日本は海に囲まれた島国であり、さまざまな魚介類が身近な食材として食卓に並びますよね。普段からサバやサケ、エビ、イカ、アサリ、シジミなどを頻繁に食べているのではないでしょうか。

中でも貝類はたんぱく質や健康的な脂肪、ミネラルが豊富に含まれており、世界の貝類市場規模が拡大すると考えられています。

そんな「貝」ですが、英語で何と表現するのかパッと思う浮かばない方も多いでしょう。
また、普段なんとなく食べていますが、貝の生態について詳しく知らない方もいますよね。

そこで今回は、貝の特徴を解説したうえで、英語表現についても解説します。
ぜひ最後までご覧ください。

「貝」の特徴

「貝」は英語で?

スーパーで気軽に購入できる貝ですが、生きている状態を観察したり、生態について調べたりしたことがある方は少ないでしょう。

そこでまずは貝の特徴について解説します。

大きく2種類の分けられる

一口に貝といってもさまざまな種類がありますが、大きく2種類大別でき、一つは「二枚貝」、もう一つは「巻貝」です。

二枚貝は上下2枚の殻があり、殻の中にすっぽりと身が入れるようになっているのが特徴です。アサリやシジミ、ハマグリ、ホタテなど普段身近に食べている貝類の多くは二枚貝に分類されます。

一方、巻貝は、らせん状に巻いた貝殻が特徴です。二枚貝のように閉じたり、開いたりすることはありません。サザエやタニシ、さらにカタツムリも巻貝に分類されます。巻貝と二枚貝は見た目が大きく異なるので、すぐに判別可能でしょう。

二枚貝と巻貝の違い

二枚貝と巻貝は同じ貝類ですが、見た目だけが違いではありません。というのも、巻貝の場合、敵から身を守るときに体をすべて殻の中に入れ、入口部分を硬いフタでしっかりと閉じます。

一方、二枚貝の場合、敵に襲われると貝殻の中に体を入れ、貝柱という強い筋肉で殻が空かないようにします。

さらに、巻貝は目や触覚があるのに対し、多くの二枚貝には目や触覚がありません。つまり、二枚貝と巻貝は見た目の違いだけでなく、敵から身を守る方法や触覚の有無にも違いがあるのです。

貝殻はどうやってできる?

貝は硬い殻が特徴ですが、どのようにできているのか知らない方も多いでしょう。

貝の殻は「炭酸カルシウム」と「タンパク質」のでできています。炭酸カルシウムというのは人間の歯や大理石、セメントなどの成分となっている頑丈な素材です。

そして、貝は体から炭酸カルシウムとたんぱく質を出して殻を形成しています。体が大きくなるごとに徐々に殻を大きくしています。貝殻から身がはみ出ることなくすっぽりと覆われているのは、貝自身が貝殻から体をがはみ出さないように大きさを調整しているからなのです。

貝の模様

貝殻の模様は同じものが一つもないと言われており、個体によって模様が異なります。

貝殻の模様は親から受け継いだ遺伝子や食べ物、海の環境などの影響を受けるため、個体ごとに模様が変わるのです。とくにアサリは模様の変化が出やすいとされています。

「貝」は英語で?

「貝」は英語で?

「貝」は英語で何と表現するのでしょうか。

3つの表現がありますが、それぞれ意味合いが異なるのでチェックしていきましょう。

shellfish

「貝」は英語でshellfishと言います。主に食用となる貝全般を指し、二枚貝や巻貝もshellfishに含まれます。

Aさん
We eat a lot of shellfish, like oysters and Japanese littleneck clam.
わたしたちは牡蠣やアサリなど多くの貝を食べます。
Aさん
I’m allergic to shellfish.
わたしは貝のアレルギーです。

clam

clamも貝を意味する単語ですが、中でも「二枚貝」という意味で用いられます。先ほど紹介したアサリやシジミ、ハマグリ、ホタテなどのことですね。

つまり、shellfishの中の一種にclamがあるというイメージです。

Aさん
Japanese littleneck clams go well with miso soup.
アサリは味噌汁によく合います。

snail

サザエやタニシ、さらにカタツムリなどが巻貝に分類されますが、「巻貝」は英語で「snail」と言います。

snailといえば「カタツムリ」というイメージがあるでしょう。snailは「カタツムリ」と「巻貝」の両方を意味する英単語なのです。また、カタツムリの動きが遅い様子から「snail=のろま」という意味の名詞で用いられることもあります。

Aさん
There were a lot of river snails in the river.
川にたくさんのタニシがいました。

「貝」に関連する英語表現

潮干狩り

貝の英語表現について解説しました。

ここでは「潮干狩り」や「貝から砂を抜く」などの英語表現について解説します。

貝から砂を抜く

貝を使って料理をする際、砂を貝から抜く工程がありますよね。貝に砂が入ったまま調理してしまうと、いざ食べるときに砂が口に入ってしまいます。

そんな「砂抜き」は英語で「remove sand from clams」と言います。removeは「取り去る」「取り除く」などの意味なので、「remove sand」=「砂を取り除く」となります。

Aさん
Please remove sand from the Japanese littleneck clams before cooking.
調理する前にアサリから砂を抜いてください。

潮干狩り

夏休みになると海にいって潮干狩りをする子どもの姿を見かけますよね。

「潮干狩り」は英語で「clamming」や「clam digging」、「shell gathering」などと表現できます。「digging=掘ること」「gathering=集まり」という意味です。

Aさん
My daughter seems to be looking forward to the clam digging.
娘は潮干狩りに行くのを楽しみにしているようです。

 

貝柱

貝柱とは二枚貝に2箇所付いている強い筋肉のことですね。

「貝柱」は英語で「adductor muscle」と言います。「筋肉」という意味のmuscleと「内転筋」という意味のadductorを組みあわせて「貝柱」という意味になります。

また、直訳すると「貝の靭帯」という意味になる「a shell ligament」も貝柱という意味で用いられることがあります。

Aさん
I’m going to teach you how to turn scallop adductor muscle into stock.
わたしはホタテの貝柱をどのように出汁にするかをあなたに教えます。

まとめ

いかがでしょうか。

今回は「貝」の英語表現について解説しました。

貝の種類や生態について、知らないことも多かったのではないでしょうか。

貝全般を英語で表現するときはshellfish、貝の中でも「二枚貝」を表現するときはclamを使いましょう。また、snailは「巻貝」という意味もありますが、「カタツムリ」という意味でも使われる単語ですよ。
ただ、snailは「巻貝」のほか「カタツムリ」「のろま」という意味もあるので一緒に覚えておくと便利です。

また、今回は「潮干狩り」や「貝から砂を抜く」などの英語表現も紹介しましたので、料理の話や夏休みの話をするときに活用してみてくださいね。