先日散歩をしていたら、近所に素敵なレンガ造りの家があることに気づきました。周辺の住宅が鉄筋コンクリートばかりだったので、一際目を惹き、とってもおしゃれでした。

私も、いつか自分の家を建てることがあれば、レンガで建ててみたいものです…。

さて、そんなわけで今回のテーマは「レンガ」です。英語でレンガを何と言うかだけでなく、「レンガ造りの家」や「赤レンガ倉庫」の言い方など、レンガの関連表現についても取り上げます。

これを読めば、英語でレンガに関して詳しく語れるようになりますよ。

それでは、早速始めていきましょう!

「レンガ」は英語で何て言う?

「レンガ」は英語で何て言う?

「レンガ」は英語で “brick” と言います。発音記号は【brɪk】で、カタカナだと「ブリック」です。

brick の語源は諸説ありますが、一説によると「壊す」を意味する break から派生しているといわれています。もしかしたら昔のレンガは、もともと大きな板状のものを、小さなブロック状に砕いて使っていたのかもしれませんね。

なお、brick は1つ2つと数えられる可算名詞です。そのため、複数ある場合は bricks と複数形にすることができます。

Aさん
“Brick” is sometimes used to refer to toy building blocks.
訳)ブリックは、おもちゃの積み木の意味で使うこともあるんだ。
Bさん
Certainly, building blocks do resemble bricks.
訳)確かに積み木ってレンガに似てるね。

 

Aさん
The sounds of “block” and “brick” are quite similar, aren’t they?
訳)ブロックとブリックっていう言葉の響きも似てるよね。

「レンガ造りの家」は英語で何?

「レンガ造りの家」と表現したい場合は、”brick house” と言えば通じます。

もしもっと詳しく「レンガで作られている家」と表現したいのであれば、”a house made of bricks” と言ってもよいでしょう。

レンガは耐熱性や耐火性に優れていて、100年以上長持ちするといわれる建築材です。そのため、ヨーロッパを中心に、多くの国で古くからレンガ造りの家が重宝されてきました。

レンガ造りの家の唯一といってよい欠点として、耐震性の低さがありましたが、近年は鉄筋を間に通すことで、その問題がクリアされ始めています。そのため、ここ日本においても、レンガ造りの家の数が年々増えてきているようです。

Aさん
I’d like to build and live in a brick house in the future.
訳)将来はレンガ造りの家を建てて住みたいなー。
Bさん
Brick houses are really expensive, so we’ll have to work hard and save money.
訳)レンガの家はめちゃくちゃ高いから、頑張ってお金を貯めなきゃだね。

 

「レンガを積む」は英語で何?

「レンガを積む」は英語で “lay bricks” と言います。

ここで使われている lay という動詞は「~を横にする、置く」を意味します。確かにいわれてみれば、レンガ積みはレンガを横向きに配置しますね。

なんでも、レンガを縦向きに積むと、縦からの圧力に耐えられず、レンガにヒビが入りやすくなってしまうそうです。向き1つ取っても、そこには理由があるんですね。

Aさん
Lay the bricks.
訳)レンガを積んでくれ。
Bさん
Yes, boss!
訳)へい親方!

 

Aさん
No, not like that. Don’t stack them vertically! Sideways!
訳)違う、そうじゃない。縦じゃなくて横向きに積むんだ!
Bさん
Yes, boss!
訳)へい親方!

 

「レンガ色」は英語で何?

「レンガ色」は英語で “brick color”、または “brick red” と言います。

レンガ色とは、一般的に赤みがかった褐色を表します。あのレンガ独特の赤みは、内部にある粘土などに含まれる鉄分が、焼き上げるときの熱に反応して生まれています。

そのため、自然乾燥して作られる日干しレンガの場合は、赤ではなく黄土色になります。ただ、現代では色々な顔料を混ぜてレンガを作れるので、赤や黄土色以外にも、さまざまなカラーバリエーションが存在します。

Aさん
I want a brick-colored coat.
訳)レンガ色のコートが欲しい。
Bさん
That would be a nice autumn color.
訳)秋らしい色でいいね。

 

「赤レンガ倉庫」は英語で何?

横浜にある「赤レンガ倉庫」は、”Red Brick Warehouse” と言います。Warehouse が「倉庫」の意味なので、割とそのままの直訳ですね。固有名詞なので、基本的に各単語の最初は大文字になります。

ただ、多くの日本人が赤レンガ倉庫を「赤レンガ」と略して呼ぶことから、海外でも “Aka Renga” という名称がそのまま紹介されていることも多いです。そのため、相手が日本好きの外国人であれば、Aka Renga と言えば通じるかもしれませんよ。

Aさん
We’ve arrived in Yokohama!
訳)横浜に着いたぞ!
Bさん
Alright, let’s start by heading to the Red Brick Warehouse!
訳)よっしゃ、まずは赤レンガ倉庫に行こう!

 

色々な種類のレンガを英語で言ってみよう!

色々な種類のレンガを英語で言ってみよう!

一括りにレンガといっても、その作り方や色などの点で、いくつかの種類に分けられます。

ここからは、それぞれのレンガの種類について、英語で何と言うかを詳しく確認していきましょう。

レンガの作り方の種類

ここまでにも何度か出てきましたが、レンガは作り方の点で、大きく「焼成レンガ」と「日干しレンガ」の2種類に分けられます。

焼成レンガは、粘土を成形してから高温で焼いて作られます。そのため、硬さと防水性が高まり、主に建造物の外壁などに使用されます。

焼いて作ることから、焼成レンガは英語で “fired brick” と呼ばれます。

一方の日干しレンガは、成形した粘土に熱を加えず、太陽光にさらすことで自然乾燥させて作ります。そのため、焼成レンガと比べると硬さや防水性の点で劣りますが、降水量の少ない土地などで多く使われます。

日の光で乾かすことから、日干しレンガは英語で “sun-dried brick” と呼ばれます。

レンガの色の種類

多くの住宅で使われるレンガは日干しレンガなので、基本的には赤褐色をしています。しかし、現代では着色技術が発展したこともあり、さまざまなカラーリングのレンガが搭乗しています。

それぞれの色のレンガと特徴は、以下表の通りです。

レンガ名(日本語) レンガ名前(英語) 特徴
赤レンガ Red Brick 最も一般的かつ代表的な色のレンガ。

重厚感やレトロ感が演出できる。

茶色レンガ Brown Brick 赤よりもアンティーク感が強くなる。

赤レンガと組み合わせることで、洋風建築のような雰囲気が楽しめる。

灰色レンガ Gray Brick 他の色に比べて、モダンでスタイリッシュな印象を演出できる。

経年による汚れが目立ちにくい点も魅力。

白レンガ White Brick 明るく清潔感のある印象を演出できる。

太陽光を反射して輝くので、特に海辺の住宅などで人気がある。

まとめ

今回は「レンガ」を英語で何と言うかについて、詳しく確認してきました。

レンガは英語で “brick” と言います。レンガはヨーロッパを中心に、古くから建物の材料として人気のある素材ですが、近年では日本でもレンガ造りの家が人気を集めています。

今回ご紹介したことを参考に、色々なレンガを英語でも表現してみてください。

それでは、これからも楽しい英語学習を。

Let’s enjoy!!