「料金の内訳」や「会計の内訳」など、詳細な内容を知りたいときに使われる「内訳」という言葉。
日本語の「内訳」は、金銭の総額や物品の総量に対し、その内容を項目別に書き記すことを指しています。

そんな身近で便利な日本語「内訳」を英語で言うときは、何と表現するのが正解なのでしょうか?
今回は、具体的な情報を得るために覚えておきたい「内訳」の英語、“breakdown”、”details”、”items”について、意味と使い分けを解説していきます。

リスト化された「内訳」の”breakdown”

「内訳」を表す英語のうち、最も日本語の意味に近いのが”breakdown”です。
後に紹介する”details”と比べると限定的ですが、まとめた情報を細かくリストにして説明することを意味しており、特にビジネスシーンでよく使われます。

英英辞書では、下記のように定義されています。

  • a division of information into parts that belong together
    情報を細分化すること
  • a list of all the separate parts of something
    何かを構成する別々の部分をすべて記したリストのこと

参考:
Cambridge 英語辞書
ロングマン現代英英辞典

なお、”breakdown”には「(機械などの)破損、故障」や「崩壊」といった意味もあります。
文章読解や英会話でどの意味を表しているのか迷ったときは、前後の文脈から判断するようにしましょう。

【例文1】

Aさん
There was a line-by-line breakdown of overseas business trip expenses.
訳)海外出張費が行ごとに内訳されていました。
Bさん
That is very easy to understand.
訳)とてもわかりやすくまとめてありますね。

 

【例文2】

Aさん
We went over our budget this month.
訳)今月、赤字なんです。
Bさん
You should analyze the breakdown of living expenses thoroughly and look for points that can be improved.
訳)生活費の内訳を徹底的に分析して、改善ポイントを探したほうがいいですよ。

 

【例文3】

Aさん
The breakdown of the 150 participants was as follows.
訳)参加者150名の内訳は、以下の通りです。
Bさん
There were more students than you thought.
訳)思っていたより学生が多かったんですね。

 

【例文4】

Aさん
I would like to see the documents by year, do you have them?
訳)年ごとの資料を見たいのですが、お持ちですか?
Bさん
Here are our expense breakdowns for the fiscal year 2023.
訳)2023年度の費用内訳はこちらです。

 

幅広い意味を持つ「内訳」の”details”

幅広い意味を持つ「内訳」のdetails

「内訳」を意味する英語として2つ目に紹介したいのが、”details”です。

information about someone or something
人や物事に関する情報のこと
information that helps to complete what you know about something
何かを完全に理解するために必要な情報のこと

参考:
Cambridge 英語辞書
ロングマン現代英英辞典

上記に“information”とあるように、“details”は単なる「情報」をはじめ、「内訳」や「詳細」、「明細」など複数の意味を持っています。
“breakdown”よりは具体性に欠けるかもしれませんが、汎用性が高いのでいろいろな場面で幅広く使える表現です。

【例文1】

Aさん
Please send me a breakdown of the invoice.
訳)請求書の内訳を送って下さい。
Bさん
Okay. I’ll send them right over.
訳)はい、すぐに送ります。

 

【例文2】

Aさん
Could you tell me the details of the payment?
訳)会計の内訳を教えてもらえませんか?
Bさん
Certainly. Give me a second please.
訳)かしこまりました。少々お待ちください。

 

【例文3】

Aさん
We will ask for the details of the costs.
訳)費用の内訳をお伺いします。
Bさん
Please see the document I sent for details.
訳)詳細はお送りした資料をご覧ください。

 

【例文4】

Aさん
Excuse me, could I know the details of it?
訳)すみませんが、内訳を教えていただけませんか?
Bさん
The details of the expenses are shown here.
訳)経費の内訳は、こちらに記載されています。

 

“detailed breakdown”で、さらに「細かい内訳」という意味になります。

【例文1】

Aさん
Please tell me a detailed breakdown of your TOEIC score.
訳)TOEICスコアの細かい内訳を教えてください。
Bさん
I got 95% on reading, 70% on vocabulary, and 80% on listening.
訳)読解力95%、語彙力70%、聴解力80%でした。

 

【例文2】

Aさん
Could you provide me with the detailed breakdown of the total costs?
訳)合計金額の詳しい内訳を教えていただけますか。
Bさん
Let me check and get back to you as soon as possible.
訳)すぐに確認いたします。

 

【例文3】

Aさん
The list shows the detailed breakdown of the taxes.
訳)このリストは税金の内訳を詳細に示したものです。
Bさん
Thank you so much for your prompt and polite response to my request.
訳)迅速かつ丁寧な対応、大変助かります。

 

お金に関する「内訳」の”items”

お金に関する「内訳」のitems

“items”も、「内訳」を意味する英語です。
「品目」や「細目」を意味する名詞”item”の複数形で、動詞”itemize”を使って表現されることもあります。

“item”を英英辞書で調べると下記のように定義されており、全体のうちの1つを指していることがわかります。

  • something that is part of a list or group of things
    リストまたはグループにおける一部分
  • a single thing, especially one thing in a list, group, or set of things
    リストやグループ内にある、物事のリストのうちの1つ

参考:
Cambridge 英語辞書
ロングマン現代英英辞典

「(予算や会計の)明細」という日本語訳が最も近く、レジでレシートをもらいたいときやビジネスにおける会計報告の場面などでよく使われる単語です。

【例文1】

Aさん
I will send the items about the payment next week.
訳)来週、支払いの明細を送りますね。
Bさん
Thank you in advance.
訳)よろしくお願いします。

 

【例文2】

Aさん
Please write the items of the budget on this document.
訳)この文書に予算の内訳を書いてください。
Bさん
I’m on it.
訳)了解です。今記入しています。

 

【例文3】

Aさん
Could I have an itemized receipt please?
訳)レシートをもらえますか?(itemized receipt: 会計のレシート)
Bさん
Sure. Here you are.
訳)どうぞ。

 

【例文4】

Aさん
Could you tell me the items of an account?
訳)勘定科目について教えてもらえますか?(the items of an account: 勘定科目)
Bさん
Please listen carefully to what I am about to explain again.
訳)これから説明することをもう一度よく聞いてくださいね。

 

まとめ

詳細な情報を得るために覚えておきたい「内訳」を表す3つの英語、”breakdown”、”details”、”items”を解説しました。

最も使用頻度の高い”breakdown”は、「内訳」を意味する代表的な英語です。

“details”は、「ディテール」として日本語でも馴染みがある単語なので、比較的覚えやすい単語といえます。

まずは頻出の”breakdown”と幅広いシーンで使える”details”から、さらに語彙を増やしたい人は”items”も覚えられるといいですね。

“breakdown”と”details”と”items”の3表現を、自分の伝えたいニュアンスに応じて上手に使い分けていきましょう!

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