今回は「エラーって英語でなんていうの?」をテーマに、エラーの意味や使用例に加え、エラーにまつわる英語や実際に使えるフレーズを紹介します。
ぜひ、英語学習の参考にしてください。
「エラー」の意味や使用するシーンを紹介
ここでは、「エラー」の意味や、使用する場面を見ていきましょう。
「エラー」の意味
エラーとは、注意力、知識、判断力の欠如により、誤った判断や発言をすることであると定義できます。特定のプロセスにおいて、正確さや正しさから逸脱することであり、人はもちろん、コンピューターやシステムにおいてもエラーが発生することがあります。
エラーが発生したことを認識し、それを防止または排除する方法を学ぶことが大切であり、しばしば「トライ&エラー」といった言葉が使われます。
「トライ&エラー」とは、試行錯誤することほとんど同義であり、何度も試して失敗を重ねて、成功を目指すのです。
「エラー」の具体例
エラーは、学業、仕事、個人的なことなど、さまざまな場面で発生する可能性があります。学業の場では、テストや宿題の不正解、単語のスペルミス、数学的計算ミスなどがエラーになります。コンピュータを使っていても、「エラー」表示が出てしまうことがあります。
そして、仕事上では、計算間違い、締め切りの遅れ、データの誤った解釈などが考えられます。また、個人的な場面では、間違った思い込みや意見がエラーになることがあります。
「エラー」は英語でなんていうの?
「エラー」という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。ここでは、「エラー」は英語でなんていうのか詳しく見ていきましょう。
「エラー」は英語で”error”といい、発音も日本語と同じく「エラー」といいます。日本語の「エラー」は英語の”error”が語源なので、覚えやすいですよね。
そのほか、軽微な間違いについては、一般的な表現として”I made a mistake.”も使うことができます。何かに失敗したときや間違いを犯したときに、”I made a mistake.”「間違いを犯しちゃった」ということで、相手に間違いが発生したことを伝えられます。
また、エラーの内容についてより詳細に伝えたいときは、”I made an error in~”といったように、”in~”に内容を付けることでエラーの具体的な内容を伝えられます。
(例)
I made an error in accumulating data.
データ収集を誤ってしまいました。I made an error in calculation.
計算を間違えてしまいました。
なお、「エラー」はさまざまなシーンで使うことができ、使う場面や文脈によって、いろいろな解釈ができます。
- 間違い:なにかが正しく行われなかった、あるいは意図したとおりに行われなかったことを意味します。
- 誤作動:なにかが壊れたり、正常に動作しなくなったりしたことを意味します。
- 故障:システムやプロセス、機械などが壊れていたり、不具合が生じていたりする状態を意味します。
以上3つの中で、特に2番目の「誤作動」と「故障」に関して「エラー」が使われ、英語においても”error”と表現して問題ありません。1番目の「間違い」については、mistakeで表現することもできます。
なお、”There’s been an issue”というフレーズは、エラーが発生したことを知らせるために使われることもあります。ただし、”issue “はちょっとしたミスから大きな問題まで、あらゆる意味を持つので、具体的なエラーの内容を補足して説明することが大切です。
error 対 mistake
英語では、”error” と “mistake” の違いについて議論されることも多いですが、皆さんは”error” と mistake” の違いについて、何が違うのか明確に説明できるでしょうか?
“error” と mistake” の相違点について考察していきます。
”error”と”mistake”の相違点
どちらも、「何か間違ったことをすること」に言及していますが、”mistake” は “error” に比べるとフォーマルではなく、取るに足らないものです。人はすでに知識は持っていても、心配りや注意が足りないと間違いを犯します。
しかし、”error” はもっとフォーマルなもので、人が誤り(error)を起こすとき、それは適切な知識が欠如しているからです。
”mistakes(間違い)”は、誰かが何かをするために適切な知識を持っているときによく起きます。しかし、彼らは”mistakes”(間違い)をあまり気にしていません。そういえば、careless mistakes(不注意による間違い)という表現もよく使われますね。
いくつかのタスクを同時に行うとき、たくさんの小さな間違いを起こす人もいる。
上記の英文では、”mistakes” を使うのがふさわしく、これを”errors”に置き換えることはできません。
一方、”error” はもっとフォーマルで、人が適切な知識を持っていない場合によく起こります。そのため、その人はそれを修正できず、誰かのガイダンスが必要になってきます。
あるWebサイトへログインしようとして認証に失敗したとき、多くの人が”error 401″ を見たことがある。
“mistake”は、フォーマルではない「軽微な間違い」について言及しているので、”mistake”を”error”で置き換えられないこともあります。具体例を見てみましょう。
あなたがどれだけ有害かを知っている有害な男性の元に戻ったとき、あなたは間違いを犯したのではなくて、選択をしたのだ。
この文で、”mistake”を”error”に置き換えることはできません。
「エラー」を修正してほしいときは、英語でなんていうの?
ここでは、「エラー」が発生したあと、修正を依頼するときの英語表現を見ていきましょう。
【だれかにエラーを直してほしい場合】
“Please take care of this error.”
このエラーを診てもらえませんか。“Please fix this trouble.”
この不具合を修理してもらえませんか。
さらに、”We need to address this error.”というフレーズを使えば、エラーにできるだけ早く対処して修正する必要があることを示すことができます。
「エラー」が修正されたときは英語でなんていうの?
次に、「エラー」が修正されたときの英語表現を紹介します。
【エラーが修正された場合】
“It is all fixed.”
すべて解決されました。“Everything’s back on track.”
すべて正常に戻りました。
さらに、”We’ve got it all sorted out.”というフレーズは、エラーが解決されたことを意味するために使われることもあります。
「間違い “mistake”を修正する」は英語で何と言う?
「エラーを修正する」を何というかが分かったところで、次に「間違い “mistake”を修正する」を英語で何と言うかを見ておきましょう。
「間違いを修正する」は、英語で “correct a mistake” や “fix a mistake”と言います。
先ほども説明したとおり、”mistake”は 知識として知っているけど、不注意のため犯してしまった軽微な間違いのことなので、「間違いを正す、修正する」というニュアンスで使われます。
仕事でたくさんミスをしてしまう傾向があるんだ。どうすれば、他の人を巻き込まずに不注意ミスを修正できるかな?
あまり深刻にとらえないで。私に時間があれば、ミスを修正するのを手伝ってあげるよ。
「エラー」にまつわる英語
ここでは、「エラー」にまつわる英語を見ていきましょう。
- gross error:大間違い
- literal error:誤字
- error signal:誤差信号
- error checking:エラーチェック
- error code:エラーコード
- previous error:以前の過ち
- cumulative error:累積誤差
- error in spelling:スペルミス
- error of judgement:判断ミス
- fatal error:致命的なエラー
- radical error:根本的なエラー
- error message:エラーメッセージ
- compilation error:コンパイルエラー
「試行錯誤」を英語で言うと?
「試行錯誤を英語で何と言う?」と聞かれたときに、「トライアンドエラー」と答える人は意外と多いのではないでしょうか。
「試行錯誤」は、英語で ”trials and errors” となります。「錯誤」は “error”を”errors” と複数形にするだけでいいのですが、「試行」の部分は、”try”を複数形にしようとするのではなく、”trial”「試験」を”trials”と複数形にして使います。
ちなみに、「臨床試験」は英語で “clinical trials”といいます。
彼らは何度も臨床試験を行って、試行錯誤の末、その新薬は承認されて世に出た。
すぐに使える英語フレーズ
ここでは、すぐに使える英語フレーズを見ていきましょう。
このエラーコードはどういった意味があるのでしょうか。
どうやってエラーを確認できますか。
これが夏休み前の最後の英語のテストです。スペルミスがないかダブルチェックを忘れないようにしてください。
計算の手順を間違えてしまい、大変申し訳ございません。
心配いりません。私が直しておきます。
なぜ、減点されているのですか。
なぜなら、文法的な間違いがいくつかあったからです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「エラーは英語でなんていうの?」をテーマに、エラーの意味や英語表現を解説しました。”error”と “mistake”は似たような意味を持っていますが、置き換えができない場合もあることについても説明しました。”error”は”mistake”より深刻なもので、コンピュータを使っていてエラー表示が出たら、何かしら対応が必要です。また、エラーにまつわる英語や、実際に使えるフレーズも合わせて紹介しました。
エラーは英語で“error”といい、さまざまなシーンで使用できます。日本語の「エラー」とほとんど同じ発音なので、比較的覚えやすいでしょう。
今回紹介したエラーに関連する英語やフレーズを覚えて、ぜひ英語学習に役立ててください。
Please do not hesitate to make a mistake. Keep studying!
ミスを恐れずに、勉強を続けましょう!