今回は、「挟むって英語でなんていうの?」をテーマに、の言葉の意味や言葉を使うシーン、英語表現などを紹介します。さらに、「指を挟む」「パンに挟む」など、挟むにまつわる英語も併せて見ていきましょう。

また、記事の後半では、「挟む」を使った実際に使える英語例文も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次

「挟む」という言葉の意味は?

「挟む」という言葉は、何かを二つのものの間に入れる、または両側から圧力を加えて固定するという意味です。

物理的に何かを2つの物体の間に置くことを指すことが多いですが、会話の中で人や意見などを間に入れる、仲介するという意味で使われることもあります。たとえば、「ページを本に挟む」や「両国間の交渉を挟む」のように使われます。

「挟む」という言葉を使うシーンの例

  • 物理的に何かを挟む場合:書類や本のページの間にメモやしおりを挟む。サンドイッチやおにぎりで具を海苔やパンの間に挟む。など
  • 道具を使って何かを固定する場合:ペンチやクリップで紙を挟む。はさみやクランプで材料を挟んで作業する。など
  • 比喩的な意味で使う場合:彼は両親と私の間を挟んで仲裁してくれた。彼女は会議で二つの対立するグループの間を挟んだ。など
  • 時間や順序に関連して使う場合:月曜と水曜の間に休憩を挟む。など

このように、「挟む」という言葉は物理的な状況だけでなく、抽象的な状況や比喩的な意味でも広く使われます。

「挟む」は英語でなんていうの?

「挟む」は英語でなんていうの?

では、「挟む」は英語で何と表現するのか見ていきましょう。ただ、ひとえに「挟む」といいても、「どのような意味の挟むなのか」によって、英語では複数の表現が使い分けられています。

物理的に何かを挟む場合

  • insert:何かを他のものの間に置く場合。

    Aさん
    Insert a bookmark between the pages.
    ページの間にしおりを挟む。
  • sandwich:両側から挟むこと。

    Aさん
    The cheese is sandwiched between two slices of bread.
    チーズが2枚のパンで挟まれている。

道具を使って何かを固定する場合

  • clamp:道具や機器を使って物を固定する。締める。留める。

    Aさん
    Clamp the wood in the vice.
    木材をバイスで挟む。
  • clip:クリップなどで軽く挟む。切る、刈る、刈り込む。

    Aさん
    Clip the papers together.
    紙をクリップで挟む。

比喩的な意味で使う場合

  • mediate:人やグループの間に入って仲介する。和解させる。

    Aさん
    He mediated between the two parties.
    彼は二つの党の間を仲介した。
  • interpose:意見や物事を間に入れる。(…を)間にはさむ、(…を)置く、挿入する。

    Aさん
    She interposed her opinion between the arguments.
    彼女は議論の間に自分の意見を挟んだ。

時間や順序に関連して使う場合

  • interject:時間の流れや会話に何かを挟む。

    He interjected a comment into the conversation.
    彼は会話にコメントを挟んだ。

このように英語では複数の表現があり、「挟む」という行為の目的や文脈に応じて適切なものを選ぶ必要があります。

「挟む」にまつわる英語

「挟む」の基本的な英語表現について理解したうえで、ここでは、「挟む」にまつわる英語を見ていきましょう。

「挟む」に近い英語表現

  • squeeze:搾る、絞る、押しつぶす、搾り出す、搾ってする、ぎゅっと握る

    Aさん
    Squeeze the tube of toothpaste.
    歯磨き粉のチューブを絞る。
  • pinch:つねる、つまむ、はさむ、締め付ける

    Aさん
    Pinch the edge of the paper to pick it up.
    紙の端をつまんで挟む。
  • interleave:さしはさむ、綴じ込む。紙などの薄いものを他のものと交互に挟む場合に使われます。

    Aさん
    Interleave the pages with tissue paper.
    ページにティッシュペーパーを交互に挟む。

「挟む」の関連表現

  • 挟み込む:「wedge in」「insert forcefully」

    物を強く押し込んで間に挟む様子を表現できます。

    Aさん
    He wedged the book into the crowded shelf.
    彼は本棚に本を強引に挟み込んだ。
  • 指を挟む:「pinch one’s finger」「get one’s finger caught」

    Aさん
    I accidentally pinched my finger in the door.
    ドアに指を挟んでしまった。
  • しおりを挟む:「place a bookmark」「insert a bookmark」

    Aさん
    I placed a bookmark in my book to mark the page.
    ページをマークするために本にしおりを挟んだ。
  • パンにはさむ:「put something in a sandwich」「sandwich something between slices of bread」

    Aさん
    I sandwiched ham and cheese between slices of bread.
    パンのスライスの間にハムとチーズを挟んだ。

「挟む」を使った英会話例文

「挟む」を使った英会話例文

最後に、「挟む」の英語表現を使った英会話例文を見ていきましょう。

Aさん
Could you hold this book open for me? I need to insert this flyer in the middle.
この本を開いたままにしてくれる?このチラシを真ん中に挟みたいんだ。

Bさん
Sure, I’ll wedge it open for you.
もちろん、開けた状態で持っておくよ。

Aさん
I always pinch my finger when I try to close my suitcase.
スーツケースを閉めようとするといつも指を挟んでしまうんだ。

Bさん
Be careful! Maybe you should not pack it so tightly.
気をつけて!もう少しゆとりを持たせて詰めた方がいいよ。

Aさん
I found this old photograph and decided to insert it into my diary.
古い写真を見つけたから、日記に挟んでおこうと思ったんだ。

Bさん
That’s a nice way to keep memories alive.
それは良い思い出の保持方法だね。

Aさん
Do you want anything sandwiched in your bagel?
ベーグルに何か挟むものは欲しい?

Bさん
Yes, please add some cream cheese and smoked salmon.
うん、クリームチーズとスモークサーモンをお願い

まとめ

今回は、「挟む」の英語表現について解説しました。

英語で「挟む」と表現する場合、「どのような意味の挟むなのか、なにをどのように挟むのか」によって使うべき表現が変わります。そのため、日常で使いそうな表現をいくつか覚えてみて、会話で活用するようにしましょう。

ぜひ今回の記事を参考に、「挟む」の英語表現を会話で活用してみてください。