今回は、「人件費って英語でなんていうの?」をテーマに、の言葉の意味や言葉を使うシーン、英語表現などを紹介します。さらに、「作業費」「会計」など、人件費にまつわる英語も併せて見ていきましょう。

また、記事の後半では、「人件費」を使った実際に使える英語例文も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

「人件費」という言葉の意味は?

「人件費」とは、組織や企業が従業員に支払う給与や賞与、福利厚生、労働保険など、人材を雇用するためにかかる費用全般を指します。

また、人件費は労働者に支払う直接的な経費だけでなく、従業員の研修費用や人事管理にかかる経費なども含まれます。

「人件費」は英語でなんていうの?

「人件費」は英語でなんていうの?

では、「人件費」をどのように英語で表現するのか見ていきましょう。

英語では「人件費」の表現が複数あるため、ニュアンスやシーンに応じて単語を使い分けることが大切です。

personnel expenses

「personnel」は「人員」「人材」を指し、「expenses」は「費用」を意味します。

そのため、「personnel expenses」は「人件費」という意味になり、組織や企業が人材に関連して発生するすべての費用を包括的に表現できます。

「personnel expenses」は企業の財務報告や経営分析など、フォーマルな文脈でよく使用されるほか、給与やボーナス、福利厚生や研修費用など、従業員に関連するさまざまな費用を言い表す際に使われます。

Aさん
We need to reduce our personnel expenses to improve our financial performance.
財務パフォーマンスを改善するために人件費を削減する必要があります。

labor costs

 「labor」は「労働」「労働力」を指し、「costs」は「費用」を意味します。そのため、「labor costs」は「人件費」を意味する表現の一つであり、主に従業員の労働に直接関連する費用を指します。

たとえば、給与や時間給など、従業員の労働に直接支払われる費用を表現する際に「labor costs」が使用されます。

Aさん
The increase in labor costs is affecting our product pricing.
人件費の増加が製品の価格設定に影響を与えています。

【personnel expensesとlabor costsの違い】
personnel expensesは、従業員に関連するあらゆる費用(給与、ボーナス、福利厚生、研修など)を包括的に表現できる一方、labor costsは、主に従業員の労働に直接関連する費用(給与、時間給など)を指します。

このように、二つの単語は使用されるシーンが異なるため、文脈に応じて適切な表現を使い分けることが重要です。

「人件費」にまつわる英語

人件費の英語表現について押さえたうえで、日焼けにまつわる英語表現を見ていきましょう。

もちろんです。以下に「人件費」にまつわる各英語表現について解説します。

給料:salary

「給料」は、会社で働く会社員などが労働の見返りとして、事業主から支払われるすべてのもの(諸手当を含む)という意味があり、salaryと言います。

Aさん
His monthly salary is $5,000.
彼の月給は5,000ドルです。

年俸:annual salary

「年俸」は、従業員が1年間に受け取る総額の給与を指し、英語では「annual salary」と言います。annualは「一年の」、salaryは「給与」という意味があるため、「annual salary」で「年俸」となります。

Aさん
Her annual salary is $70,000.
彼女の年俸は70,000ドルです。

月給:monthly salary

「月給」は、毎月支払われる給与の総額を指します。「給与」という意味のsalaryと「月1回の」「毎月の」という意味のmonthlyを組み合わせて「monthly salary」で月給という意味になります。

Aさん
Her monthly salary includes a housing allowance.
彼女の月給には住宅手当が含まれます。

月謝:tuition fee

「月謝」は、主に教育機関や習い事の授業料として毎月支払われる費用を指します。

月謝は「授業」「授業料」という意味の「tuition」と「(弁護士・医師などの専門職へ払う)謝礼」「報酬」などの意味があるfeeを組み合わせて「tuition fee」と表現します。

Aさん
The monthly tuition fee for the piano lessons is $100.
ピアノレッスンの月謝は100ドルです。

謝金:honorarium

「謝金」は、特定の仕事やサービスに対する謝礼として支払われる金銭を指し、英語では「honorarium」と言います。

Aさん
The guest speaker received an honorarium for his lecture.
ゲスト講師は講演の謝金を受け取りました。

「人件費」を使った英会話例文

「人件費」を使った英会話例文

最後に「人件費」の営業表現を使った例文を見ていきましょう。

Aさん
We need to review our personnel expenses to ensure they align with our budget.
予算と調整が合うように人件費を見直す必要がありますね。
Bさん
I agree. We should start by analyzing the current payroll and benefits costs.
そうですね。まず現在の給与と福利厚生の費用を分析するところから始めるべきです。
Aさん
Yes, and we should also look into overtime pay and any additional bonuses that might be affecting our expenses.
そうですね。そして、残業手当や追加のボーナスが費用に影響しているかどうかも調べるべきです。

 

Aさん
Labor costs have increased due to overtime work and bonus payments.
残業やボーナス支給により、人件費が増加しました。
Bさん
That’s concerning. Do we have any strategies in place to control these costs?
それは問題ですね。これらの費用を抑えるための戦略は何かありますか?
Aさん
We could start by limiting overtime hours and re-evaluating our bonus structure.
まず、残業時間を制限し、ボーナスの構造を再検討することが考えられます。
Bさん
My restaurant was able to reduce personnel expenses by automating the cash register.
わたしが経営しているレストランは、レジを自動化することで人件費を削減できました。
Aさん
That’s impressive! How much did you manage to save?
それはすごいですね!どのくらいの節約ができましたか?
Bさん
We saved about 20% on our monthly labor costs.
月々の人件費を約20%節約できました。

まとめ

今回は、「人件費」の英語表現について解説しました。

「人件費」の基本の英語表現は「personnel expenses」「labor costs」であり、さまざまな意味合いの人件費を指す単語として使えます。ただし、どのような人件費なのかによって、表現を使い分けできると、より細かなニュアンスを伝えやすくなります。

ぜひ今回の記事を参考に、「人件費」の英語表現を会話で活用してみてください。