「ありがとう」を英語で言えば、当然「Thank you!」でしょうね。どんな言語を覚えるにしても、最初に覚えることが多いほど覚えるべき人間としての挨拶だと考えられています。しかし、ただお礼を言う時に「Thank you!」しか知らなかったら、ちょっと物足りなくないですか?本当に自分の気持ちを伝えたいなら、恋人にもっと感謝したい時や、ビジネスでも使える言い回しを学んだり、親にいつもありがとうと感謝を伝えられたらいいなと思うことでしょう。そこで、今回は「Thank you!」以外の「ありがとう」をたくさん集めてみました!

You shouldn’t have.

You shouldn’t have.

こちらは和訳するなら「わざわざどうもありがとう」となります。使うシチュエーションは、何かプレゼントをもらった時ですね。

直訳すると、「あなたはそんなことをしなくても良かった。」となるので、お礼に絡めるなら「そんな必要なかったのに、プレゼントをくれてありがとう」という意味合いになります。お土産をもらったり、お祝いに何かもらった時にはお決まりと言っても良いくらい多用されるので覚えておきましょう!

場合によっては、「そんな余計なことをして」という意味に捉えられなくもありませんが、そもそもお礼を言う時には誰しも表情やジェスチャーに出るわけですから、それで勘違いする人はいません。「ありがとう」を伝えたいなら、英語の語彙力が少なくてもきちんと表情と態度で伝えられるので安心してくださいね。

Aさん
This is the famous chocolate in the U.K., here you are.
訳)これがイギリスで有名なチョコレートですよ、どうぞ。
Bさん
You shouldn’t have.
訳)わざわざどうもありがとうございます。

That’s nice of you.

こちらは「どうもご親切に」という意味です。直訳すれば、「あなたは良い。」などですね。niceは「良い」という意味の他に、「親切な」という意味もあるのでこちらを想像してもらった方がお礼の言葉に近くなるでしょう。

同じく「親切な」を意味する「kind」を使って、That’s kind of you.と言うこともできますよ!この形容詞を他のものに置き換えて使うことも多く、他にはThat’s sweet of you. なども言えます。

Aさん
That’s nice of you.
訳)どうも御親切に。
Bさん
No problem.
訳)いえいえ。

You’re the best!

こちらも「あなたって最高ね」というニュアンスで相手へ感謝を伝える英語です。ただ、「ありがとう」という意味で使う時も、こちらは親しい間柄で言われる表現なので注意が必要です。

また、お礼を言うシチュエーションではない場合は、単に「あなたは最高!」と言っているにすぎないので、やはり文脈や空気を読むことは必要です。

Aさん
I told him that you were late.
訳)彼には君が遅刻するって言っておいたよ。
Bさん
You’re the best!
訳)本当にありがとう!

No words can describe how thankful I am.

No words can describe how thankful I am.

「どんな言葉も、どれくらい私があなたに感謝しているか言い表すことはできない」という文章は、言い換えれば「感謝の言葉が見つかりません」と、丁寧に「ありがとう」と伝える表現になります。

ちょっと長いですが、No words can ~は《no+名詞》を主語に置きながらも肯定文を用いて全否定を表現するという英語ならではの言い回しです。これによって文全体が強調されるので、お礼を言いたい時にはその感謝の気持ちを精いっぱい伝えることができるのです。

Aさん
No words can describe how thankful I am.
訳)感謝の言葉が見つかりません。
Bさん
Don’t worry.
訳)気にしないでください。

まとめ

「ありがとう」に関する「Thank you!」以外の表現を見てきましたが、大事なのは言葉よりも感謝を表情や声音で表すことです。たとえ言語が通じなくても、やはり相手への感謝を表したい時というのは言語が違っても大抵の人間は同じ行動を起こすものです。そのため、「ありがとう」は言語の壁を超える言葉と言えるでしょう。それでも単純な言葉だけでなく、自分の今の気持ちに沿った言葉を添えたいというのであれば上記の表現を覚えておくと役立ちます。相手からそう言われた時に理解できるようにしておくというのも大切ですよね。