みなさんこんにちは!今回は「電池」の英語についてご紹介します。
普段何気なく使っている電池ですが、世の中にはたくさんの種類の電池があるのをご存じでしょうか?今回はそんな「電池」についてと「電池」の英語表現についてご紹介いたします。それでは見ていきましょう。
「電池」の種類とそれぞれの英語
まずは「電池」の種類にどのようなものがあるのかを見ていきましょう。
電池は大まかに分けて以下4つの種類があります。
①一次電池:”Primary Battery“
②二次電池:”Secondary Battery“
③燃料電池:”Fuel Cell“
④太陽電池:”Solar Cell“
この4つが電池の種類にはなりますが、この中にさらに多くの電池の種類があります。
たくさんの種類がありますので、①~④まで順番にご紹介していきます。
①一次電池:”Primary Battery”
「一次電池」は、使い切りで廃棄される電池です。使用後に充電することができません。
一般家庭で最も使う電池となります。みなさんもよく利用されているのではないでしょうか。
英語では”Primary Battery“といい、”primary“は「主要な」という意味となります。
一次電池は、「乾電池」と「ボタン型電池」があります。
「乾電池」は英語で何という?
「乾電池」は言うまでもなく、よく使う筒状の電池のことですね。
「乾電池」は英語で”AA battery“といいます。
なぜ”AA battery“かといいますと、
国際標準化機構”International Electrotechnical Commission“という組織が電池のサイズを規定したためです。
乾電池の形状とサイズは記号で規定され、AA電池はそのうちの1つで、日本では「単三」と呼ばれています。他にも”AAA“(単四)、”C“(単二)、”D“(単一)などもあります。
厳密にいえば、”AA battery“は「乾電池」ではなく、「乾電池」の中の「単三電池」を意味しますが、家庭で最も普及している電池のため、呼称されたと予測されます。
「ボタン型電池」は英語で何という?
次に「ボタン型電池」についてです。
「ボタン型電池」は「乾電池」よりも小さな、ボタンのような電池です。
よく小型の電化製品などに利用する電池ですね。
「ボタン型電池」は”button battery“といいます。英語圏でも日本と同じで「ボタン」を使います。
「乾電池」と「ボタン型電池」をご紹介しましたが、更にその中でも複数の種類があります。今回は現在流通している「アルカリ電池」と「リチウム乾電池」をご紹介します。
アルカリ電池
「アルカリ電池」は一次電池の中で最も主流の電池で、「乾電池型」と「ボタン電池型」のどちらも存在します。
比較的安価なため、現代の機械製品に多く利用されています。
「アルカリ電池」の英語は”alkaline battery“です。
リチウム乾電池
「リチウム乾電池」は「アルカリ電池」よりも高価でハイパワー、長持ちです。また、寒さにも強いため、寒冷地にも適しています。
「リチウム乾電池」は英語で”lithium battery“といいます。
②二次電池:”Secondary Battery”
「二次電池」は、充電して繰り返し使用できる電池です。
英語では”Secondary Battery“といいますが、充電することができるため、”Rechargeable Battery“(充電可能な電池)と表記されることもあります。
二次電池は、一次電池のところにも記載されている「乾電池」と「ボタン型電池」の型で売られていることもありますが、スマホのモバイルバッテリーや、電気自動車に内蔵されていたりなど、形は様々です。
また、二次電池もその配下に様々な種類があります。今回はその中の4つの種類をご紹介します。
鉛蓄電池:”Lead-acid battery”
「鉛蓄電池」は、希硫酸と鉛の化学反応により発生する電圧を活かした電池です。
そのため、英語では「鉛」を意味する”lead“と「酸」を意味する”acid“が表記されます。
比較的安価で大きな電圧を取り出せる特徴がありますが、安全性の側面からリチウムイオン電池に転換されつつあります。
ニッケル水素電池:”Nickel-metal hydride battery”
「ニッケル水素電池」は「ニッケル」と「水素ガス」で作られた電池です。
比較的お手頃価格で販売されているので、充電式の乾電池として家庭でも使われています。
リチウムイオン電池:”Lithium-ion battery”
「リチウムイオン電池」は、「リチウムイオン」の移動によって生み出される電流を使って充放電をする電池です。
現在最も主流の二次電池で、ニッケル水素電池と同じく、充電式の乾電池から、モバイルバッテリーやポータブル電源の内蔵バッテリーなど幅広い用途に活用されています。
また、パワーも優れており、二次電池の中でも特に大きな出力が可能です。
全固体電池 :”Solid-state battery”
「全固体電池」は、固体の電解質を用いた電池のことです。
発火や爆発のリスクが低いため安全性が高く、エネルギー密度が高くて非常に大容量です。
急速充電が可能であり、耐熱性も優れています。現時点では研究段階の電池ですので、次世代のエネルギーとして、電気自動車やその他機械製品業界に期待されている電池です。
“solid-state“は「固体の状態」という意味です。
③燃料電池:”Fuel Cell”
燃料電池は、「酸素」と「水素」の化学反応を利用する全く新しい電池です。環境に悪影響を与えない電池として注目されています。
水素と酸素を利用して、発電時に「水」を出すのが特徴です。
まだまだ研究開発段階ではありますが、一部自動車メーカーからは「水素自動車」として、燃料電池を動力源とする自動車を販売しています。
「燃料電池」は英語で”fuel cell“といいます。
“cell“(セル)は”battery“と同じく、「電池」という意味で、他には「個室」や「細胞」といった意味もあります。
「電池」は”cell“か”battery“どちらかを単語として使うことを押さえていただければと思います。
④太陽電池:”Solar Cell”
最後に「太陽電池」をご紹介します。
「太陽電池」は、太陽の光エネルギーを電気に変換する電池で、最近は一戸建ての家や商業施設に広く普及しています。
英語では”solar cell“(ソーラーセル)といいます。
太陽電池はエネルギー効率に課題があることから、現在でも研究開発が進められています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は「電池」についてとその英語についてご紹介しました。
電池の世界はとても広く、まだまだ将来性がある分野であることがおわかりいただけたと思います。
繰り返しにはなりますが、基本は「電池」は”cell“か”battery“どちらかを単語として使いますので、こちらを押さえていただければと思います。