皆さんは英語で「バグ」を表現することができますか?

また、「不具合」や「バグ修正」などはどうでしょう。

こちらの記事では、そんなコンピュータ関連のバグに関してはもちろん、「虫」を意味するバグとの違いにも触れていきます。

英語の意味や発音、使い方はもちろん、関連語も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

「バグ」は英語で何て言う?

「バグ」とは日本語で、コンピュータプログラムの中に存在する誤りや欠陥のことを指します。この「バグ」を英語で表現すると、”bug”になるのです。

しかし実は、”bug”にはもう一つの意味「昆虫」が存在する為、この単語を見かけたからと言って、必ずしもコンピュータのバグを言うとは限りません。

まずは、それぞれの”bug”の単語解説と「なぜ同じ単語を使っているのか?」に関して見ていきましょう。

「バグ」は英語で”bug”と表現する

“bug”は、「(機械やシステムなどの)不具合、欠陥、障害」を意味する英単語です。この意味で単語を使う場合、品詞は名詞となります。ちなみに可算名詞です。

発音は日本語の「バグ」とは少し異なり、「バッグ」と発声すると伝わりやすくなります。ちなみに「カバン」を意味する”bag”は、「バァェッグ」に近い発音が正解です。

“bug”の簡単な使い方は例えば、「バグを発見した」時にはこう言いましょう。

Aさん
I think there is a bug in the program.

訳)プログラムに不具合があると思う。

「昆虫」も同じ”bug”で表現する

実は、「カブトムシ」や「クワガタ」などの総称である「昆虫」も、英語で”bug”と表現します。品詞も同じ名詞であり、中でも「可算名詞」です。

また、発音もプログラムのバグと同様であり、「バッグ」と発音します。

「昆虫」を意味する”bug”の使い方は、例えば以下のようなイメージです。

Aさん
I saw a bug in the garden.

訳)庭で虫を見ました。

バグと昆虫をなぜ”bug”と表現するのか?

「バグ」という言葉がプログラムの誤作動を表すようになったのは、1940年代にまで遡ります。米国のHarvard Mark IIというコンピュータが作業中に変な挙動を示し、その原因が回路内部に侵入したハチにあったことがきっかけです。

このことから、プログラムの誤作動を指して「バグ」という言葉が使われるようになりました。

Bさん
つまり、元々は「昆虫」の意味で使われていましたがm

「バグ」の使い方|例文紹介

「バグ」の使い方|例文紹介

「バグ」は英語で”bug”と表現できましたが、「昆虫」の意味も持つことが分かりました。これで単語に関する知識はこれで十分なので、今度は実際の使い方を見ていきましょう。

本記事では「バグ」を使った例文を5つ紹介していきます。そのまま例文を実践でも使えるので、ぜひ参考にしてください。

“bug”を使った例文①

Aさん
The latest update fixed several bugs in the software.

こちらは、「最新のアップデートでは、ソフトウェアのいくつかのバグを修正しました。」という意味の例文です。“bug”は、名詞の中でも「可算名詞」なので、複数形で”bugs”となっています。

何かプログラムを作成すると、複数のバグが発見されることがあるでしょう。その場合、「いくつかの」を意味する形容詞、”several”を覚えておくと便利です。

“bug”を使った例文②

Aさん
The bug caused the program to crash unexpectedly.

こちらは、「このバグにより、プログラムが予期せぬクラッシュを起こすことがあった。」という意味の例文です。

ここで使われている”crash”という単語は、日本語でもよく使われる「クラッシュ」と同じ意味です。予期せぬクラッシュはPCを使っている方なら、一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

“bug”を使った例文③

Aさん
We’re having trouble with our program. There must be a bug somewhere in the code.

こちらは、「プログラムにトラブルが発生しています。コードのどこかにバグがあるはずです。」という意味の例文です。“There must be a bug ..”の文章は、単語解説の使い方でも紹介しました。

本文の”somewhere”は、「どこかに」を意味する副詞となります。バグの発見は、エンジニアにとって最も時間が掛かると言っても過言ではない天敵です。

“bug”を使った例文④

Aさん
If you’re having trouble with the program, try restarting your computer. Sometimes that can clear up bugs.

こちらは、「プログラムに問題がある場合、コンピュータを再起動してみてください。それでバグが解消されることもあります。」という意味の例文です。

“clear up bugs”で、「バグを解消する」という意味になります。日本語でも、「バグを直す」と言ったりしますが、このセットを使えば分かりやすく伝えられるのです。

“bug”を使った例文⑤

Aさん
The bug in the code caused the program to output incorrect results.

こちらは、「コードのバグにより、プログラムが不正な結果を出力してしまったとのことです。」という意味の例文です。

プログラムの「バグ」について話す時に頻出なフレーズとして、”in the code(コードの中に)”も一緒に覚えておきましょう。

Bさん
一緒に覚えておきたい関連語は、次の項目で詳しく解説していきます!

「バグ」の関連語|関連表現

「バグ」の関連語|関連表現

「バグ」の英語は”bug”が適切であり、色々な使い方があることが分かりました。

最後の例文解説にもあった通り、バグの話をするときに覚えておくと便利な英単語が存在します。本項目では、バグの関連語を確認していきましょう。

“bug”の関連語(プログラム)

  • debugging: プログラムのバグを探して修正すること。
  • glitch: プログラムが意図しない動作を起こすこと。
  • crash: プログラムが突然異常終了すること。
  • error: プログラムの誤り全般を指す言葉で、バグもその一種。
  • patch: プログラムにおけるバグ修正のための一時的な措置や、修正プログラムのこと。
  • report: 報告書のこと。

“bug”の関連語(昆虫)

  • insect: 昆虫
  • beetle: 甲虫類
  • butterfly: チョウ
  • ant: アリ
  • bee: ミツバチ
  • mosquito: ハチ
  • fly: ハエ
  • cockroach: ゴキブリ
  • cricket: コオロギ
  • grasshopper: バッタ

まとめ

こちらの記事では、「バグ」の英語表現を学んできました。

英語にすると”bug”が適切でしたが、この単語はそもそも「昆虫」という意味もあるのです。そして、「バグ」の言葉の由来も、過去に蜂が引き起こした不具合から来ていました。

本記事で紹介した色々な使い方や便利な関連語を使って、ぜひ色々な場面でアウトプットして見て下さい。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。