英語で、「よろしくお願いします。」はなんて言うのか考えたことはありませんか?はじめて会った時や頼み事をしたいとき、ビジネスメールの締めなどによく使う言葉ですよね。そんな万能な言葉が英語で言えたら役立つはずなのですが、残念ながら、英語にはオールマイティに使える言葉は存在しません。今回は、「よろしくお願いします」の代わりに使える英語表現を、シチュエーション別にいくつか紹介していきたいと思います。具体的には「挨拶のとき」「はじめて会ったとき」「頼み事をするとき」「ビジネスメールを送るとき」に使う英文です。必要な言い回しをチェックして仕事や生活に役立ててくださいね!

挨拶のとき

仕事の面接やプレゼンテーションの冒頭、会議の前に取引先の相手に挨拶するときに使う「よろしくお願いします。」は、英語では、次のような表現をするのが一般的です。

Aさん
Thank you for your time.
訳)時間を作っていただき、ありがとうございます。
Aさん
Thank you for coming.
訳)お越しいただき、ありがとうございます。
Aさん
Thank you for having me.
訳)お呼びいただき、ありがとうございます。

はじめて会ったとき

はじめて会ったとき

はじめて会ったときや自己紹介後によく使う「よろしくお願いします。」は、英語でNice to meet you.を使います。
Aさん
Nice to meet you.
訳)会えて嬉しいです。

Bさん
Nice to meet you too.
訳)わたしも、会えて嬉しいです。

もっと丁寧に言いたい時は、”Pleased” を使うこともできます。

Aさん
Pleased to meet you
訳)お会いできて嬉しいです。
Bさん
Pleased to meet you too
訳)わたしも、お会いできて嬉しいです。

メールで「Nice to meet you」は使える?

Nice to meet you.のmeet は実際に会うと言う意味なので、メールで使うとちょっと不自然に感じますよね。けれど、ネイティブはメールでも気にせず送る人も多いようです。ちょっと昔はNice to e-meet you.と送ることもありましたが、はじめての連絡をオンラインでとることが当たり前になった今、あえてこの言葉を使うのは、ちょっと古い感じがしてしまいます。なので、メールでも気にせず使ってOKです。他の言い回しを使いたい時には、次のような表現を使います。

Aさん
I’ve heard great things about your marketing work at fashion Industries.
訳)御社のファッション業界でのマーケティングについて素晴らしい噂をよく伺います。

また、次のような言葉を締めに使うのがおすすめです。

Aさん
I’m looking forward to working with you.
訳)一緒にお仕事できることを楽しみにしています。

頼み事をするとき

頼み事をするときの「よろしくお願いします。」は、英語で「ありがとう」と言います。カジュアルなシーンではThanks.でも構いません。丁寧に言いたい時はThank you.を使います。

Aさん
Could you complete this work by tomorrow?
訳)明日までにこの作業を完成させてもらえる?
Bさん
I understand.
訳)かしこまりました
Aさん
Thank you.
訳)ありがとう。

Please ___. はちょっと失礼!?

「お願いします」といえばPlease が頭に浮かぶ人も多いのではないでしょうか。けれど、頼み事をする時には、失礼と感じる人もいるので、注意が必要です。なぜなら、この文章は命令形ですよね。「___して。」といった感じで、ちょっとぶっきらぼうに聞こえます。もし、何か頼み事をする時には、Could you ___?を使うと柔らかく聞こえます。さらに丁寧に言いたい時には、Could you ___, please? や Could you please ___?のようにPlease を加えると丁寧になります。

ビジネスメールを送るとき

ビジネスメールで使うとき

日本のビジネスメールでは、毎回と言っていいほど、よく「よろしくお願いします。」を使いますよね。残念ながら、英語には日本語のように、どんな場面でも使える万能なフレーズはありません。その代わりに、シチュエーション別に代用できる英文を8つピックアップしてみました。用途に合わせて使ってみてくださいね!

文末の締めとして

ビジネスメールの文末を、「よろしくお願いします。」で締めくくることも多いですよね。英語のビジネスメールでは、「Sincerely,」「Regards,」「Kind 「Regards,」「Thank you,」などを自分の名前の前につけてメールを締めくくります。

はじめてメールする時に使うとき

はじめて取引先とメールをするとき、〇〇(名前)と申します。よろしくお願いします。なんて言いますよね。英語では「一緒にお仕事できることを楽しみにしています。」が定番です。実際に会った時も使うことができるので、定番フレーズとして覚えておくのがおすすめです。

Aさん
I’m looking forward to working with you.
訳)一緒にお仕事できることを楽しみにしています。

お手数おかけしますが/恐れ入りますが、よろしくお願いします。

ビジネスメールで何かを頼む時によく使う「お手数おかけしますが、よろしくお願いします。」「恐れ入りますが、よろしくお願いします。」。英語では、次の表現がお決まりです。ぜひ、覚えておいてくださいね。

Aさん
Could you please send me your price list?
訳)価格表を送っていただけますか?
Aさん
Thank you in advance, 〇〇.
訳)先にお礼を言っておきます、〇〇(名前)さん。

ご確認よろしくお願いします。

Aさん
Could you please confirm the contract?
訳)契約書の確認をお願いできますか?

ご検討よろしくお願いします。

Aさん
I look forward to your approval.
訳)承認していただけるのを楽しみにしています。
Aさん
I look forward to hearing from you.
訳)お返事お待ちしています。

その他

Aさん
I’m looking forward to meeting you tomorrow.
訳)明日お会いできるのを楽しみにしています。
Aさん
I hope to work with you again.
訳)また一緒に働けることを楽しみにしています。(今後ともよろしくお願いします。)
Aさん
I hope to work with you in the future.
訳)機会があれば、よろしくお願いいたします。

まとめ

英語で「よろしくお願いします」は、シーンによって表現が変わりますので、どんな内容を伝えたいのかを考えてみると上手に表現できるはずです。もし迷った時には、ぜひこの記事を見返してみてくださいね。