皆さんこんにちは!今回は「樹脂」の英語についてです!
「樹脂」は、私たちの日常生活においてさまざまな形で存在しています。
みなさんはそんな「樹脂」を英語で何というかご存じでしょうか?
今回は「樹脂」や何気なく使っている「プラスチック」や「ゴム」、「シリコン」、最近流行りの「脱プラスチック」の英語表現をご紹介します。
それでは見ていきましょう。
「樹脂」の英語とは?
早速ですが、「樹脂」の英語を見ていきましょう。
「樹脂」は英語で”resin“(レジン)といいます。
“resin“は日常生活であまり耳にしませんが、「樹脂」のみを意味するシンプルな英語です。
次に、そもそも「樹脂」は一体なんなのかを解説します。
「樹脂」は天然由来または合成された有機物を指し、その特性によってさまざまな用途に使用されるものです。
木に切れ目を入れると、樹液が出てきますよね。厳密に言うと「樹液」と「樹脂」は異なりますが、あれが「樹脂」となります。
「樹脂」は、接着剤や塗料、および医療材料など、私たちの生活に幅広く利用されています。
「樹脂」は英語で”resin“(レジン)と表現できるとご紹介しましたが、”rosin“(ロジン)も「樹脂」を意味します。
“resin“(レジン)と”rosin“(ロジン)の違いは、”resin“(レジン)は広範囲の「樹脂」を表現でき、”rosin“(ロジン)は主にスポーツや楽器用に使う樹脂を意味します。
“resin“(レジン)の方が一般的ですので、まずは”resin“を覚えていただけると良いです。
例文:
This sculpture is made from a special type of resin.
訳) この彫刻は特殊なタイプの樹脂で作られています。
樹脂についてご理解いただけたと思います。
樹脂についての英語をさらに深堀していきましょう。
様々な種類の「樹脂」の英語とは?
「樹脂」にはさまざまな種類があり、それぞれ異なる特性を持っています。代表的な樹脂とその英語をご紹介します。
漆(うるし)
「漆」の英語は”Japanese lacquer“(ジャパニーズラッカー)といいます。
漆器のように漆をモノに活用するのは日本のみのようで、”Japanese“と固く光沢のある塗料を意味する”lacquer“で「漆」を意味します。
ウルシの木から取れる「樹脂」で、触るとかぶれることでも知られています。塗りあがりが美しく、固まると熱や油などに耐性を持つことから、日本では食器や家具の塗料として広く使われています。
松脂(まつやに)
「松脂」の英語は、”pine resin“(パインレジン)もしくは”rosin“(ロジン)といいます。
松の木から取れる天然「樹脂」が松脂です。さまざまなスポーツで滑り止めとして使われています。また、楽器に塗って滑りを調整する目的で使われます。
琥珀(こはく)
「琥珀」は”amber“(アンバー)といいます。
琥珀は樹脂の一種で樹脂が固まり化石になったものです。非常に硬いのが特徴で、宝石や装飾品として使われています。
代表的な樹脂の英語は以上となります。
他にも樹脂はありますので、興味があれば調べていただければと思います。
続いては、「プラスチック」についてです。
「プラスチック」の英語とは?
「プラスチック」の英語は、”plastic“となります。
プラスチックは樹脂の一つで、先ほどご紹介した漆や松脂、琥珀は天然由来のもので、プラスチックは石油などを原料とした人工的な樹脂となります。
“plastic“は「人工的な」という形容詞の意味を持つので、覚えやすいですね。
例文:
I try to reduce my use of plastic by using reusable water bottles.
訳)使い捨てのプラスチックを減らすために再利用可能な水筒を使っています。
The packaging for the product is made of recyclable plastic.
訳)その製品の包装は再生可能なプラスチックでできています。
最近のトレンド「脱プラスチック」の英語とは?
プラスチックの英語はご理解いただけたと思います。
続いては、最近よく耳にする、「脱プラスチック」の英語です。
「脱プラスチック」はクリーンな社会を目指すためにプラスチックを使用しないことを進める取り組みです。
この「脱プラスチック」は英語でなんというのでしょうか?
「脱プラスチック」は英語で”plastic-free“(プラスチックフリー)といいます。
この”-free“という表現は「なくす」や「ゼロ」を表します。
例えば、”tax-free“は「免税」、”barrier-free“(バリアフリー)などはよく耳にしますよね。
例文:
We aim for a plastic-free society.
訳)プラスチックのない社会を目指します。
Some stores are replacing plastic straws with paper straws.
訳)ある店ではストローをプラスチック製から、紙製に取り替えます。
Microplastics are having a negative impact on the ocean.
訳)マイクロプラスチックが、海洋に悪影響を与えています。
「脱プラスチック」はニュースや日常の話題でよく出てきますので、ぜひ押さえていただければと思います。
「ゴム」の英語とは?
続いては「ゴム」の英語です。
「ゴム」は樹脂とは別の素材として定義されていますので、樹脂と併せてご覧いただければと思います。
「ゴム」の英語は、”rubber“(ラバー)となります。
「ゴム」も英語であると思われがちですが、「ゴム」はラテン語に由来しており、英語では”rubber“です。
ゴムも樹脂と同じく、樹木などから生成され、人工的に作られた合成ゴムも存在します。
ゴムは熱を加えると固まる熱硬化性、樹脂は熱を加えると溶ける熱可塑性という性質をもっており、これがゴムと樹脂の違いとなります。
例文:
The soles of the new shoes are made of durable rubber.
訳)新しい靴の底には、耐久性のあるゴムが使われています。
続いては「シリコン」の英語です。
「シリコン」の英語とは?
続いては、「シリコン」の英語をご紹介します。
まず、シリコンは「樹脂」と「ゴム」、両方存在します。
日本語の「ケイ素」と同義であり、ゴム製は天然由来のもので、人工的に樹脂製のものが作られました。
「シリコン」は英語で”silicon“といいます。
なぜ、「シリコン」は日本語で「ケイ素」というのかといいますと、
ケイ素を漢字で書くと「珪素」となります。「珪」は硬い宝石を意味する字であり、それが古くから定着していたと考えられます。
例文:
This electronic device incorporates a high-performance silicon chip.
訳)この電子デバイスには、高性能なシリコンチップが組み込まれています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は「樹脂」をはじめとした、「ゴム」や「シリコン」などの英語表現をご紹介しました。
日常生活でよく使うものの材料になっているものとなり、日常会話でも使うことなので、ぜひ覚えておきましょう。