皆さんは、新しいSNS「Threads(スレッズ)」をもうインストールしましたか? Threads は Facebook(フェイスブック)や Instagram(インスタグラム)で有名なMeta社がリリースしたSNSということもあり、世界中で大きな注目を集めています。

しかし、これから Threads の利用を始めるか検討するにあたって、そのデメリットが気になっている人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、Threads のデメリットをテーマに詳しく解説していきます。全部で8種類のデメリットについて、その詳細や対策の仕方などを取り上げるので、デメリットが気になって Threads に手を出していない人は、ぜひ参考にしてください。

Threads(スレッズ)とは?

Threads(スレッズ)とは?

Threads とは、SNS業界大手のMeta社が2023年7月6日にリリースした、最新SNSアプリです。人と人とのコミュニケーションなどが繋がるイメージから、「糸」を意味する “thread” の複数形が名称に使われています。

Threads は Twitter と似たテキストベースのSNSで、1回で500文字までの文章を投稿できます。また、Instagram 同様に画像も共有しやすく、1回につき10枚までの画像を投稿できます。

そのほか、完全無料かつ広告なしで使えることなど、Threads には多くのメリットがあります。そのため、リリースから1週間も経たずに世界ユーザーは1億人を超え、現在もその人気は日々高まっています。

しかし、そんな Threads にもデメリットは存在します。利用し始めてから後悔することのないよう、事前にどんなデメリットがあるか確認しておくことが重要です。具体的なデメリットについて、次の見出しで詳しく確認していきましょう。

Threads(スレッズ)のデメリットとは?

Threads(スレッズ)のデメリットとは?

Threads はメリットの多いSNSですが、同時にデメリットも一定数存在します。

ここでは、特に気をつけたいデメリットを10種類厳選しました。1つずつ詳しく確認していきましょう。

デメリット①:Instagram(インスタグラム)と完全に紐づいている

Threads は、使用するアカウントが Instagram(インスタグラム)と完全に紐づいている点に注意が必要です。

Threads は正式名称を「Threads, an Instagram app」と言い、あくまで Instagram の派生的存在のアプリです。そのため、ログイン時には Instagram で使用するアカウントがそのまま使用されます。

これがなぜデメリットなのかというと、Threads のアカウントを削除しようとすると、Instagram のアカウントごと削除しなければならないからです。これら2つは完全に紐づいているため、片方だけを削除することは現状できません。

また、Threads と Instagram をそれぞれ別々に運用したい場合も、アカウントやユーザー名でバレる可能性が高いので、十分に注意しましょう。

デメリット②:PCブラウザでは基本的に使用できない

Threads は、iPhone や Android 端末で使うスマートフォンアプリとしてリリースされました。そのため、PCブラウザでは基本的に使用できない点がデメリットとして挙げられます。

たとえ Instagram アカウントを持っていても、PCブラウザからだとログインもできなければ、投稿(スレッド)の検索などもできません。

ただ、https://www.threads.net/@kimini.jp のように、閲覧したいアカウントのURLがわかっている場合に限り、そのアカウントの投稿を閲覧することだけは可能です。

PCブラウザでの利用は今後のアップデート等で変わる可能性もありますが、現状は難しいと思っておきましょう。

デメリット③:投稿のキーワード検索ができない

Threads には、投稿のキーワード検索機能が備わっていない点も、人によってはデメリットに感じられるでしょう。

Threads にも検索機能自体はありますが、リリース時点ではアカウント名での検索のみに対応しています。そのため、Twitter(ツイッター)や Instagram(インスタグラム)のように、キーワードを含んだ投稿を抽出するような検索の仕方はできず、情報収集の手段としては使いにくく感じられるかもしれません。

デメリット④:ハッシュタグ(#)機能がない

Threads には、ハッシュタグ(#)で投稿をタグ付けする機能が備わっていない点にも、注意が必要です。

ハッシュタグはもともと、Twitter 上で1人のユーザーが使い始めたものが世界的に広まり、今では Instagram をはじめ、ほかのSNSでも多く使用されています。

しかし、Instagram と同じMeta社が手掛けているにもかかわらず、Threads にはハッシュタグ機能が実装されていません。そのため、これまでハッシュタグでのタグ付けに慣れていた人は、最初のうち使いづらさを感じる可能性があります。

デメリット⑤:ダイレクトメッセージ(DM)機能がない

Threads には、Twitter や Instagram にはあるダイレクトメッセージ(DM)機能がない点も、1つのデメリットとして挙げられます。

DMとは、ユーザー同士が個別にメッセージをやり取りする機能です。これを活用することで、ほかのユーザーに内容を知られることなくコミュニケーションを取れます。

今まで別のSNSでDMをよく使っていた人には不便ですが、もちろん投稿へのコメントなどは可能なので、コミュニケーション自体は問題なく取れます。個々のユーザーと秘密裡にメッセージをやり取りしたい場合は、今後のアップデートに期待しましょう。

デメリット⑥:投稿(スレッド)の下書きができない

Threads は、投稿(スレッド)を作成する際、下書きができない点にも注意が必要です。

同じテキストベースのSNSである Twitter の場合は、ツイートの下書きを保存し、推敲してから投稿ができました。しかし、Threads では下書き保存ができないので、常にぶっつけ本番で投稿しなければなりません。

もし Threads で下書きをしたい場合は、他のメモアプリを使うなどして、工夫して活用するとよいでしょう。

デメリット⑦:興味のないスレッドも表示される

Threads には、Twitter や Instagram と同様にタイムラインの機能があります。しかし、特定のアカウントの投稿だけを抽出するリスト機能などは実装されていないため、興味のない知らない人の投稿(スレッド)も流れてきてしまいます。

また、流れてくるスレッドの選定も、Threads 側の独自アルゴリズムで決定しているようで、時系列順にはなっていません。今後のアップデートで機能が拡張される可能性は高いですが、現状はあまり目的を限定せず、寛大な気持ちで利用するのがよいでしょう。

デメリット⑧:翻訳機能がない

Threads には、投稿を翻訳する機能が実装されていません。そのため、海外アカウントの投稿を主に見る人は注意が必要です。

ただし、同じMeta社のSNSである Instagram に翻訳機能が備わったのも、比較的最近の2021年です。そのため、Threads も今後のアップデートの中で、翻訳機能が追加される可能性は高いといえるでしょう。

まとめ

今回は、今話題の新SNS「Threads(スレッズ)」のデメリットをテーマにお話ししてきました。

今回ご紹介したデメリットは、人によって感じ方が異なります。ある人には些細なことに感じられたとしても、ある人には利用を左右する大きなデメリットに感じられることもあるでしょう。

Threads は基本的には使い勝手のよいおすすめアプリですが、使ってから後悔することのないよう、事前にデメリットを確認しておくことが重要です。

今回の内容を読んで、自分にとってはデメリットよりもメリットが多いと感じた人は、ぜひ Threads のアプリをインストールしてみてください。