日常生活の中で、悲しいこと・辛いことが起きたら落ち込んでしまいますよね。
少し落ち込むこともあれば、立ち直れないほど落ち込んでしまうケースもあるでしょう。
その際、家族や信頼できる友人に相談できると、気分を和らげられるかもしれません。
では英語で「落ち込む」は何と表現するのでしょうか。
英語で「落ち込む」は複数の表現があり、落ち込んでいる程度やどのように落ち込んでいるのかによって、使うべき表現が変わります。
そこで今回は、「落ち込む」の英語表現について解説します。
基本表現から、シーン別の表現まで紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
「落ち込む」の基本表現
まずは「落ち込む」の基本表現から確認していきましょう。
ここでは、2つのフレーズを紹介しますが、フレーズによってどの程度落ち込んでいるのか印象が変わります。
I’m depressed.
基本表現の一つ目が、「I’m depressed.」です。
わたしは落ち込んでいます。
「憂鬱」という意味の名詞depressionを形容詞にすると、depressedになります。
「be depressed」として覚えておくとよいでしょう。
彼女は落ち込んでいます。
景気が落ち込んでいる。
ただ、「be depressed」は一時的な落ち込みではなく、長期間落ち込んでおりうつ病のような印象を与えます。
かなり落ち込んでいるときにはいいですが、簡単に使ってしまうと必要以上に相手に心配をかける可能性があるので注意しましょう。
I feel depressed.
「be depressed」がかなり重度の落ち込みを表現するため、もう少し軽い印象の表現も紹介します。
わたしは憂鬱です。
こちらは「feel depressed」を使った表現で、「be depressed」よりもやわらかい印象を与えます。
「感じる」という意味のfeelを使っているので、「feel depressed」で「(少し)気分が落ち込んでいる様子だ」というニュアンスになるのです。
日常生活の中で、次の日には気分が回復している程度の落ち込みの場合は、「feel depressed」を使って表現するのがおすすめです。
シーン別に落ち込んでいる様子を表現しよう
「落ち込む」の基本表現について解説しました。
ただ、先ほどの基本表現を使っても落ち込んでいる様子を表現できますが、 “どのようなことに対して落ち込んでいるのか” よって表現を使い分けできると表現の幅が広がります。
ここでは、落ち込んでいるときに使える、シーン別の英語表現を紹介します。
気落ちしているとき
「少し落ち込む」よりもさらに軽い表現からチェックしていきましょう。
「ちょっと気分が下がっている」「嫌なことがあった」程度のニュアンスを表現する場合は、「feel down」が使えます。
わたしは気落ちしている。
「気持ち」を表すfeelと、「下がる」を表すdownを使ったシンプルな表現ですね。
少しがっかりしているような印象のため、日常会話で使う機会が多い表現といえるでしょう。
裏切りなどの悲しい出来事で落ち込んでいるとき
恋人に浮気されたり、財布を盗まれたり……自分がとある出来事で被害者になって落ち込むケースがあるでしょう。
その場合には「I’m really sad this is happening.」というフレーズが使えます。
こんなことが起こるなんて、本当に悲しいです。
また、さらに重い表現を使うなら、以下のようなフレーズも使えます。
わたしには希望が全くないと感じます。
「希望」「望み」を表すhopeと「~がない」という意味の接頭辞lessを組み合わせると、「hopeless」=「絶望した」「望みを失った」「絶望的な」という意味になります。
失敗し、自身を失くして落ち込んでいるとき
自分自身の失敗によって、事業で失敗したり、試験に落ち込んだりした落ち込むケースがありますよね。
自分が引き起こした状況のため、自分に対して自信を持てなくなる方も少なくないでしょう。
その場合、以下のようなフレーズを使うのがおすすめです。
自分を責めるのを止められません。
「can’t stop~ing」は「~するのを止められない」という意味のフレーズです。
わたしは自信を失いました。
「自信」という意味のconfidenceを使った表現です。
自信を無くした様子を強調するなら、「I totally lost my confidence.」=「わたしは完全に自信を失いました」と表現する方法もあります。
totallyは「完全に」という意味があり、自信を失った程度を強調できますよ。
そんなことが起こるなんて、信じられません。
うつ状態など、精神的に落ち込んでいるとき
うつ病や抑うつ状態など、医学的に落ち込んでいるのを表現する場合、そのような表現になるのでしょうか。
先ほど紹介した「憂鬱」という意味の名詞depressionは、「うつ病」を表現するさいにも使われる言葉です。
そこで、「苦しむ」という意味のsufferを組み合わせると、「I suffer from depression.」=「わたしはうつ病で苦しんでいる」と表現できます。
落ち込んでいる人には何と声をかける?
ここまでさまざまな「落ち込む」に関する表現を紹介しました。
では、落ち込んでいる人がいたら、英語で何と声をかけるのがよいのでしょうか。
ここでは、落ち込んでいる人にかけてあげたい英語フレーズを紹介します。
I’m sure you’ll do better.
「あなたはもっとよくなると確認している」という応援のメッセージです。
相手が失敗した際、もう一度チャレンジするよう応援する気持ちで使うと良いでしょう。
Cheer up!
シンプルなフレーズですが、「Cheer up!」は「元気を出して!」という意味があります。
相手が失恋や浮気をされて落ち込んでいたり、試験に落ちたり……幅広いシーンで使える応援メッセージです。
I’m here for you.
相手が落ち込んでいるとき、「I’m here for you.」と声をかけてあげるのもおすすめです。
「I’m here for you.」は「わたしがそばにいるからね」という意味があるため、相手に寄り添い、支えてあげるニュアンスを表現できます。
相手が深く落ち込んでいるときにも使える表現なので、覚えておくようにしましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は「落ち込む」に関する英語表現を紹介しました。
基本の表現から、シーン別で使える表現までいろいろ紹介したので、ぜひ覚えてみてくださいね。
また、自分が落ち込んでいる様子を表現できるだけでなく、誰かが落ち込んでいるときにかけてあげる英語フレーズもチェックしておきましょう。
ぜひ今回の記事を参考に、「落ち込む」の英語を会話で活用してみてください。