子どもの表現力を伸ばすことは、彼らが自信を持ち、自分の考えや感情を適切に伝える能力を身につける上で非常に重要です。
そして、英語はそのための素晴らしいツールです！
今回は、英語を通して子どもたちに表現力をつける方法を紹介していきます。
目次
ストーリーテリングの楽しさ
The Joy of Storytelling
ストーリーテリングのプロセスを共有する
最初に、子どもたちにストーリーテリングの基本的なプロセスを共有しましょう。物語の構造や要素、キャラクターの導入、展開、結末などについて話し合います。
自由な創造力を奨励する
子どもたちに、自分自身のストーリーを作ることの楽しさを体験させます。彼らにテーマやキャラクターを自由に選ばせ、ストーリーを自分のペースで進めさせましょう。
言葉や表現の豊かさを促す
子どもたちがストーリーを語る際に、様々な言葉や表現を使うことを奨励します。例えば、形容詞や副詞を使ってキャラクターや場面を詳細に描写したり、感情や状況を表現したりします。
フィードバックと共有
子どもたちがストーリーを語った後に、他の参加者からフィードバックを受ける機会を提供しましょう。彼らに自分のストーリーを自信を持って発表する機会を与えることで、表現力が向上します。
グループでのストーリーテリング
グループでのストーリーテリング活動を通じて、子どもたちが協力し合いながらストーリーを作り上げる経験をさせます。これにより、コミュニケーション能力や協力の重要性も学びます。
アクティビティとゲーム
Activities and Games
単語チャレンジ
グループで単語チャレンジを行います。子どもたちは順番に単語を言い、その単語に関連する他の単語を連想していきます。例えば、”dog”と言ったら次の子どもは”bone”、その次は”fetch”といった具合です。
役割演技
子どもたちに役割を与え、シチュエーションに基づいた短いシーンを演じさせます。例えば、レストランでの注文や困っている友達を助けるシーンなどです。役割演技を通じて、子どもたちは自分の考えや感情を役になりきって表現する練習ができます。
ストーリーダイス
特製のストーリーダイスを使ってストーリーを作ります。ダイスには異なる要素が描かれており、例えばキャラクター、場所、問題、解決策などがあります。子どもたちはダイスを振って出た要素を使ってストーリーを作り、それを英語で語ります。
単語バスケット
単語が書かれたカードをバスケットに入れます。子どもたちは交代でカードを引き、その単語に関する文章を作ります。例えば、”cat”と書かれたカードを引いたら、その子どもは「The cat is sleeping on the mat.」などといった文章を作ります。
音楽と歌
Music and Song
歌詞を使ったストーリーテリング
リズムやメロディに合わせて歌うことで、子どもたちは物語を表現することができます。例えば、英語の歌の歌詞を使って、そのストーリーを子どもたちに語らせます。歌詞には様々な感情や場面が描かれているので、子どもたちは自分の感情や考えを歌詞を通じて表現することができます。
歌詞の解釈と表現
子どもたちに気に入った英語の歌の歌詞を選んで、その意味や感情を理解しましょう。その後、彼らにその歌詞を自分の言葉で説明し、自分の感情や経験と関連付けて表現する練習をさせます。
自作の歌を作る
子どもたちに自分自身の歌を作ることを促しましょう。彼らが興味を持つテーマや感情を選び、そのテーマに合った歌詞を考えます。そして、その歌詞に合うメロディをつけて歌を完成させます。
歌とパフォーマンス
子どもたちに英語の歌を歌い、それをパフォーマンスする機会を与えましょう。家族や友人の前で歌うことで、自信を持って自分の声や表現力を発揮することができます。また、歌を通じて身体表現や感情表現の方法も学びます。
絵本の活用
Use of Picture Books
絵本の読み聞かせとディスカッション
子どもたちに興味深い絵本を選んで読み聞かせを行いましょう。その後、物語やキャラクターについてディスカッションを促します。子どもたちは絵本の内容やキャラクターの感情について自由に意見を述べることができます。
絵本の再話と創作
子どもたちに絵本の物語を自分の言葉で再話させます。彼らが絵本の内容を理解し、それを自分の言葉で表現することで、表現力が向上します。また、絵本の物語を元にして新しいストーリーやキャラクターを考える創作活動も行います。
絵本のイラストと物語の関連付け
子どもたちに絵本のイラストを見せて、それに関連する物語や感情を考えさせます。例えば、ある絵の中に描かれたキャラクターがどんな気持ちなのか、どんな物語がこの場面にあるのかを考えさせます。
絵本の劇化
子どもたちに絵本の物語を劇化して演じさせます。彼らがキャラクターになりきり、物語の場面を演じることで、自分の感情や考えを表現する力が養われます。また、劇を通じてコミュニケーション能力やチームワークも向上します。
まとめ
子どもたちの表現力を伸ばすために、英語を楽しく学ぶ様々な方法があります。
彼らが自分の考えや感情を自信を持って表現できるよう、日常の活動や遊びを通じて積極的に英語を取り入れていきましょう！
Lily 熊本市在住。６２歳。
英会話講師、保育士、幼稚園教諭、チャイルドカウンセラー、おうち英語アドバイザー、バイリンガル保育士養成コーチ、子ども英語指導者養成コーチ
43歳から普通の保育士から英語保育士へ転身。独学で英会話を取得し、数年後インターナショナルスクールを約10年経営。現在はカナダ、アメリカ、オーストラリア、デンマーク、シンガポールなどの幼児教育を研究し、独自の「ドラマ教育」を生かした「生きた英語教育」を広めるために活動中。
「楽しくなければ英語じゃない！」がモットー。