「研究者」という言葉を一度は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

ただ、実際、研究者とはどういう存在なのか、そして英語ではどのように表現するのかわからない方もいるでしょう。そこで、今回は、研究者を表す英語に加え、そもそも研究者とはどのような存在なのかについて解説します。

さらに、記事の後半では、実際に使える英語例文も併せて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

「研究者」ってどういう意味?

「研究者」は、特定のテーマや領域において知識を深め、新しい情報や理解を生み出すために研究を行う人を指します。研究者は、さまざまな分野で活動し、科学、技術、社会科学、文学などさまざまな知識領域で研究を進めることがあります。

研究者は、大学や研究機関、企業、政府機関などで働くことが一般的です。新しいアイディアを生成し、既存の知識を拡充し、問題解決や新しい技術の開発などに寄与するとされています。

また、研究者は通常、高度な学術的な資格や経験を持っており、専門的な知識を活かして研究プロジェクトを進めることが一般的です。そのため、ほとんどの研究者が、大学院を卒業しており、修士号または博士号の学位を取得しています。

「研究者」ということばを使用するシーンとは?

「研究者」ということばを使用するシーンとは?

ここでは、研究者ということばを使用するシーンについて紹介します。

学術論文や研究論文:
学術的な論文や研究論文において、特定のテーマに取り組む人々を指して「研究者」という言葉が使われます。たとえば、「この研究では、著名な心理学者や研究者たちの先行研究に基づいています。」といった使い方があります。

学術会議やセミナー:
学術的なイベントや専門のセミナーで、自身の研究や発表を行う人々を指して「研究者」と言います。たとえば、「今回の国際会議には世界中から優れた研究者たちが集まっています。」といった使われ方となります。

大学や研究機関:
大学や研究機関で働く人々は、その多くが研究者と呼ばれます。たとえば、「彼女はこの大学の生物学の研究者で、新しい医薬品の開発に取り組んでいます。」となります。

企業の研究開発部門:
企業の研究開発部門で新製品の開発や技術の向上に従事する人々も「研究者」と呼ばれます。たとえば「この企業の研究者たちは、次世代のエネルギー効率の高いテクノロジーを開発しています。」という使い方です。

政府機関や公共機関:
政府機関や公共機関においても、社会や環境などに関する研究を担当する専門家が「研究者」として働いています。たとえば「環境保護に関する政府の研究者たちは、新しい持続可能な政策を提案しています。」という使われ方になります。

「研究者」は英語でなんていうの?

研究者は英語で、”researcher”といいます。日本語でも、「リサーチャー」という呼ぶことがあるので、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

研究する」という意味の”research”に”er”を付けてできたことばなので、比較的覚えやすい英語といえるでしょう。

「研究者」にまつわる英語

「研究者」にまつわる英語

ここでは、研究者にまつわる英語を具体的に見ていきましょう。

Researcher:
「研究者」そのものを指す最も一般的な言葉です。たとえば、「She is a renowned researcher in the field of neuroscience.」(彼女は神経科学の分野で有名な研究者です。)という文章で使用されます。

Scientist:
自然科学や工学などの科学的な研究者は「科学者」と呼ばれることがあります。たとえば、「The scientists at the lab are conducting groundbreaking research in renewable energy.」(その研究所の科学者たちは再生可能エネルギーの画期的な研究を行っています。)という文章で使われます。

Academic/ Scholar:
大学や学術的な環境で研究に従事する人々は「学者」と呼ばれることもあります。たとえば、「He is a respected academic with numerous publications in the field of economics.」(彼は経済学の分野で多くの論文を発表している尊敬される学者です。)という使い方となります。

Analyst:
データや情報を分析し、洞察を得る人々は「アナリスト」と呼ばれることがあります。例えば、「Market analysts predict a steady growth in the tech industry.」(市場アナリストはテクノロジー産業の着実な成長を予測しています。)という使われ方となります。

「研究者」を使った実際に使える英語例文

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ここでは、研究者を使った実際に使える英語例文を紹介します。

Aさん
I heard you’re working on a new project. What’s it about?
新しいプロジェクトに取り組んでいると聞いたよ。それは何の研究なの?
Bさん
Yes, I’m a researcher in environmental science. The project focuses on studying the impact of climate change on coastal ecosystems.
はい、私は環境科学の研究者です。このプロジェクトでは、気候変動が沿岸生態系に与える影響を研究しています。

 

Aさん
I’m considering pursuing a career in research. Any advice?
研究のキャリアを考えています。アドバイスはありますか?
Bさん
As a researcher, curiosity is key. Find a field you’re passionate about and keep asking questions. It’s the heart of meaningful research.
研究者として好奇心が大切です。自分が情熱を持てる分野を見つけ、常に疑問をいだくことを続けてください。それが意義深い研究の要となるでしょう。

 

Aさん
What made you decide to become a researcher?
なぜ研究者になることを決めたんですか?
Bさん
I’ve always been fascinated by the mysteries of the universe. Being a researcher allows me to explore those mysteries and contribute to our understanding of the world.
私はずっと宇宙の謎に興味を持っていました。研究者であることは、宇宙の謎を探求し、世界の理解に貢献することができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、「研究者」とは、どういう存在なのか、そして研究者という言葉が使用されるシーンに加え、研究者の英語表現ついて解説しました。

さらに、記事の後半では研究者という言葉を使った英語例文も紹介しています。日常会話はもちろん、学校などでよく使用する英語なので、ぜひこの機会に覚えておきましょう。