お客さんが来たときや、友達にくつろいでもらいたいとき、「ごゆっくりどうぞ」や「ゆっくりしていってね」と言いたくなる場面はよくありますよね。
日本語では自然に使えるこの言葉ですが、英語ではどのように表現するのでしょうか?
この記事では、「ごゆっくりどうぞ」「くつろいでください」「お気楽にどうぞ」など、日常のちょっとしたおもてなしの気持ちを伝える英語表現を紹介します。
英語を勉強し直している人でもわかりやすいように、例文つきで丁寧に解説していきます。
海外の友人を自宅に招くときや、旅行中に誰かに声をかけるときにも役立つフレーズばかりです。
ぜひ英語での優しいひとことを身につけましょう。
「ごゆっくりどうぞ(ごゆっくりお過ごしください)」を英語で何て言う?
「ごゆっくりどうぞ」は英語で直訳が難しい表現ですが、状況に応じていくつかの自然なフレーズがあります。
もっともよく使われるのが、以下の表現です。
- Make yourself at home.
- Take your time.
- Relax and enjoy.
英語表現①:Make yourself at home.
“Make yourself at home.”は「ご自宅のようにくつろいでください」という意味。
とてもよく使われる英語の表現で、友人や知人を家に招いたときにぴったりです。
例文はこちらです。
Please come in and make yourself at home.
(どうぞ入って、ごゆっくりどうぞ。)
英語表現②:Take your time.
“Take your time.”は「ごゆっくりどうぞ/急がないでください」という意味を持ちます。
この表現は、誰かが何かをしているときに「焦らなくていいですよ」という気持ちを伝える英語です。
例文はこちらです。
There’s no rush, take your time.
(急ぎませんので、ごゆっくりどうぞ。)
英語表現③:Relax and enjoy.
最後に紹介するのは、”Relax and enjoy.”(リラックスして楽しんでください)という表現。
これは、おもてなしの場面だけでなく、旅先やイベントなどでも使いやすい英語のフレーズです。
例文はこちらです。
Welcome to our home. Relax and enjoy.
(ようこそ我が家へ。ごゆっくりどうぞ。)
「ゆっくりしてね」を英語で何て言う?
家族や友達にちょっと声をかけたいとき、「ゆっくりしてね」という優しいひとことがあります。
英語ではどう言えばいいのでしょうか?
日本語のニュアンスに近いフレーズを紹介します。
- Take it easy.
- Have a relaxing time.
英語表現①:Take it easy.
これは、「気楽にね/ゆっくりしてね」という意味の表現です。
カジュアルな英語表現で、日常的によく使われます。
例文はこちらです。
You’ve been working hard. Take it easy today.
(ずっと頑張ってたから、今日はゆっくりしてね。)
英語表現②:Have a relaxing time.
“Have a relaxing time.”は「ゆっくりしてね」に近い「リラックスした時間を過ごしてね」という意味の表現です。
例文はこちらです。
I hope you have a relaxing time at the spa.
(スパでゆっくりしてきてね。)
「ゆっくりしていってね」を英語で何て言う?
「これから帰る前に、もう少しゆっくりしていってね」というニュアンスを英語で伝えるときには、以下のような表現が自然です。
- Feel free to stay as long as you like.
- Stay and relax for a while.
英語表現①:Feel free to stay as long as you like.
まずは”Feel free to stay as long as you like.”(好きなだけいてください/ゆっくりしていってね)です。
“feel free to”は「自由に〜してね」で、”as long as you like”は「(あなたが)好きな期間だけ」という意味があります。
例文はこちらです。
You don’t have to leave right away. Feel free to stay as long as you like.
(すぐに帰らなくてもいいよ。ゆっくりしていってね。)
英語表現②:Stay and relax for a while.
次に紹介するのは”Stay and relax for a while.”(しばらくゆっくりしていって)。
“for a while”(しばらくの間)を足すことで、すぐ帰宅する必要はなく「一定時間滞在していいよ」というニュアンスを出せます。
例文はこちらです。
You’ve had a long trip. Stay and relax for a while.
(長旅だったね。しばらくの間ゆっくりしていって。)
「くつろいでください」を英語で何て言う?
誰かに安心して過ごしてほしいとき、「くつろいでください」という言葉を使いますよね。
英語でもその気持ちを伝えましょう。
- Sit back and relax.
- Make yourself comfortable.
英語表現①:Sit back and relax.
最初に紹介するのは”Sit back and relax.”(くつろいでください)です。
例文はこちらです。
Sit back and relax. I’ll take care of everything.
(くつろいでて。全部私がやるから。)
英語表現②:Make yourself comfortable.
また”Make yourself comfortable.”(楽にしてください/くつろいでください)という表現もあります。
例文はこちらです。
Come in and make yourself comfortable.
(入って、楽にしてね。)
「お気楽にどうぞ」を英語で何て言う?
もっとカジュアルで親しみのある雰囲気を出したいとき、「お気楽にどうぞ」という英語表現も役に立ちます。
- No pressure.
- Feel free to do anything.
英語表現①:No pressure.
まず紹介するのは”No pressure.”(気にしないで/無理しないで)という表現です。
日常会話でよく使われます。
例文はこちらです。
No pressure—just do what you feel like.
(お気楽にどうぞ。好きなようにしてね。)
英語表現②:Feel free to do anything.
さらに”Feel free to do anything.”(なんでも自由にしていいよ)も「お気楽にどうぞ」に近いニュアンスで使える表現です。
例文はこちらです。
Hey, my house is all yours tonight. Feel free to do anything!
(ねえ、今夜は私の家を使って。なんでも自由にしていいよ!)
まとめ
今回は「ごゆっくりどうぞ」の英語表現を紹介しました。
英語では直訳が難しいですが、状況に合わせて”Make yourself at home”や”Take your time”などを使うことで、優しい気持ちを伝えることができます。
英語を学び直している人でも、これらの表現は日常会話ですぐに使える便利なフレーズばかりです。
大切なのは、相手に安心してもらいたいという心です。
英語の言葉にのせて、その思いやりを伝えてみてくださいね。
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