皆さんは、couldの意味を聞かれたら何と答えますか?「~できた」とか、「canの過去形」と答える方が多いかもしれませんね。しかし、実は掘り下げてみると結構たくさんの意味があって、高校までいくとそんな意味も追加されるのかと暗記するのに苦労したはずです。しかし、高校では授業のスピードが速いこともあって、中学ほど記憶に残っていないことも・・・。そこで、今回はこの記事でcouldの持つ意味をあらかたまとめておきました!是非参考にしてみてくださいね。

過去にできたことを表す

過去にできたことを表す

couldはcanの過去形であることを覚えている方は多いのでは?そうですね、couldを使えば過去にできたことを表すことができます。

Aさん
When I was a child, I could swim 5 km.
訳)子どもの時には5km泳げたよ。
Bさん
Really? I don’t swim at all.
訳)ホントに?私は全く泳がないよ。

canは何かをする能力を持っていることを示すので、couldも過去に持っていた能力を示すために使います。couldには色々な意味があって混乱するかもしれませんが、例文のように過去のことだとはっきりわかる場合はわかりやすくて困りませんよ?

許可

canやshouldなどの助動詞がどんどん出てきた時、「許可」や「推量」などたくさんの表現が増えていって混乱した覚えはありませんか?助動詞は会話表現で使えるものが多い一方で、覚えにくいことからなかなか定着しなかったという方も多いのです。couldのそのうちの一つ。「~しても良いですか?」など、許可を求める表現が可能で、「Could I 〜?」や「Could you 〜?」の形で使います。先ほどcouldはcanの過去形だと言ったのですが、これは過去の話ではありません。現在や未来の話なので、混同しないよう気を付けましょう。canと同じように使えるのが特徴ですが、canより丁寧な印象になります。

Aさん
Could I ask you a question?
訳)質問してもよろしいでしょうか。
Bさん
Of course, Ms. Watson.
訳)もちろんいいですよ、ワトソンさん。

推量

先ほど助動詞には「許可」や「推量」などのたくさんの意味があると言ったばかりですが、couldにも出ましたね、「推量」が!そもそも「推量」とは何かというと、「〜かもしれない」、「〜できるかもしれない」という可能性を表すことです。助動詞は、過去形にすることで確かではないことを表すことができるのですが、この感覚は英語圏にいない人にとっては理解が難しいかもしれませんね。確定したことではないので遠回しにするために過去形を使う、というような考えとも言われているのですが、あまりしっくりこないかもしれません。ここは慣れて覚えてしまう方が速いでしょう。

Aさん
Whose iPhone is that?
訳)そのiPhoneは誰の?
Bさん
That could be Emma’s.
訳)エマのじゃない?

仮定法過去

仮定法過去

couldは、仮定法過去でも使われます。難しい文法用語で解説するよりもまずは例文を見た方がわかりやすいですね。

Aさん
If I were a bird, I could fly.
訳)もし鳥だったら空を飛べるのになあ。

これ、couldを使った仮定法過去でものすごくよく登場する例文なので、高校時代に丸暗記してしまったという方もいるのではないでしょうか。和訳を見るとわかるとおり、現実にはなりえないことを想定して言う時に使える表現になります。よりがっつりと学ぶ場合は公式を丸暗記してひたすら書いて覚えることをおすすめしますよ!

~のはずがない

couldを否定形にしてcouldn’tにすると、「〜のはずがない」という意味になることもあります。文脈からどの意味になるかを判断しなければいけないので難易度が上がっていきますが、まずはこのような意味もあると覚えることから始めましょう。

Aさん
He couldn’t be Henry.
訳)彼がヘンリーのはずがないよ。

慣れてくれば、同じcouldでもどの意味か見分けることができるようになるので、最初は難しいなと思ってもひらすら練習していけば大丈夫ですよ!

まとめ

couldについて見てきましたが、結構意味がありましたよね!これらは高校生までに習ったことなのですが、勉強し直さないと大人になると忘れちゃっているかも。また英会話スクールに通ったり、英語に興味が出てきたりした時にはまとめて思い出して使えるようになるまで練習しないとですね。実際に英語を使いシチュエーションを想像して口に出すだけでも効果がありますよ?