バイブルの意味を完全にマスターしよう!

皆さんは「バイブル」の意味について、すぐに答えることができますか?

英語でもよく耳にする”Bible”という単語ですが、正確な意味や使い方を理解していないと、会話の中で誤解されることもあります。

この記事では、英語学習者や一般の方に向けて「バイブル」の意味やその活用方法について詳しく解説します。

「バイブル」がどのような意味で使われているのか、そして「人生の指針」の言い換えや「私(人生)のバイブル」といったフレーズがどのように使用されるのかについても触れています。

ぜひ参考にしてください。

「バイブル」の意味は?

「バイブル」の意味は?

日常会話で当たり前のように使われる「バイブル」という言葉。この言葉の意味をしっかりと理解できている方は意外と少ないのかもしれません。

まずは、日本語のカタカナ表現「バイブル」について、詳しく見ていきましょう。

「バイブル」は「聖書」という意味

「バイブル」という言葉は、いわゆる「聖書」を指します。キリスト教における「聖書(Bible)」が語源となっており、宗教的な教えや指針を与える最も重要な書物を指す言葉です。

しかし、現代では聖書以外の意味合いでも使用されており、いわゆるガイドブック的な意味合いを持ちます。

もう少しイメージしやすいように、以下例文をご覧ください。

例文

  1. スティーブ・ジョブズの伝記は人生のバイブルで、仕事で迷った時にいつも読み返す。
  2. この料理本は私のバイブルで、夜飯のバリエーションに困ったことは一度もない。

要するに「人生の指針」や「参考書」の言い換えとして使われるようなイメージです。すごくそのモノや考えを大切にしている感じをアピールできる便利な言葉なので、覚えておくと良いでしょう。

“Bible”の単語解説

“Bible”という単語の、元々の意味や使われ方を理解している人は少ないかもしれません。特に英語学習を始めたばかりの方にとっては、こうした単語の背景や多様な意味を知ることは、英語力を高める一助になります。

ここでは、そんな”Bible”の意味や使い方について見ていきましょう。

“Bible”は「聖書」を意味する

“Bible”は要するに「聖書」を指す英単語です。日本語の「バイブル」と関連しており、元となった表現となります。

「聖書」と言っても色々な宗教の聖書が存在しますが、”Bible”はキリスト教の聖書に限定される言葉です。

また、新約聖書・旧約聖書が存在しますが、どちらも含めた意味を持ちます。

これまでが本来の”Bible”の意味ですが、日本語のように比喩的な使われ方もするのが特徴です(詳しくは“Bibleの例文”で紹介)。

日本語では「必読書」と表記することがありますが、いわゆるガイドブック的な役割をする、あると助かるタイプの書物を表す際に役立ちます。

“Bible”の品詞と発音

“Bible”の品詞は「名詞」です。発音は「バイブル [ˈbaɪ.bəl]」と表記され、カタカナでは「バイブル」と表現されます。

発音のコツとしては、”Bi” は「バイ」とはっきり発音し、”ble” は「ブル」のように、軽く発音するのがポイントです。

“Bible”の例文

次に、日常的なシチュエーションで “Bible” を使った例文を見ていきましょう。シンプルな文を使って、どういう場面でこの単語を使うかを理解しましょう。

例文①:

Aさん
This book is my bible for starting a new business.

訳)この本は、新しいビジネスを始める際の私のバイブルだ。

例文②:

Bさん
Her advice is like a bible to me when it comes to relationships.

訳)彼女のアドバイスは、恋愛において私のバイブルのようなものです。

例文③:

Aさん
For any traveler, this guidebook is a bible.

訳)旅人にとって、このガイドブックはバイブルだ。

“Bible”の関連表現

"Bible"の関連表現

“Bible”という単語は、特定の分野で重要な書物やガイドラインを指す際に使われますが、これに関連する言葉も英語には多く存在します。ここでは、”Bible”に関連する語句をいくつかご紹介中です。

  • “Scripture” – 聖書
  • “Testament” – 遺言、証
  • “Gospel” – 福音書

それでは、これらの言葉を詳しく見ていきましょう。

“Scripture” – 聖書

“Scripture”は「聖書」という意味を持つ英単語です。

正しくは”the Scripture”と表記しますが、新約聖書・旧約聖書の両方を指します。また、キリスト教に限らず、ユダヤ教やイスラム教でも使用可能です。

品詞と発音

  • 品詞:名詞
  • 発音:スクリプチャー [ˈskrɪp.tʃər]

“Bible”との違いはその限定性です。”Bible”がキリスト教の特定の書物を指すのに対し、”Scripture” は宗教的な意味を持つ書物全般に広く使われる点となります。

“Scripture”の使い方

Aさん
He often quotes scripture to support his beliefs.

訳)彼は自分の信念を裏付けるために、よく聖書の一節を引用します。

“Testament” – 遺言、証

“Testament”は「遺言」や「証」という意味を持つ英単語です。

キリスト教においては「聖書」を指すこともあり、”the New Testament”で「新約聖書」、”the Old Testament”で「旧約聖書」という意味になります。

この場合は、これらは神と人との契約や約束を意味し、信仰者にとって重要な教えを含んでいます。

品詞と発音

  • 品詞:名詞
  • 発音:テスタメント [ˈtes.tə.mənt]

“Bible”との関連は言わずもがなですが、どちらもキリスト教の聖書を表現する際に使用されます。

“Testament”の使い方

Aさん
The New Testament contains the teachings of Jesus Christ.

訳)新約聖書には、イエス・キリストの教えが記されている。

“Gospel” – 福音書

“Gospel”は「福音書」という意味を持つ英単語です。ちなみに福音書は以下のような意味を持ちます。

新約聖書の中で、イエス‐キリストの生涯と言行をしるしたもの。すなわちマルコ・マタイ・ルカ・ヨハネの四書。

参考:コトバンク

他にも、いわゆる音楽の”Gospel music(ゴスペル)”を表現する際にも使われる英単語です。

品詞と発音

  • 品詞:名詞
  • 発音:ゴスペル [ˈɡɒs.pəl]

“Bible”との関連はこちらも言わずもがなですが、どちらもキリスト教関連の言葉であるという点で共通しています。

“Gospel”の使い方

Aさん
The gospel is central to Christian teachings.

訳)福音書は、キリスト教の教えの中心をなすものだ。

まとめ

こちらの記事では「バイブル」というカタカナ表現の解説から、英単語の”Bible”について広く紹介してきました。

さまざまな側面から「バイブル」について学んできたので、最後に復習をしておきましょう。

  • 「バイブル」は「聖書」という意味。
  • 「バイブル」は英単語の “Bible”に由来。
  • 「バイブル」は宗教的な文脈以外にも、重要な書物や人生の指針として使われる。
  • 英語の”Bible”も意味は同様で、「聖書」から比喩的な使われ方もする。

英語で “Bible”について話す能力は、特定の分野における知識を深め、さらなる学びに繋がります。この記事を出発点として、さまざまな角度からの学習を続けていきましょう。

関連表現も役立つ場面が多いため、積極的に使用してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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