山形県の英語教育はどのように進められているかご存じですか?

この記事では、小学生・中学生・高校生を対象とした英語教育の方針や、 山形県独自の施策について詳しく解説します。

また、 英語スピーチ大会や県内で行われているイベントなど、山形県で英語を学ぶための具体的な方法もご紹介。さらに、 英会話カフェや観光地での実践的な英語学習の機会についても取り上げます。

「山形で英語を学びたい!」という方に役立つ情報をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。

山形の英語教育の特徴

英会話教室

まずは山形県内の小学生、中学生、高校生がどのような英語教育を受けているのかを見ていきましょう。

こちらでは「令和6年度 山形県 英語教育改善プラン」をベースに掘り下げていきます。

「山形県英語教育改善プラン」を知る

山形県での英語教育を理解するためには、県が発表する「英語教育改善プラン」を知ることが重要です。

「英語教育改善プラン」とは?

Aさん
毎年、県が発表する「改善プラン」の一環で、地域の英語教育の課題を分析し、教育の方向性を定めた資料です。
Bさん
要するに、この改善プランを見ることで、山形県が何に力を入れているのかが分かります!

山形県の具体的な取り組みを以下に紹介します。

英語の授業レベルを高める取り組み

山形県の小中学校では、英語教育において「英語教育実践リーダー」を活用した指導向上の取り組みを行っています。

こちらは県内に20名の英語教育実践リーダーを配置し、各地区での英語教育の推進を図る動きです。

授業の質を高める為の専門家が山形県には配置されているので、全体的なレベルの差が広がりにくく、安心して英語の学習を行える環境が整っています。

相互授業参観の実施

山形県では先に続き、中高教員による相互授業参観の実施をしています。

こちらは同じ地区の中学校・高等学校教員が文字通り授業に参加し、中高を見通した指導ができているのかを連携により助言し合う取り組みです。

従来では中学校は中学校、高校は高校のように英語教育がフェーズごとに分かれてしまっていることから、英語レベルに差が出てしまったりするリスクがありました。

しかし山形県ではその点接続がされていることから、安心して中学 > 高校へと進学できるのです。

デジタル技術を活用した英語教育

山形県では、デジタル教科書やタブレット端末を活用したICT機器の導入が進んでいます。

ICT技術の導入により英語の授業がよりインタラクティブになり、生徒が実際に英語を使用する機会が増える仕組みです。

また、スピーキングテストやライティングテストの両方を取り入れたパフォーマンステストの推進も同時に行われています。

最先端の教育スタイルを導入している点でも、山形県は英語教育に力を入れていると言えるでしょう。

参考:令和6年度 山形県 英語教育改善プラン

山形で英語を学ぶには?

浜松市の英語教育はどんな感じ?

山形県在住の方で英語を学びたいけれど、どこから始めればいいのか分からない方も多いでしょう。

山形駅周辺に英語が学べるスポットがあるか気になるところですが、工夫次第でどこでも学習環境を整えることができます。

ここでは、山形県で英語を学ぶための具体的なスポットややり方のイメージをまとめました。

オンライン英会話を利用する

山形で英語を学ぶには、まずオンライン英会話の活用がおすすめです。

オンライン英会話では、自宅のインターネット環境を利用して、好きな時間に英語を学ぶことができます。スケジュールに合わせて効率よく学習を進められる点が魅力です。

また、録画された授業を視聴しながら学ぶ「eラーニング」も人気を集めています。

せっかくモチベーションが高いのに、周りに英語を学べそうな環境が見つからない方は、オンライン英会話の利用が非常に効果的です。

地域の英会話カフェに参加する

山形市内には、英会話を気軽に楽しめる「英会話カフェ」や「英会話サークル」が存在します。

これらは事前登録などの手間がなく、気軽に参加できるのがメリットです。

なかなか見つけにくいのが難点ですが、おすすめなのが「旧長井小学校第一校舎」で行われている英会話カフェとなります。

こちらは参加が無料なうえ、毎週水曜日に開催されていることから、定期的に好きなタイミングで参加できるのがポイントです。

外国人の方と対面で話せるチャンスが無料で提供されているので、ぜひ気軽に参加してみてください。

参考:旧長井小学校第一校舎

観光地で外国人と交流する

山形県には観光スポットが多く、外国人観光客との交流を通じて実践的な英語を学ぶ良い機会があります。

以下におすすめの観光地をピックアップしました:

  • 山形駅:山形に来る外国人はまずここに到着するスポットです。場所は選ぶ必要がありますが、出会える確率はかなり高いでしょう。
  • 蔵王温泉:海外からの観光客に人気のスポット。温泉に入らずとも、外を歩いている外国人と話せるチャンスです。
  • 山寺(立石寺):歴史的なスポットで、訪れる外国人観光客と山形の文化や歴史について英語でシェアできます。

山形は自然豊かな観光地が多く、外国人観光客と交流するチャンスもあります。

最初は緊張するかもしれませんが、実践を重ねることで自然と英語力が向上すること間違いなしです。

山形の英語に対する取り組み

山形では英語のモチベーションアップはもちろん、レベルアップにもつながる取り組みが各地で行われています。

こちらの項目では、英語スピーチ大会や英語関連のイベントの実施についてまとめました。

1. 英語スピーチコンテストの実施

山形県では毎年高校生に向けた、英語のスピーチ大会(スピーチコンテスト)が行われています。

大会名は「全国商業高等学校英語スピーチコンテスト」となり、山形県大会(県予選)を勝ち上がると全国大会への出場切符が手に入る大型大会です。

2024年大会ではネット上にも掲載されている情報として、北村山高校の生徒がRecitation部門で優勝を果たしました。

このような大会では、自分の英語力を試すだけでなく、他の参加者のスピーチを聴くことで刺激を受けることもできます。興味のある方は、ぜひ参加を検討してみてください。

参考:山形県立北村山高等学校 公式HP

2. 英語関連のイベントの実施

山形県では、英語教育の促進を目的としたさまざまなイベントが開催されています。

例えば、山形県国際交流協会(AIRY)は、定期的に国際交流の機会を設けているのが特徴です。

直近では令和7年3月1日に「ワールドカフェin飯豊町 ベルギー編」が開催されます。

参加は無料で、英語を話せるチャンスを得られるのはもちろん、異なる文化を知る良い機会となるため、「英語の勉強」以上のものが手に入る良い機会です。

参考書や動画を見てインプットをするのはもちろん重要ですが、このように県内で楽しめる国際交流イベントに参加することで、モチベーションアップにも繋がります。

参考:山形県国際交流協会

まとめ

山形県では、英語教育の質の向上に向けたさまざまな取り組みが進められています。特に、英語教育実践リーダーの配置中高一貫の授業改善を通じて、各フェーズごとに独立した英語教育ではなく、安心して進学ができるような土台作りが徹底されていました。

さらに、英会話カフェや英語スピーチコンテスト、国際交流イベントなど、実践的な英語力を高める機会も充実しているのが特徴です。

今回は色々な角度から山形県での英語について紹介してきましたが、少し視野を広げると色々なイベントや取り組みが沢山あるので、こちらの記事を軸とし、色々能動的に参加してみてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。