年末の最大イベントと言えばクリスマスですね!
お子さんはサンタさんが来るのを楽しみにし、カップルもどのように当日を過ごすか計画を立ててワクワクする季節です。
クリスマスに欠かせないアイテムのひとつがクリスマスリースですが、皆さんはご自宅にリースを飾りますか?欧米では必ずと言っていいほど、クリスマスには各家庭の扉にディスプレイされます。
この記事では、クリスマスリースの英語表現から飾るようになった由来などいろいろ紹介します。
クリスマスリースに詳しくなって、季節のイベントをより楽しみましょう!
クリスマスリースの英語表現
葉、松ぼっくりやシナモンなどを使い、輪の形にしたものがクリスマスリースです。
さっそく、クリスマスリースの英語はどのようなものなのか、そこからスタートしましょう。
クリスマスリースはChristmas Wreath
Christmasはご存知クリスマスの英語として、多くの人が知っている単語でしょう。では、リースを英語のスペルで書けそうですか?
クリスマスリースの英語フレーズは「Christmas wreath」です。
Wreathの意味は花輪・花冠、そしてリースになります。このことから、クリスマスのリースとなるのです。
Christmas Wreathの使い方を例文で紹介
それでは、実際にChristmas wreathをどのように使うのか例文でみていきましょう。
I bought a new Christmas wreath from a gardening centre this year.
訳)今年はガーデニングセンターで、新しいクリスマスリースを買ったのよ。
イギリスに興味があって英語学習をしている方は、年末のガーデンセンターがおすすめです。クリスマス一色の雰囲気を感じることができます。
My friend made a beautiful Christmas wreath by herself and decorated it on an entrance door.
訳)友達は美しいクリスマスリースを自分で作って、玄関のドアに飾りました。
自分で作った手作りリースは”handmade Christmas Wreath”の表現にすることもできます。
また、この例文を見ると”クリスマスリースを飾る”にdecorateという動詞を使っています。日本語でもデコレーションと言うように飾りや装飾の意味ですね。
decorateでも問題ありませんが、クリスマスリースはドアから吊るす・掛けるため、hangを使うのも自然な英語になります。以下、上の例文を変えたものを紹介しましょう。動詞の変化はhang-hung-hungになります。
My friend made a beautiful Christmas Wreath by herself and hung it on an entrance door.
訳)友達は美しいクリスマスリースを自分で作って、玄関のドアに飾りました(吊りました)。
そして、クリスマスが終わってリースを片付ける際には、take down the Christmas wreath(クリスマスリースを片付ける)のように言うことができます。
クリスマスリースの意味とは?
クリスマスツリーとともに、クリスマスの雰囲気を出すのに役立つのがクリスマスリースです。クリスマスリースを毎年手作りで作る人もいますね。
リースは円形であることから、始まりも終わりもない”永遠のシンボル”と言われています。
Christmas Wreathの意味は”永遠の幸せ”
クリスマスにクリスマスリースを飾るのはなぜでしょう。
クリスマスリースの意味は”永遠の幸せ”です。リースに使用される常緑樹は永遠の象徴であり、この枝を輪にすることで終わるのない永遠の幸せの意味となるのです。
また、リースにはさらに魔除け、豊作を願うという意味も込められています。
Christmas Wreathの意味を英語で紹介
ここで、クリスマスリースの意味を英語で説明できるよう、英文を紹介します。
The circular shape and the evergreen material make the Christmas wreath a representation of eternal life.
訳)円の形と常緑の材料により、クリスマスリースは永遠の命を表現する。
- evergreen=常緑の
- eternal=永遠の・不変の・無限の
クリスマスリースの由来とは?
そもそもクリスマスは、イエス・キリストの誕生を祝う宗教的な行事です。それが今ではサンタクロースの伝説と結びついて、世界中で行なわれるイベントになりました。
クリスマスリースの由来
もともと宗教行事であったクリスマス、柊(ひいらぎ)を使ったリースは、キリストが十字架にかけられたときに被っていたイバラの冠を象徴します。そしてクリスマスリースがクリスマス時期に飾られるようになりました。このことから、花輪(リース)はイエスの象徴となります。
その起源は古代ギリシャまで遡ります。詩人や勇者の栄光を讃えるために、月桂樹やオリーブを使った冠が与えられました。これらのリースをドアに飾るということは社会的に認められたというステイタスを表すものだったのです。
クリスマスリースの色が持つ意味
最近のリースはシルバーやピンクなどの商品もありますが、クリスマスリースと言えばやはりポインセチアなどの赤・緑・白やゴールドが定番のカラー。これらにも実は由来からの意味が込められているのです。
- 赤はキリストの流した血、神の愛
- 緑は永遠の命、神の永遠の愛
- 白は純潔、罪のけがれのない清らかさ
- ゴールドはベツレヘムの星、高貴、希望
リースの綴り
Christmas Wreathとして紹介した通り、リースの綴り(つづり)はWreathとなります。
Wreathには、すでに述べた通り「花輪・花冠」そしてリースという意味があります。その他、煙などでできた輪や渦巻きもこのリースが表します。
Wreathの発音ですが、Wをほぼ発しない、そしてthで終わるということで少し言いにくいかもしれません。ゥリィースのように発すれば伝わるでしょう。
ちなみに、リース契約として貸すというほうのリースはleaseでまったく異なりますのでご注意くださいね。
フラワーリースの英語も紹介
Wreathを使えば、フラワーリースといった表現にすることもできます。また、筆者の住むイギリスでは近年、ハロウィン時にオレンジや黄色などのハロウィンカラーでできたフラワーリースを玄関の扉に飾る家が増えてきました。そして、ハロウィンが終わって12月になると、クリスマスリースに替えるのです。
フラワーリースはFlower Wreath/Floral Wreath
フラワーリースと言えば、お花で作られた冠(かんむり)を頭に乗せた女性をイメージできますね。
また、結婚式でディスプレイに使ったり新婦が持つものとしてもフラワーリースが華やかな雰囲気を添えます。
これらフラワーリースを英語にするとFlower WreathまたはFloral Wreathのようなフレーズになります。
Flower Wreath/Floral Wreathの使い方を例文で紹介
A flower wreath is one of the items to welcome guests at a wedding ceremony.
訳)フラワーリースは結婚式でゲストをお迎えするアイテムのひとつです。
The floral wreath for a wedding is made with roses, mimosa, and evergreens.
訳)ウェディングのためのフラワーリースは薔薇、ミモザ、常緑樹で作られています。
クリスマスにスワッグを飾ろう、英語では?
皆さん、スワッグという言葉を知っていますか?
リースのように輪になっておらず、ブーケのような形に束ねたものがスワッグであり、英語ではSwagになります。
それらを部屋の壁に吊るしたりして楽しみます。
Swagは北欧生まれ、そしてイギリスへ
16世紀に遡る時代、北欧ではクリスマスや新年を迎えるにあたって、寒い季節に無くなる前に摘まれた花たちをゆっくりと乾燥させ、それらドライフラワーを花束にして壁などに逆さに吊って飾るという習慣がありました。
それらがイギリスでも魅力なものとなり、20世紀に人気になっていったのです。スワッグは作るときに難しいテクニックも不要なため、多くの人が作り部屋のアクセントに使ったりしています。
特に自然を活かしたインテリアが好きな人にとって、シンプルなスワッグをラウンジやキッチンの壁から吊るすというアイデアは魅力でしょう。
Swagの意味は「揺れ動くこと」「花綱」
Swagには不規則に「揺れ動くこと・ぐらつくこと」や、よろめくといった動詞に加え、盗品・略奪品の名詞などいろいろな意味があります。
Swagの使い方を例文で紹介
最後に、Swagの例文を会話でみてみましょう。
I want to make a Christmas wreath by myself, but I don’t think it’s easy for me to do.
訳)クリスマスリースを手作りしてみたいけど、難しそう。
How about making a swag?
訳)スワッグを作るのはどう?
What’s a swag?
訳)スワッグって何?
A wall decoration made by bundling dried flowers. It’s much easier for you.
訳)ドライフラワーを束ねて作った壁飾り。ずっと簡単だよ。
Sounds great. I’ll research it on the internet.
訳)それはいいね。ネットで調べてみるね。
まとめ
今回の記事はクリスマスリース”Christmas Wreath”を取り上げ、例文で使い方を解説しました。また、リースを飾る意味や由来なども紹介しましたので、これからの季節の風物詩への理解が進んだのではないでしょうか?
今年もクリスマスを楽しみましょう!