この「ことわざ」、「英語」で何と言う?シリーズ、今回は、「空」のつく「ことわざ」を英語に翻訳してみました。
「空」とは、頭上を見上げたときに見える「空間」のことを言います。「空」の色は時間や季節によって変化しますが、澄み渡るような青色が「空」の色ですね。
ちなみに、朝方・夕方になると真っ赤な赤色に、嵐の前には鈍い灰色へと変化しますが、このような空の色の変化は、太陽の光の色が持つ性質が関係しているそうです。
そんな「空」のつく「ことわざ」を今回は3つ選んで英語に訳しました。
1.秋の空は七度半変わる
秋は空模様が変わりやすい季節です。「秋の空は七度半変わる」は、そんな秋の空の変わりやすさに例え、人の心の変わりやすさを意味する「ことわざ」です。
英語では
「The mind is easy to change like an autumn sky.」
で飽きの空のように心は変わりやすいと翻訳することができます。
“like”は「~のように」の意味です。
2.男心と秋の空
「男心と秋の空」は、「秋の空は七度半変わる」と同じく、人の心の変化を意味する「ことわざ」です。
「秋の空は七度半変わる」は、人の心の変化を意味する「ことわざ」ですが、「男心と秋の空」は、男性の愛情の変わりやすさを例える際に使用される「ことわざ」です。
英語では
「Man’s heart and autumn sky change easily.」
と翻訳することができます。
3.空樽は音高し
「空樽は音高し」は、空の樽を叩くと”ポン”と高い音が鳴るように、軽薄なおしゃべりには中身がないことを意味する「ことわざ」です。また、中身のない人ほどおしゃべりであるという意味でも使用されます。
英語では
「A high tone sounds when you hit an empty barrel.」
と翻訳することができます。
”barrel ”は「樽」という意味で、「バレル」という容量の単位でつかわれることもあります。
まとめ
今回は「空」のつく言葉にまつわる「ことわざ」をまとめてみました。
今回ご紹介した2つの「ことわざ」は、人間の心の変化を、移り変わりやすい「空(そら)」に例えたものに加えて、中身がないことを意味する「空(から)」を意味する「ことわざ」を紹介しました。
同じ「空」でありながらも、「そら」と「から」と2通りの読み方があるのが日本語ならではの面白さです。こうした日本語を英語ではどう表現するのか、しっかり覚えることも英語上達への近道です!
今後も様々な「ことわざ」や「名言」を翻訳していきますので、お楽しみに!