皆さんこんにちは!今回は「重力」についての英語です。

重力は、私たちの日常生活において非常に重要な力です。物体を地面に引きつけ、物理法則の根本的な要素として存在しています。また、重力は宇宙や天体の運動にも影響を与える重要な要素です。

日常生活ではあまり話題にはなりませんが、SF映画の宇宙を舞台にした物語でよく出てきますよね。

 

この記事では、「重力」に関する英語の表現とその意味について詳しく解説していきます。それでは見ていきましょう。

「重力」は英語で?

「重力」という日本語は、英語では”gravity“と表現されます。

この単語は、地球や他の物体が持つ引力の力を指す一般的な用語です。

発音は「グラビティ」となり、”r”と”v”の発音が入るので注意が必要です。

 

gravity“の語源は、ラテン語の”gravitas“に由来しています。”gravitas“は「重い」という意味を持ち、物体同士が引き合う力や地球上に物体を引き寄せる力を指す言葉として使われていました。この言葉が英語に取り入れられて”gravity“となり、現在でも物体の相互作用に関連する重力の概念を表す用語として使われています。

 

補足ですが、”gravity“には「重力」の他にも、「(物事の)重大さ」「真面目さ」などの意味を持ちます。

例文:

Aさん

The apple fell from the tree due to gravity.

訳)リンゴは重力の影響で木から落ちました。

「引力」は英語で?

「引力」は英語で?

次に、「引力」の英語についてです。重力は引力の一種であり、併せて使用されることがあります。

「引力」は英語で”attraction“と表現されます。

重力はこれは、物体同士が重力によって引き合うことを指します。

 

attraction“は「引力」の他にも「魅力」という意味も持っています。

これらは特に関わりはなく、異なる語源があり、たまたまスペルも発音も同じ単語になりました。

例文:

Aさん

The moon’s gravity causes tides on Earth due to its attraction.

訳)月の引力が地球上で潮汐を引き起こしています。

 

「重力」についてはイメージが深まりましたでしょうか?次に、重力と似た力の英語をご紹介します。

「重力」と似た力の英語とは?

「重力」と似た力の英語とは?

centrifugal force“(遠心力):

centrifugal force「遠心力」は、回転する物体がその中心から外側に向かって働く力を指します。実際には、遠心力は惰性の法則に基づくものであり、物体が曲線を描く運動をする際に外向きに働く力です。

例文:

Aさん

In the sharp curve of the roller coaster, the centrifugal force pushes the passengers outward.

訳)ジェットコースターの急なカーブでは、遠心力が働いて乗客は外側に押し出される。

magnetic force“(磁力):

magnetic force「磁力」は、磁石や磁場によって物体が引き寄せられる力を指します。磁力は、異なる磁極同士が引き合う性質を持つことにより生じます。

例文:

Aさん

The way the magnet attracts the iron nail visually demonstrates the effect of magnetic force.

訳)磁石が鉄の釘を引き寄せる様子は、磁力の効果を視覚的に示すものである。

electrostatic force“(静電気力):

electrostatic force「静電気力」は、帯電した物体同士が引き合うまたは反発する力を指します。静電気力は、物体に帯電が生じることによって発生します。

例文:

Aさん

When I took off the wool sweater, I experienced a static shock due to electrostatic force.

訳)ウールのセーターを脱ぐときに、静電気力が働いて手がバチッとなった。

「無重力状態」は英語で何という?

「無重力状態」は英語で何という?

次に「無重力状態」の英語を見ていきましょう。

無重力状態は、英語で”zero gravity“と表現されます。

これは、物体にかかる重力が非常に小さい状態を指します。宇宙空間では、無重力状態に近い状態が実現されます。宇宙船や宇宙ステーションが地球の重力から解放されると、乗員は無重力の環境で活動することになります。

 

「無重力状態」は他にも、”microgravity“(マイクログラビティ)や”weightlessness“(ウェイトレスネス)で表現できます。

microgravity“(マイクログラビティ)は厳密には「微重力状態」ですが、実質「無重力状態」と同義です。厳密に言うと宇宙空間は無重力状態にはならず、常に弱い重力が働いているからです。

例文:

Aさん

Astronauts experience microgravity during spacewalks. 

訳)宇宙飛行士は宇宙遊泳中に微小重力を経験します。

Aさん

The spacecraft experienced zero gravity in orbit. 

訳)宇宙船は軌道上で無重力状態を経験しました。

「重力」とよく使う単語とは?

「重力」とよく使う単語とは?

重力は物体が地面に落ちる場合や物体同士が引き合う際に使用される単語なので、”fall“や”attract“といった単語がよく使われます。これらの単語は日常的に頻繁に使用される言葉であり、物理学や科学の分野だけでなく、日常会話でもよく耳にします。

それぞれの単語について見ていきましょう。

“fall”(フォール)

fall“は過去形が”fell“、過去分詞形が”fallen“となります。

発音は”f”と”l”が組み合わさっているので、なかなか伝わりません。何度も発音して練習してみましょう。

 

「落ちる」の他にも「滅びる」「(光線・視線が)当たる」「(責任などが)のしかかる」「生じる・起こる」の動詞の意味を持ちます。

 

また、名詞の意味では「落下」の意味の他に、「秋」という意味があるので、文脈で見分ける必要があります。

 

“attract”(アトラクト)

attract“は過去形・過去分詞形ともに”attracted“となります。

先ほど、引力の英語でも触れたとおり、「引き寄せる」という意味と「魅了する」という意味を持ちます。 

例文:

Aさん

The apple fell from the tree due to gravity. 

訳)リンゴは重力によって木から落ちた。

Aさん

The Earth’s gravity attracts objects towards its center. 

訳)地球の重力は物体を中心に向かって引き寄せる。

まとめ

重力についての英語はいかがでしたでしょうか?

今回は「重力」および「引力」の英語についてご紹介しました。

日常会話で「重力」について話すことはあまりありませんが、SF映画などではよく出てきますので、映画を見ながらおさらいをするといいかもしれません!