今回のテーマは「お出かけ」です。外出に関する英語表現はたくさんありますが、日本語の「お出かけ」のニュアンスに近いものは、どのように表せばよいのでしょうか。

この記事では、「お出かけ」を表す4つの基本表現と、ちょっとおしゃれな雰囲気で使える4つの応用表現、計8種類について、詳しく確認していきます。

英語で「お出かけ」をどう表現すればよいか悩んでいた方は、ぜひ参考にしてください。

それでは、早速始めていきましょう!

「お出かけ」は英語で何て言う?

「お出かけ」は英語で何て言う?

「お出かけ」を英語で表す際は、”go out”、”outing”、”step out”、”hang out” の4種類がよく使われます。

一括りにお出かけといっても、それぞれにニュアンスが異なるので、以下で詳しく確認していきましょう。

最も一般的なお出かけ:go out

「お出かけ」の意味で最も一般的なのは “go out(ゴーアウト)” という表現です。「外に(out)行く(go)」

という原義通り、単純に家の外に行くことから、散歩などに出かけること、デートに行くことまで幅広い意図のお出かけを表現できます。

お出かけして具体的に何かをする場合は、”go out to do” や “go out doing” の形にしてもよいでしょう。

Aさん
Would you like to go out for a bit?
訳)ちょっとお出かけしませんか?
Bさん
Sure, that sounds like a good idea.
訳)いいですね、そうしましょう。

 

カジュアルなお出かけ:outing

日本語の「お出かけ」のニュアンスに近いのは “outing(アウティング)” です。

out はもともと「外」を表す副詞ですが、ing を付けることでカジュアルに「お出かけ」を表す名詞として使用できます。たとえば、家族でのお出かけなら “family outing” と言えばよいでしょう。

outing 単体で使ってもよいですし、具体的な目的がある場合は “outing to do” の形にすることも可能です。

Aさん
We’re planning a family outing to the zoo this weekend.
訳)今週末は、家族で動物園にお出かけする予定です。

近所への短時間のお出かけ:step out

“step out(ステップアウト)” は、短い時間だけの「お出かけ」を表す英語表現です。

step の原義は「一歩」で、そこから「短い距離だけ出かける」意味で使われるようになりました。そのため、気分転換で近所を散歩したり、徒歩でちょっと散策したりする場合は step out を使ってみるとよいでしょう。

Aさん
I’m going to step out for a little while to clear my mind.
訳)気分転換に、ちょっとそこまでお出かけしてくる。
Bさん
Sounds good. I might join you.
訳)いいね。僕も行こうかな。

 

目的なく遊びに行くお出かけ:hang out

特に目的をもたず、フラッと外出する「お出かけ」を表す際は、”hang out(ハングアウト)” が適切です。

hang はもともと「吊るす」を意味する言葉で、ハンガー(hanger)の語源にもなっています。hang は吊るしたものがフラフラ揺れるイメージから、当てもなくフラフラ外出することを意味するスラングとして使われるようになりました。

また、”hangout” の形で名詞として使うと、「行きつけの場所」という意味でも使えます。

Aさん
Our dad likes to hang out somewhere spontaneously.
訳)お父さんは、すぐどこかへフラッと出かけるよね。
Bさん
He’s probably at his usual hangout having a drink again today, isn’t he?
訳)どうせ今日も、行きつけの店で飲んでるんだろうな。

 

「お出かけ」を表すおしゃれな英語表現

「お出かけ」を表すおしゃれな英語表現

ここからは、「お出かけ」を表すおしゃれな響きの表現をご紹介します。先ほど挙げた4種類に比べると使用頻度は低くなりますが、知っていれば表現の幅を広げられるでしょう。

hit the road

“hit the road(ヒット ザ ロード)” は、主にアメリカで使われる「お出かけ」を表すスラング表現です。

hit the road を直訳すると「道を打つ」ですが、足音高らかに外に出るイメージを表しています。

Aさん
Alright, it’s time to hit the road!
訳)よし、お出かけに行こう!

venture out

“venture out(ヴェンチャーアウト)” は、「冒険に出かける」というニュアンスの表現です。

venture はもともと「(危険を伴う)大冒険」という意味なので、日々のお出かけに使うには少々大げさな言い方です。だからこそ、ちょっと勇気を出して普段と違うことを行う際は、ぜひ使ってみてください。

Aさん
How about venturing out to different prefecture today for a change?
訳)今日は思い切って、県外にお出かけしてみるのはどうですか?

embark on an excursion

“embark on an excursion” は、少し長めの旅行など、スケールの大きな「お出かけ」を表す表現です。ちなみに、読み方は「(エンバーク オン アン エクスカーション)」です。

excursion は「修学旅行」などにも使われる単語で、複数人での遠出を表します。少しフォーマルな響きの言い方なので、日常生活で使うことは稀ですが、この機会に覚えておくとよいでしょう。

Aさん
Since we’re busy these days, we decided to embark on a relaxing excursion to the countryside.
訳)このごろ忙しいので、私たちはリラックスできる田舎へのお出かけを決めました。

head for a rendezvous

少し大人な雰囲気の「お出かけ」を表現したい場合は “head for rendezvous(ヘッド フォー ア ランデブー)” を使うとよいでしょう。

rendezvous はフランス語由来の言葉で、「待ち合わせ、あいびき」などを表します。

友人とカフェで待ち合わせたり、恋人とどこかで落ち合ったりと、1対1のお出かけの際に重宝するおしゃれな表現です。

Aさん
I’m planning to head for a rendezvous with a friend at a café this afternoon.
訳)今日の午後は、友人とカフェでランデブーする予定です。

まとめ

今回は「お出かけ」を英語で何と言うかについて、詳しく確認してきました。

日常生活で「お出かけ」を表現する際は、”go out”、”outing”、step out”、”hang out” などがよく使われます。基本は go out でOKですが、それぞれを使い分けられると、より色々なニュアンスのお出かけを表せるようになるでしょう。

また、後半でご紹介した “venture out” などの表現は、日常生活で使うことは稀ですが、覚えておくと表現に幅が生まれるのでおすすめです。余裕のある人は、この機会にぜひ覚えてみてください。

それでは、これからも楽しい英語学習を。

Let’s enjoy!!