「ホルモンの英語表現を完全習得しよう!」
皆さんは英語で「ホルモン」を表現できますか?
こちらの記事では、英語学習者向けに、ホルモンを表す英語表現の種類や使い方、さらには具体的な例文を紹介します。
ホルモンに関する英語表現が分からなくて困っている人や、英語でホルモンについて話したいと思っている人は必見です!
「ホルモン」を英語で表現する方法
まずは、「ホルモン」を意味する英単語を3つ紹介していきます。
- “Hormone”
- “Female hormone”
- “Growth hormone”
それぞれの単語の意味や使い方・例文を確認していきましょう。
ホルモン:”Hormone”
「ホルモン」を英語で言う場合、”Hormone”という英単語を使います。
品詞は「名詞」であり、ほかにも「ホルモン剤」という意味でも使われるのです。
発音は「ホーモウン(hɔ́rmoun)」となりますが、日本語の「ホルモン」の元ネタとなります。
訳)内分泌系は血液中にホルモンを放出し、代謝、成長、生殖をコントロールしている。
女性ホルモン”Female hormone”
「女性ホルモン」と英語で言いたい場合は、”Female hormone”と表現します。
先に紹介した「ホルモン」に加え、「女性」を意味する、”Female”を合わせることで意味を成す単語です。
「○○+hormone」で、他にもいろいろなホルモンを表現できるので、覚えておきましょう。
訳)女性ホルモンのレベルは月経周期の間で変動し、女性の生殖系と全体的な健康に影響を与えます。
月経(生理)を英語で言うとどうなるかは、次の記事で紹介しています。
エストロゲン:“estrogen”
女性ホルモンには、「エストロゲン」と「プロゲステロン」があり、それぞれ役割が違っています。
エストロゲンは英語で“estrogen”と言います。
エストロゲンの役割には、女性らしい丸みのある身体をつくったり、自律神経の働きを安定させたりすることがあります。また、血管や骨を健康に保つ働きも持ちます。
エストロゲンは卵巣の中にある「卵胞」から分泌されるため、別名「卵胞ホルモン」とも呼ばれています。
プロゲステロン:“progesterone”
プロゲステロンは、英語で“progesterone”と言います。
プロゲステロンは、体温を上昇させたり、妊娠しやすい状態を維持したりする作用があります。また、食欲を増加させる役割もあります。プロゲステロンは「黄体」という場所から分泌されるので、「黄体ホルモン」と呼ばれています。
エストロゲンとプロゲステロンは、妊娠だけではなく、月経にも大きく作用しています。
成長ホルモン:“Growth hormone”
「成長ホルモン」と英語で言いたい場合は、”Growth hormone”を使いましょう。
先に紹介した「○○+hormone」の言い方で、「成長」を意味する”Growth”と組み合わせることで意味を成します。
成長ホルモンが最も多く分泌されるのは、睡眠中です。寝入ってから約30〜60分後は最も多く分泌されるといわれています。すなわち、成長ホルモンの分泌を最大限にするためには、毎日決まった睡眠のリズムで眠ることが重要です。
他にも「男性ホルモン」と言いたい場合は、”Male hormone”または、”Testosterone”というのです。
訳)成長ホルモンの欠乏は、子供の成長障害や 発育の遅れにつながる。
「幸せホルモン」に関する表現
近年、「幸せホルモン」という言葉をよく耳にするという方は多いのではないでしょうか。幸せホルモンに関する英語表現の種類やその使い方、事例を紹介します。
幸せホルモン“Happiness hormone”
「幸せホルモン」と英語で言いたい場合は、”Happiness hormone”を使いましょう。
「成長ホルモン」と同様に、「○○+hormone」の〇〇に、「幸せ」を意味する”Happiness”を入れて組み合わせて表現します。
訳)いつも笑顔でいると、幸せホルモンが上昇します。
ここからは、4種類の「幸せホルモン」を意味する英単語を紹介していきます。
- オキシトシン:“Oxytocin”
- セロトニン:“serotonin”
- ドーパミン:“Dopamine”
- エンドルフィン:“endorphine”
オキシトシン:“Oxytocin”
オキシトシンは英語で“Oxytocin”と言います。
オキシトシンは、「愛情ホルモン」「思いやりホルモン」などとも呼ばれています。他者への愛情や信頼感を形作ったり、心に安らぎをもたらしたりする効果があります。
オキシトシンを出すには「ポジティブな交流」が効果的だといわれています。家族や恋人、親しい友人と顔を合わせて会話したり、ポジティブなコミュニティに所属して、人への愛情を感じる機会をもつことが効果的です。
ペットとのふれ合いや、ヘッドスパなどリラクゼーション施術による肌の触覚刺激によっても分泌されることがわかっています。
また、好きなアーティストの写真や動画を見たり、縫いぐるみやクッションなどやわらかい素材に触れることでオキシトシンが分泌するともいわれています。
セロトニン:“serotonin”
セロトニンは英語で“serotonin”と言います。
セロトニンは幸福感や安心感などを感じ、自律神経を整えてストレスを軽減させる働きがあることがわかっています。脳内の神経伝達物質ではありますが、セロトニンは約90%が腸に、約8%が血液中にあります。脳内には約2%しかないといわれています。
セロトニンの分泌が乱れると、ドーパミンやノルアドレナリンのコントロールが不安定になり、うつ・不安につながる恐れがあります。
セロトニンを増やすには、日光浴が大事です。とくに朝、10~30分日光を浴びることが推奨されています。また、ウォーキングやダンスなどリズミカルな運動、トリプトファンの摂取も大事だといわれています。
トリプトファンは、マグロやカツオ、豆腐・味噌などの大豆食品、卵、ごま、チーズ、ヨーグルト、玄米、バナナなどから摂取できます。
また、睡眠、笑顔が非常に効果的です。
ドーパミン:“Dopamine”
ドーパミンは英語で“Dopamine”と言います。
ドーパミンは脳の「報酬系」に深く関わる神経伝達物質で、意欲や快楽をつかさどっています。
ドーパミンの分泌によって、やる気、達成感、前向きな気分などを引き起こします。
ドーパミンは、報酬を得られたときに分泌され、小さな目標をたてて、目標達成する、運動、音楽鑑賞、チロシンの摂取(クロマグロ、豚ロース赤身、高野豆腐などに含まれる)などが挙げられます。
エンドルフィン:“endorphine”
エンドルフィンは英語で“endorphine”と言います。
エンドルフィンは、モルヒネと似たような作用があり、気分を高揚させたり痛みを鎮めたりする効果があります。ランナーズハイなど極限状態でも分泌されています。エンドルフィンが分泌されれば、脳がドーパミンを出しやすくなるといわれています。
エンドルフィンを出すには、有酸素運動、サウナ、好きな食べ物、植物の育成が効果的です。
「ホルモン」に関連する表現
次は、「ホルモン」に近しい意味を持つ表現を確認していきましょう。
- 焼肉:“Grilled meat”
- ハラミ:”Skirt steak”
- タン:”tongue”
- レバー:”liver”
- ミノ:”rumen”
- ハツ:”heart”
- 部位:“Cut”
それぞれの単語の意味や使い方、例文を解説します。
焼肉:“Grilled meat”
「ホルモン」と言えば「焼肉」ですが、その焼肉は英語で”Grilled meat”と言います。
この表現は、焼いた肉料理全般を指すことができ、中でも「肉を直火で焼いて調理したものを指す表現です。
「ホルモン」は、牛や豚など、食用に供される家畜の内臓肉を指します。
訳)私は焼肉のスモーキーな味が大好きです。
ハラミ:”Skirt steak”
「焼肉」つながりで、「ハラミ」は英語で”Skirt steak”と表現します。
“Skirt”は、「スカート」という意味のある名詞表現ですが、”steak”と一緒に使うことで「牛ハラミ」を意味することができるのです。
複合名詞で全く異なる意味をする表現は、セットで覚えてしまうのがよいでしょう。
訳)牛ハラミのステーキをください。ミディアムレアでお願いします。
タン:”tongue”
タンは、英語で”tongue”と表現します。牛・豚ともに舌のことをタンといいます。牛タンはやわらかい食感や脂がのったうま味が持ち味です。
訳)今日の夕食は、牛タンを赤ワインとトマトピューレで煮込んで、おいしいタンシチューを作ろう。
レバー:”liver”
レバーは、英語で”liver”と表現します。肝臓の英語名です。味わいにクセがあり触感も独特なため、人によって好き嫌いがあります。ビタミンや鉄分が豊富なホルモンですが、生食は危険なので避けましょう。
訳)食感に癖があるのでレバーが苦手な人が多いですが、私は好きです。
ミノ:”rumen”
ミノは、英語で”rumen”と表現します。
牛の第1胃です。牛や羊は反芻動物(ruminant)で4つの胃袋を持っています。4つの胃のなかでもっとも大きな部位です。
訳)牛は4つの胃をもっています。そのうち、第一胃をミノと言います。
ハツ:”heart”
ハツは、英語で”heart”と表現します。心臓を指し、ハートやココロとも呼ばれる部位です。サックりした歯ごたえとクセのない淡白な味わいで人気です。
訳)ハツは、心臓を指し、ココロとも呼ばれます。くせがなくて食べやすいと思います。
部位:“Cut”
最後にお肉などの「部位」を表す、”Cut”を勉強していきましょう。
“Cut”は動詞で「切る」という意味がありますが、「名詞」で使われる場合は「部位」や「切れ目」を意味します。
ほかにも「部位」を表せる表現として、”Part”も使えるので、一緒に覚えておきましょう。
訳)肉屋のおすすめは柔らかい牛肉の部位だそうだ。
「ホルモン」の実戦練習|例文紹介
最後に「ホルモン」を使った実戦練習をしていきましょう。
対話形式の例文を用意したので、ぜひ参考にしてください。
“Hormone”の例文紹介
訳)「ホルモン」は私たちの身体にとって重要な役割を果たしてるの知ってる?
訳)え、そうなの?ホルモンはどんな役割があるの?
訳)ホルモンは化学伝達物質であり、体内のさまざまな機能を調節しているんだよ。
訳)それは興味深いね!
“Female hormone”の例文紹介
訳)女性ホルモンが女性の生殖機能に重要な役割を果たしていることを知っていますか?
訳)そうなの?女性ホルモンは具体的に何してるの?
訳)女性ホルモンは月経周期を調節して、妊娠のサポートをしているんです。
“Growth hormone”の例文紹介
訳)「成長ホルモン」ってホルモンが体内で作られているのを知ってる?
訳)そうなの?成長ホルモンはどんな役割りなの?
訳)成長ホルモンは、成長と発育を促す上で重要な役割を果たしているんだよ。
まとめ
今回の記事では、英語で「ホルモン」を表すさまざまな単語とその使い方について紹介しました。3つの言い方を最後に復習しておきましょう。
- “Hormone”
- “Female hormone”
- “Growth hormone”
英語を使った「ホルモン」の表現は、日常会話やビジネスの場でも頻繁に使われる表現の一つです。
今回の記事を参考に、「ホルモン」を正確に伝えるための表現を学び、英語力の向上に役立ててみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。