今回は「偶数って英語でなんていうの？」をテーマに、偶数とはどういった意味なのか、そしてどのような場面で使われるのかも解説します。
さらに、偶数を表す英語に加え、実際に使える英語例文も併せて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
偶数とは
偶数は数学で使われる考え方のひとつであり、2で割り切れる整数のことを意味しています。ある整数が偶数である場合、2を因数に持つ数であり、2で割り算をすると余りが出ないというものです。
偶数の例としては、0、2、4、6、8、10などがあり、これらの数は2で割ると割り切れるため、偶数と解釈されます。
なお、偶数の対義語として奇数があります。奇数は2で割り切れない整数を指しており、例としては、1、3、5、7、9などがあります。
奇数と偶数は整数の基本的な分類であり、数学はもちろん、日々の生活で日常的に使われているでしょう。
偶数という言葉はどのような場面で使用する？
偶数は、数学や一般的な日常生活でさまざまな場面で使用されます。
ここでは、どのような場面で使用されるかに加え、それぞれの特徴を見ていきましょう。
【数学】
偶数は数学の基本的な概念であり、数学のさまざまな分野で重要な役割を果たします。偶数と奇数は整数の基本的な分類であり、数学の概念や証明において頻繁に使用されます。
【数字の特性】
偶数は日常生活で数字に関する情報を表現するために使われることも少なくありません。たとえば、偶数の日付（例: 2月4日）、偶数の年齢（例: 30歳）、偶数の金額（例: 1,000円）などがあります。日々の生活で何気なく使用している数字も、実は偶数であるといったこともあるでしょう。
【データ分析と統計学】
データ分析や統計学において、偶数や奇数のカウントが必要な場合があり、データセットの特性を理解し、統計的な分析を行うために使用されます。
【プログラミング】
プログラムやコンピュータサイエンスにおいて、条件分岐やループ処理などで偶数や奇数を判定するために使用されます。たとえば、特定の操作を偶数の要素にのみ適用するプログラムを書く場合などがあるでしょう。
【ゲームとエンターテイメント】
偶数と奇数は、ゲームやエンターテインメントのルールやランダムな要素を決定するために使用されることがあります。たとえば、コイントスやサイコロの出目が偶数か奇数かを判定する場合などがあります。
偶数は数学的な概念だけでなく、日常生活やさまざまな分野で幅広く使用されています。偶数と奇数は数字の性質を理解し、計算や判断を行う際に便利な基本的な概念です。
偶数は英語でなんていうの？
偶数を意味する英語の表現は”even number”です。
even number は、整数の中で2で割り切れる数を指します。一方、2で割り切れない整数は”odd number”（奇数）と呼ばれます。
偶数にまつわる英語
偶数にまつわる英語の表現や用語についていくつか紹介します。
- Evenly Divisible：均等に割り切れる
偶数は2で割り切れるため、「evenly divisible by 2」と表現することがあります。たとえば、”6 is evenly divisible by 2″（6は2で均等に割り切れる）といえます。 - Evenly Spaced：均等に配置されている
数字が均等に配置されている場合、これを表現するために “evenly spaced” という表現が使われます。たとえば、”The even numbers from 2 to 10 are evenly spaced”（2から10までの偶数は均等に配置されています）といった解釈が可能です。 - Even-Odd Test：偶奇のテスト
プログラミングなどのコンピュータサイエンス分野で、特定の整数が偶数か奇数かを判定するプロセスを指すときに “even-odd test” といいます。 - Even Parity：偶数パリティ
データ通信やデータストレージにおいて、データのビット列に偶数の1の数が含まれるように調整されたパリティ（エラー検出）方式を指すときに “even parity” という表現が使われます。
偶数を使った実際に使える英語例文
偶数は英語で、even numberといいます。ここでは、偶数を使った実際に使える英語例文を見ていきましょう。
【Shopping for Items in Pairs】
ダイニングスペースにイスを買いたいです。
そうですね。どれくらいの数のイスが欲しいですか。
6脚欲しいですね。偶数にしましょう！
【Discussing Age】
一番下のこどもは何歳ですか。
4か月になったばかりです。
おお！そうなんですね！4は偶数ですよね。
【Planning a Game Night】
今週の土曜日、友だちを呼んでゲームナイトしようよ！
楽しそう！何人参加できるの？
だいたい2～4人かな。だから人数が偶数になるように調整しよう。
【Discussing Sports Scores】
昨夜、サッカーの試合を見ましたか。
あれは激しかったね！3-2で終わったよ！
同点じゃなかったんだね。接戦だったんだろうね。
【Sharing Household Chores】
家事をもっと公平に分担するべきだと思います。
そうですね。まずはどのような家事があるのかをリスト化して、家族の人数に合わせて分担していきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「偶数って英語でなんていうの？」をテーマに、偶数を表す英語や、偶数にまつわる英語を紹介しました。さらに、偶数とはどういった意味なのか、そして偶数を使用する場面についても併せて解説しました。
そのほか、偶数を使った実際に使える英語例文も紹介しているので、ぜひ英語学習の役に立ててください。
オーストラリアのセカンダリースクールで高校時代を送り、17歳で英検準1級、TOEIC920を取得しました。大学時代はスウェーデンの大学、大学院に留学し、国際移民について学び、その後、京都の大学院の博士課程にて「移民排斥」に関する研究を行いました。 英語論文、英文エッセイの執筆経験があり、大学院時代は多くの受験生に英語を指導しました。現在はWebライターとして活動する傍ら、「使える英語」を近所の子供たちに教えています。