今回は、「軌跡って英語でなんていうの?」をテーマに、軌跡という言葉の意味や、使用されるシーンを解説します。
あまり聞き馴染みのない言葉かもしれませんが、軌跡にまつわる英語に加え、実際に使える英語例文集についても併せて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
「軌跡」ってどういう意味?
「軌跡」は、物体や事象の移動や発展に関連する言葉で、その具体的な意味は文脈によって異なります。
以下に一般的な意味と具体的な用法を示すので、詳しく見ていきましょう。
物体の軌道または経路
物体が空中を飛行するときや、宇宙船が宇宙で移動する場合、その物体の軌道や経路を軌跡と呼ぶことがあります。
スペースシャトルなどの機体が運行する経路とイメージすればわかりやすいでしょう。
時間の経過に伴う変化
時間の経過に伴う変化を軌跡と呼ぶケースがあります。たとえば、プロジェクトの進行状況や、物事の変遷を表すときに使用します。
過去の活動の痕跡
特定の活動や出来事など、過去の痕跡や記録を指すときに、軌跡という言葉を使います。たとえば、「歴史的な出来事の軌跡を調査する」といった使い方をします。
軌跡という言葉は、さまざまな意味合いで使われています。物体が移動する経路、時間による変化など、ニュアンスが異なる事例の場合でも、「軌跡」という言葉を使うので、それぞれの細かい意味を覚えておくといいでしょう。
「軌跡」は英語でなんていうの?
軌跡は、英語で”trajectory”といいます。ただ、”trajectory”は、天体の分野で使われることが多く、使用する場面や意味によって使い分ける必要があるでしょう。
たとえば、数学では、”trajectory”の代わりに”locus”という英語を使うことが多いです。そのほか、経路を表すときは、”path”や”track”を使うこともあるでしょう。
なかなかイメージがつきにくいかもしれませんが、宇宙や天体に関するときは”trajectory”を使い、数学では”locus”、経路のニュアンスを含めるときは”path”や”track”といったように、それぞれ使い分けることで、より高度な英会話を行うことができるでしょう。
「軌跡」にまつわる英語
ここでは、軌跡にまつわる英語を詳しくみていきましょう。
- Trajectory: 軌跡
- Rocket trajectory:ロケットの軌跡
- Ballistic trajectory: 弾道軌跡
- Path: 物体や個体が進む経路(軌跡)
- Path of the ball: ボールの軌跡
- Course: 物体や個体が進む方向や経路(軌跡)
- Course of the wind: 風の進行方向
- Track: 物体や個体が進む経路や軌道(軌跡)
- Track of the train: 鉄道の軌跡(経路)
- Flight Path: 飛行機や鳥などの空中物体が進む経路(軌跡)
「軌跡」を表す英語を使った例文集
ここでは、軌跡を表す英語を使った英語例文と日本語訳を見ていきましょう。
もう彗星の軌跡を計算しましたか?
はい、軌跡を計算し、図示しました。来月、地球に最も接近します。
ロケットの軌跡は安定して見えます。打ち上げは成功ですね。
同感です。計算したところ、軌跡は私たちの許容範囲内です。
GPSを使って、渡り鳥の軌跡を追跡しましょう。
いい考えですね。海を渡っているときの、軌跡や行動を分析することができます。
紙飛行機の軌跡について考えたことありますか?
あまり考えたことはないですが、面白そうですね。詳しく教えてください。
紙飛行機の軌跡は、設計、初期の力、風の流れなど、さまざまな要因に起因します。細かな調整で、経路が変わるので、面白いですよ。
その通りですね。こどもの頃、紙飛行機を作ったことがありますが、まっすぐ飛ぶ紙飛行機もあれば、すぐに螺旋状に落ちていくものもありました。
「軌跡」という言葉・英語は覚えておいたほうがいい?
軌跡という言葉は聞き馴染みがない方が多いかもしれません。しかし、実際はさまざまなところで使用されており、覚えておいたほうがいい英語といえるでしょう。
ただ、英語のスペルが覚えにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。軌跡を表す英語は” trajectory”です。何度も声に出したり、ノートの書いたりして、覚えるようにしましょう。
なお、” trajectory”のほかに、”path””track””locus”なども併せて、覚えておくことをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「軌跡」をテーマに、軌跡を表す英語や、それにまつわる英語を紹介しました。さらに、そもそも軌跡とはどういった意味なのか、軌跡という言葉はどういったシーンで使用されているのかについても解説しました。
また、記事の後半では、実際に使える英語例文と、その日本語訳も紹介しています。「軌跡」という言葉は、あまり聞き馴染みがない方もいるかもしれませんが、意外と身近なところで使用されています。
TOEICや英語検定などの英語試験においても、” trajectory”という英語が出てくる可能性がある英語なので、ぜひこの機会に覚えておきましょう。