「離婚の英語表現を完全にマスターしよう!」

皆さんは英語で「離婚」をどのように表現できるか知っていますか?

この記事では、英語学習者に向けて、離婚を表す英語表現の種類や使い方、そして具体的な例文を紹介します。

離婚に関する英語表現が分からないと困っている方や、英語で離婚について話したいと思っている方は、ぜひご活用ください!

「離婚」を英語で表現する方法

「離婚」を英語で表現する方法

まずは、「離婚」を意味する英単語を3つ紹介していきます。

  1. “Divorce”
  2. “Separation”
  3. “Annulment”

それぞれの単語の意味や使い方・例文を確認していきましょう。

“Divorce”

「離婚」を英語で表す場合、一番使われているのがこの”Divorce”という表現です。

この単語は「名詞」と「動詞」の両方で使われますが、「離婚」を表す場合、名詞に分類されます。

発音は「ディヴォース[dɪˈvɔːrs]」となるので、「ヴォー」の部分を意識しながら発音すると、よりネイティブに近づくでしょう。

“Divorce”の使い方

Aさん
They got a divorce last year.

訳)彼らは去年、離婚したらしい。

ちなみに「動詞」の場合は、“They decided to divorce.(彼らは離婚することに決めた。)”のように使います。

“Divorce”の使用例

  • “Mutual divorce”: 双方合意の離婚
  • “Contested divorce”: 紛争離婚
  • “Divorce settlement”: 離婚の合意

「離婚」を表す”Divorce”には、「名詞」の役割があるので、上記のように「○○離婚」や「離婚の○○」といった使われ方をします。

“Separation”

“Separation”は、法的には結婚しているが、実際には別居または別々の生活をしている状態を指す英単語です。

品詞は「名詞」に分類され、発音は「セパレーション[ˌsɛpəˈreɪʃən]」となります。

この単語は、動詞の”Separate(分ける)”と形が似ているので、一緒に覚えておくと良いでしょう。

“Separation”の使い方

Aさん
They are living in separation.

訳)彼らは別居している。

“Separation”の使用例

  • “Trial separation”: 試験的な別居
  • “Legal separation”: 法的別居
  • “Separation agreement“: 別居合意書

「別居」にも色々な種類があり、「どのような別居なのか?」を説明する際は、該当する名詞を組み合わせて「複合名詞」にする必要があります

上記3つの例は、一般的にも良く使われる表現なので、覚えておくと便利です。

“Annulment”

“Annulment”は、結婚が無効であったとされる法的手続きを指す単語です。

品詞は「名詞」に分類され、発音は「アナルメント[əˈnʌlmənt]」となります。

“Annulment”の使い方

Aさん
They got an annulment.

訳)彼らは婚約破棄をした。

“Annulment”の使用例

  • “Grounds for annulment”: 婚姻無効の理由
  • “Annulment proceedings”: 婚姻無効の手続き

“Annulment”は、使用例からも読み取れるように、離婚の後に行う行為や手続きを説明する際に使われます

「離婚」に関連する表現

「離婚」に関連する表現

次は、「離婚」に近しい意味を持つ表現を確認していきましょう。

  1. 振られた:“Got dumped”
  2. 失恋した:”Had a heartbreak”
  3. 扶養手当:“Separation maintenance”

それぞれの単語の意味や使い方、例文を解説します。

振られた:“Got dumped”

“Got dumped”は、恋人に振られる、捨てられるという意味です。

いわゆる「恋愛関係が終わった際」によく使われます。

“Dump”は、「ダンプカー」のダンプと同義であり、動詞で「振る」という意味があるので、一緒に覚えておきましょう。

“Got dumped”の使い方

Aさん
He got dumped by his girlfriend last week.

訳)彼は先週、彼女に振られた。

失恋した:”Had a heartbreak”

“Had a heartbreak”で、失恋した、恋愛で深い心の傷を負ったという意味を表現できます。

こちらは「動詞句」となるので、基本的には文章の中で使われる言い方です。

詳しくは例文を見て確認していきましょう。

“Had a heartbreak”の使い方

Aさん
She had a heartbreak when her boyfriend left her.

訳)あの子は彼氏に振られて、失恋した。

要するに、主語を”Had a heartbreak”に組み合わせるだけで、意味を成すことができるので、使い方は非常にシンプルです。

扶養手当:“Separation maintenance”

“Separation maintenance”は、離婚前または別居中に、一方の配偶者がもう一方に提供する財政的なサポートを指す表現です。

日本ではこれを「扶養手当」と呼びますが、アメリカではこのような財政的サポートを、”Separation maintenance”と表現します。

ただし、“Alimony(慰謝料)”とは異なり、離婚が成立した後に支払われる財政的サポートを指すのです。

この二つの用語は似ていますが、法的な文脈で異なる意味を持つため、それぞれ正確に理解しておくとよいでしょう。

“Separation maintenance”の使い方

Aさん
She is receiving separation maintenance from her husband.

訳)彼女は夫から別居の維持費を受け取っている。

「離婚」の実戦練習|例文紹介

「離婚」の実戦練習|例文紹介

最後に「離婚」を使った実戦練習をしていきましょう。

対話形式の例文を用意したので、ぜひ参考にしてください。

“Divorce”の例文紹介

Aさん
Are they still married?

訳)あの人たちって、まだ婚約関係にあるの?

Bさん
No, they got a divorce last year.

訳)いや、去年離婚したよ。

Aさん
Oh, that’s sad. Do they have kids?

訳)それは悲しいね。子供はいるの?

Bさん
Yes, they’re sharing custody.

訳)うん、親権は共有しているみたいよ。

“Separation”の例文紹介

Aさん
I heard they’re having problems.

訳)彼らなんかトラブル中って聞いたけど。

Bさん
Yeah, they’re going through a separation right now.

訳)うん、今、別居中なんだ。

Aさん
That’s tough. Are they seeing a counselor?

訳)大変だね。カウンセリングは受けてるの?

Bさん
I think so. They’re trying to work things out.

訳)多分ね。何とかうまくいくように努力してるみたい。

“Annulment”の例文紹介

Aさん
I heard their marriage didn’t last long.

訳)彼らの結婚が長続きしなかったって聞いたけど。

Bさん
Yeah, they got an annulment after just two months.

訳)うん、たった二ヶ月で離婚になったんだ。

Aさん
Really? That’s so quick.

訳)本当に?それは早すぎるね。

Bさん
I know, it’s like the marriage never even happened.

訳)だよね、まるで結婚自体がなかったみたいだよ。

まとめ

今回の記事では、英語で「離婚」を表す様々な単語とその使い方について紹介しました。3つの言い方を最後に復習していきましょう。

  1. “Divorce”
  2. “Separation”
  3. “Annulment”

英語を使った「離婚」の表現は、日常会話やビジネスの場でも頻繁に使われる表現の一つです。

今回の記事を参考に、「離婚」を正確に伝えるための表現を学び、英語力の向上に役立ててみてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。