日本人が好きな花と言えば桜でしょう。日本に住んでいれば、桜がいかに特別なものかがわかります。しかし、海外では桜自体あまり見なかったり、お花見という文化がないため驚いたりすることも。では、そんな日本文化を伝えるためには、英語でどう言えば良いのでしょうか。今回は「桜」と、それにまつわる表現を英語で言えるようになることが目標です!海外からお友達が来たら一緒にお花見をして楽しみたいですね。

「桜」は英語でcherry blossom

「桜」は英語でCherry blossomと言います。これは有名なので既に知っている人も多いでしょうか。アメリカに桜の木が贈呈されるなどしていることから、海外でもサクラで通じるのではないかと思ってしまいますが、まだそこまで有名とは言えません。ですので、やはりCherry blossomと言った方が無難です。

Cherryは「サクランボ」のことも表しますし、Blossomは「花」という意味があります。つまり、海外では「サクランボの花」と言って説明するわけです。ここでの注意点は、桜には花がたくさんついているため、通常はCherry blossomsと複数形にすることですね。

また、おそらく皆さん一度はふと疑問に思ったものの、そのまま暗記したと思われるのが、「花は英語でFlowerじゃないの?」ということ。BlossomとFlowerにはどんな違いがあるのかもここで知っておきましょう。

Flowerというと、地面に近いところで良く見る一般的な花のことを指しますが、Blossomというと、果実など、木の上にできる花のことを指します。桜はこのうち木に花を咲かせ、実をつける植物ですからBlossomの方を使うというわけなんです。

桜の種類を英語で言えるようになろう!

桜の種類を英語で言えるようになろう!

外国人にとってはどの桜も区別がつかないものですが、もし日本に来たり、日本でメジャーな桜を紹介する時にはその桜の種類も説明したいものです。では、日本で一般的に見られる桜の種類を以下で見ていきましょう。

ソメイヨシノ

ソメイヨシノはカタカナで表記することが多いですが、実は漢字では「染井吉野」と書きます。なんだか表記が違うだけでイメージが違ってきますね。これは英語で「The Yoshino cherry blossoms」と言います。

ただ、桜の中でも日本人が最も一般的に見ている桜であることから、ソメイヨシノだけは単にCherry blossomと言っても差し支えがない桜になるでしょう。

八重桜

八重桜もよく聞く桜の種類ですよね。こちらは英語で「double cherry blossoms」と言います。Doubleと付いているのは、桜の花びらが他の種類の桜よりも多いからです。

ちなみにソメイヨシノもそうなのですが、Cherry blossomsと表現する時にはBlossomをTreeに変えてもOKです。花ではなく木に焦点を置いても、その桜を指していることには変わりありませんからね。花はまだ咲いていないけれど、これがその木なんだと言いたい時に使います。

寒桜

寒桜は寒い時期に咲く桜ということから、英語では「winter cherry blossoms」と言います。そのままでかつ単純ですね。

寒桜は1月中旬ごろから咲くので、一般的な春に咲く桜とはどう違うのと言われたら咲く時期の違いを説明しましょう。

しだれ桜

しだれ桜もキレイなものですが、こちらは英語で「weeping cherry blossoms」と言います。Weepは「垂れ下がる」という意味なので、この単語を知っていたらWeeping cherry blossomが何を意味するか簡単に推測できちゃいます。

「開花予測」や「3分咲き」は英語で?

「開花予測」や「3分咲き」は英語で?

世界にはそこの文化に基づいた面白い予報があるものです。韓国には、キムチを付けるのに良い時期をお知らせするキムチ前線なるものがあるそうですよ!日本も、ニュースでいつごろ桜が見ごろを迎えるかの予報をお知らせしますよね。では、その「開花予測」や、3分咲きなどはどう英語で表現すれば良いのでしょうか。

開花予測

「開花予測」は英語で「cherry blossom forecast」と言います。Forecastというと天気予報を思い浮かべるかもしれませんが、Weather forecastというように、天気予報なら「天気」という意味のWeatherを頭に付けます。ということは、Forecastは「予測」や「予想」という意味。

ですから、桜の開花予測と言いたいならCherry blossom forecastとなるわけです。桜がお馴染みでない国だと、ここまでひとつの花が咲く時期を事細かに予測している国があるなんて予想外でしょうね。

満開

桜が満開になっている状態は英語で「in full bloom」と言います。イディオムとして覚えてしまうとスラスラと言えますよ!

3分咲き

3分咲きは英語で「one-third in bloom」と言います。英語で分数を表す時、分子の後に分母を言います。分子は普通の数字ですが、分母は序数になっていることに注意しましょう。そしてハイフンで分子と分母を繋ぎます。

One-thirdだと、正しくは3分の1分咲きという意味になりますが、英語では10分の3分咲きとは表現しません。数学的に考えれば数はあっていませんが、どれくらいの花が咲いているかはおおよそ正しく伝わるでしょう。

5分咲き

5分咲きは英語で「half in bloom」と言います。5分ということはつまり半分は咲いている状態なのですから、ここはその「半分」をとって、Halfと表現しています。

7分咲き

7分咲きは、3分咲きと同じように分数を使って「three-quarter in bloom」と言います。直訳すると4分の3分咲きですけどね。ここでの分母は序数ではなくQuarterという単語ですが、これが4分の1という意味です。覚えておきましょう。

「花見」は英語で?

桜と言えば、楽しみなのが「お花見」ですよね!春の陽気で暖かくなったころ、キレイに咲き誇る桜を見るのは乙なものです。この「花見」は、英語で「cherry blossom viewing」と言います。

ただ、名詞で使うよりも動詞で使う方が使いやすいと思うので、「花見に行く」や「花見をする」という動詞の「to see the cherry blossom」も覚えておきましょう。

Aさん
Why don’t we go and see the cherry blossom next Sunday?
訳)今度の日曜日にお花見行こっか
Bさん
Oh really!? Yey! I love you mum!!
訳)え、ホントに!?やったー!大好きママ!!

まとめ

「桜」は英語でCherry blossomでしたね。お馴染みの英語をそのまま言えば大体は伝わります。「〇分咲き」と言いたい時には、5分咲き以外は分数を使って表すのでした。また、「花見」は「to see the cherry blossom」を使い、海外の方も誘えるような表現を練習しておきましょう。春と言えば桜の話題はよく出るので、知らなかった表現を中心に覚えてみてくださいね!