今回は、「オウムって英語でなんていうの?」をテーマに、オウムの特徴や種類に加え、オウムの英語表現を紹介します。さらに、parakeetとparrotの違いや、オウムにまつわる英語も併せて見ていきましょう。
また、記事の後半では、オウムを使った実際に使える英語例文も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
「オウム」の特徴は?
オウムは、オウム目オウム科に属する鳥類の一種であり、主に熱帯地域に生息しています。オウム目にはさまざまな種類の鳥がいますが、一般的にオウムと呼ばれるのは、小〜中型のインコ科に属する鳥のことを指すことが多いでしょう。
なお、オウムには以下のような特徴があります。
【知能と模倣能力】
オウムは非常に知能が高く、人間の言葉や音を模倣できると言われています。また、環境音に加え、ほかの動物の声を模倣することもあります。
【鮮やかな羽色】
多くのオウムは美しい色彩の羽毛を持ち、その鮮やかな色彩が特徴です。これらの色は、オウムが求愛や種の識別などに使うことがあります。とくにインコはカラフルな胴体、羽が特徴的で、外見からオウムとインコを区別できる場合があります。
【社会性】
多くのオウムは群れで行動するとされています。群れの中ではコミュニケーションを取り合い、縄張りの防衛や繁殖行動を行います。そのため、社会性が高い鳥としても有名です。
【強力なくちばし】
オウムのくちばしは非常に強力で、堅い実や種子を割ることができます。オウムの主な食物源は果実や種子であり、そのほか、昆虫などを捕食することも少なくありません。また、硬い果実や木の実をくだけるほどの力があり、人の指の骨が骨折するくらいの力があります。
「オウム」の種類は?
オウムには非常に多くの種類がいます。ここでは、代表的なオウムの種類を具体的に見ていきましょう。
オカメインコ
オカメインコは、ペットとしても親しまれており、最も馴染みのあるオウムといえるでしょう。比較的小さなインコであり、平均体長は20~30cm程度と言われています。
社会性が高く、愛情深い性格が特徴的で、ペットとしての人気が非常に高い鳥です。好奇心旺盛な性格であり、おもちゃを使って遊ぶこともあるでしょう。
キバタン
キバタンは、オーストラリアに生息しているオウム目オウム科の鳥です。オス、メスの体の色は同じですが、目の色が異なります。
オスのキバタンは、虹彩が黒いのに対し、メスは赤褐色となっています。全長は45~50cm程度であり、オカメインコよりも大きいです。
テリクロオウム
テリクロオウムは、オーストラリア固有種のオウムです。非常に珍しいオウムであり、オーストラリアの動物園ですら、見れないことがあります。
全体的に黒褐色ですが、上面は少しだけ緑色っぽくなっているのが特徴です。
クルマサカオウム
クルマサカオウムは、世界一美しいオウムと言われています。和名のクルマサカとは、冠羽の見た目が由来となっており、オレンジ色や黄色の模様が特徴です。
なお、神経質な性格であることから、人には慣れにくいと言われることがあります。ただ、しっかりと時間をかけて育てていけば、なつくこともあるでしょう。
「オウム」は英語でなんていうの?
ここまでは、オウムの特徴や種類について紹介してきました。
ここでは、オウムの英語表現について見ていきましょう。
オウムは、英語で”parrot”と言います。発音記号は、pˈærət(米国英語), ˈperʌt(英国英語)です。あまりなじみのない英語かもしれませんが、英語検定やTOEICなどの英語の試験に出てくることも少なくありません。
parakeetとparrotの違いとは?
オウムは英語で、”parrot”ですが、そのほかに、”parakeet”という英語を見たり、聞いたりしたことがある方もいるでしょう。
ここでは、parakeetとparrotの違いについて紹介します。
先述の通り、parrotはオウムを意味しています。一方、parakeetは日本語でインコという意味です。広義の意味では、インコもオウムの仲間ではありますが、呼び方が異なるのです。
parrotとparakeetは、いずれもあまり聞き馴染みがない英語かもしれませんが、それぞれの違いを理解したうえで、正しく使い分けができるようになっておきましょう。
「オウム」にまつわる英語
ここでは、オウムにまつわる英語を紹介します。
- Macaw: オウム科の中でも大型で美しい色彩を持つ鳥の呼称であり、「コンゴウインコ」のことを意味しています。ヒョウモンオウム(Hyacinth Macaw)やスカーレットマクロー(Scarlet Macaw)などの種類がいます。
- Lovebird: ボタンインコという和名のオウム目の鳥です。社会性が高いことで知られており、ペットとしても人気があります。
- Budgerigar: 和名はセキセイインコといい、日本国内でも人気のある鳥です。体長は18~23cm程度であり、黄色と緑の体が特徴です。
「オウム」を使った実際に使える英語例文
ここでは、オウムという意味の英語を使った英語例文と、その日本語訳を見ていきましょう。
あなたのオウム、とても賢いんですね!何か話せるんですか。
ありがとうございます!「こんにちは」や「さようなら」のほかに、「愛してるよ」も言えますよ。
それはすごいですね!他の音も真似できるんですか。
はい。電話の鳴る音や笑い声まで真似ることができますよ。
新しいオウムを飼ったと聞きました。もう慣れましたかね。
はい。とても慣れていますよ。実は、いろいろな音を真似し始めているんです。
それはすごいですね。どのような音を真似できるんですか。
電子レンジの音や、インターフォンのチャイムの音などを真似しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「オウムって英語でなんていうの?」をテーマに、オウムの特徴や種類に加え、オウムの英語表現を紹介しました。
さらに、記事の後半では、オウムにまつわる英語や、オウムを意味する”parrot”を使った英語例文も紹介しました。
あまり聞き馴染みのない英語かもしれませんが、英語検定やTOEICなどの英語の試験には、たびたび出てきます。ぜひこの機会に覚えておきましょう。