p検◯級レベル」とアピールできますね。

英語のタイピングに慣れるためのコツ

英語のタイピングに慣れるためのコツ

英語のタイピングに慣れるには、練習とコツが必要です。

本項では英語のタイピングになれるために意識しておきたいコツを紹介します。

英語のタイピングに慣れるコツには主に以下のようなことが挙げられます。

英語をタイピングする機会を作る

まずは英語をタイピングする機会を作ることから始めてみましょう。

人間は必要に迫られることで初めて最大のパフォーマンスを発揮するからです。

英語でタイピングをする機会を得るには、前項で紹介したeタイピングの英語バージョンで練習しても良いですし、TOEICなどで出題されるメール形式の英文をパソコンで打ち込んでみるのもいいでしょう。

今これを書いている筆者も、本サイトで英語の例文を書いたり、英文を解説する時に英語を打ち込む機会があるので、一般的な日本人と比べてかなり英語のタイピングが速くなりました。

このように英文をタイピングする機会を作るだけでも、「慣れ」によって無意識にコツを掴んでいけます。

英文を口に出しながらタイピングする

英文を口に出しながらタイピングするのも非常に有効です。

「そんな恥ずかしいことを…」と思う方は、小声やエア発音で口にするだけでも十分な効果があります。

口に出しながらタイピングすると、口に出した音と手で打ち込む作業が段々と一致してくるからです。

例えば、日本語で「ぱぴぷぺぽ」と発音するとき、頭で「唇をくっつけてから、ポンっと音を出すように声を出す」と意識している人はいないですよね。

これは「ぱぴぷぺぽ」と言おうとする時点で既に口から「パ行」が出ているからです。

タイピングが上手な人にも同じことが起きています。

文章を書いている中で、例えば「パソコン」と打ち込もうとした時に、既に小指が「p」のキーに乗っているわけです。

日本語で文章を入力するときには、子音→母音の順番で打ち込むのがほとんどなので、慣れている人は既にパターン化しています。

しかし、英語で入力するときは、日本語で使っていた子音→母音のパターンから大きく変わるので「えっと…」となってしまうわけですね。

この日本語と英語の「パターンの違い」に慣れるために、「口に出しながらタイピングする」ことで、「口に出した音と指の動きが一致する助けになる」というわけです。

まとめ

この記事では、英語のタイピングが速くなることで業務が効率化されること、eタイピングやp検タイピングで無料で英文タイピングが練習できること、そして英語のタイピングが速くなるための2つのコツを紹介しました。

ここまでお読みのあなたは、英語のタイピングに慣れて、英文の書類作成や英文メールを効率化するために具体的に何をすれば良いかを知っており、あとは実践を残すのみとなっていることでしょう。

この記事でお伝えしたことを実践して、あなたの英語を使ったスキルが向上し、お役に立てられれば幸いです。