“get down”の”get”と”down”はそれぞれ英会話の中でもよく目にする単語です。実は”get down”という一見シンプルなフレーズには、様々な意味があります。
簡単そうに聞こえるゆえに、意味をそれぞれ理解していないと相手からこのフレーズを使われた際に戸惑っていまうこともあるでしょう。ここでは、そんな”get down”の意味を例文を使って紹介していきます。
“get down”はどういう意味?
“get down”にはシンプルそうでありながら実は多くの意味があります。
“get”は、「何かを得る」「何かになる」という意味を含み、”down”は「下がる」「下に向かう」「取り掛かる」などという意味を含みます。これらを組み合わせて成される意味のフレーズがいくつか存在します。
以下、”get down”の様々な意味を紹介していきます。
「取りかかる」の意味の”get down”
何か物事に取り掛かるときに”get down”を使います。仕事にとりかかる、課題にとりかかる、やろうと思っていることにとりかかるなど、様々なシチュエーションで使えます。
訳)ゲームはもうやめて今は仕事に取り掛からないといけないよ!
仕事に取り掛かるときにも”get down to work”をよく使います。また、ビジネスのシーンで相手と日常会話をしてそろそろ本題にとりかかろうと言う場合には”let’s get down to business”と言います。
訳)サンディエゴ旅行はどうでした?
訳)とてもよかったです。ワインを飲んで新鮮なシーフードを食べてリラックスしました。さてさて、そろそろ本題に取り掛かりましょうか。
「降りる」の意味の”get down”
何か乗り物から降りるとき、高いところから低いところへ降りるときに”get down”を使います。
訳)ここが私たちのバス停よ。ここで降りよう。
子どもが机などに登ってしまって降りてほしいときにも”get down”というフレーズは便利です。
訳)今すぐに机から降りなさい!とても危ないわよ。
“get down off the table”は「机から降りる」という意味ですが、”get down from the table”と言い換えてもいいです。
訳)落っこちる前に机から降りなさい。
「かがむ」「ひざまずく」の”get down”
体を伏せたり、かがんだりする動きも”get down”というフレーズで説明することができます。
訳)茂みの下に伏せなきゃだめよ!
何か拾おうとしたとき、危険があり体を伏せたりする場合に”get down”というフレーズは便利です。
訳)頭の上に蜂がいるよ!かがんで動かないで!
“get down on one knee”で「片膝をついてひざまずく」という意味に
プロポーズなどで、欧米では片膝をついてひざまずくシーンをよく見かけます。そんな時には”get down on one knee”をつかいます。
訳)それで、彼は片膝をついてひざまずいて彼女のプロポーズしたのよ!
“get down on one’s hands and knees”は「四つん這いになる」
“get down on one’s hands and knees”は「四つん這いになる」「両手両膝をつく」という意味になります。
訳)ベッドの上に四つん這いになっていてください。医師がすぐに参ります。
コツ、容量を理解する”get down”
コツや容量を頭で理解する、飲み込むときに”get down”を使います。
訳)理解しましたか?
訳)このトリックが分かってきました。
「がっかりさせる」と言う意味の”get down”
“get 人 down”で「~を失望させる」「~をがっかりさせる」という意味になります。
訳)がっかりしないねでね。
訳)ありがとう。くじけないようにするよ!
“get down on 人”で「人を見下す」という意味に
“get down on 人”で、「~を見下す」という意味になります。
訳)私を非難しないでください!私も頑張っているんです!
“Let’s get down.” :「羽を伸ばす」「くつろぐ」
“Let’s get down.”で「羽を伸ばす」「くつろぐ」「楽しむ」という意味になります。カジュアルな場面で使われます。
訳)やあ。お家に招待してくれてありがとう。
訳)やあ、ゆっくりくつろいでいって。羽を伸ばそうぜ。
※make yourself at home : くつろいでいってね
また、スラングでは「ダンスをする」という意味にもなります。
訳)ねえ、ここでは何をすればいいの。
訳)うーん、じゃあ踊ろうよ!きっと楽しいよ!
“get down”は多くの意味がある便利なフレーズ
“get down”は、たくさんの意味がある便利な日常会話フレーズです。簡単な単語が組み合わさったフレーズなので、相手からいきなり使われたらどんな意味かびっくりしてしまうこともあるでしょう。あらかじめそれぞれの意味を覚えておけば、会話もスムーズにすすむでしょう。ぜひ、例文を参考に勉強してみてください。
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