この記事では、“available”の意味や使い方を詳しく解説し、英語の例文とともに紹介します。
特に、以下のようなavailableを使ったフレーズ、関連用語に関する意味を取り上げます。
- be available
- I’m available
- be available to 人
- availability
また、「可能」を表す他の英語表現についても解説するので、しっかり使いこなせるようになりましょう。
be availableの意味
頻出表現である”be available”は「利用できる」「手が空いている」「入手可能である」といった意味を持ちます。
状況によって、さまざまな意味で使われます。
- 物やサービスが「利用可能」
- 人が「手が空いている」「対応できる」
物やサービスが「利用可能」
物やサービスを主語とする場合、それが「利用可能」であることを表します。
例文はこちらです。
This product is available in all stores.
(この商品はすべての店舗で購入できる。)
Wi-Fi is available in the hotel.
(このホテルではWi-Fiが利用できる。)
人が「手が空いている」「対応できる」
また、人が主語になると、その人の「手が空いている」「対応できる」という意味になります。
例文はこちらです。
The doctor is available now.
(医者は今、診察可能だ。)
She is available for a meeting at 3 PM.
(彼女は午後3時に会議に出られる。)
I’m availableの意味
“I’m available”という表現も、よく使われるので覚えておいて損はありません!
意味は「私は空いている」「対応できる」です。
主にスケジュールや予定について話すときに使われます。
例文を見てみましょう。
I’m available at 10 AM tomorrow.
(私は明日の午前10時が空いている。)
If you need any help, I’m available.
(助けが必要なら、私は対応できる。)
「be available to 人」の意味
「be available to 人」は「(人にとって)利用可能である」「(人が)対応可能である」という意味になります。
使い方を、実際の例文で確認しましょう。
The manager is available to answer any questions.
(マネージャーは質問に対応できる。)
This service is available to all customers.
(このサービスはすべての顧客が利用できる。)
availabilityの意味
“availability”には、どのような意味があるのでしょうか。
基本的な意味
“availability”は英語の名詞で、「利用可能性」「入手可能性」「使える状態」を表します。
最初に紹介した形容詞”available”(利用できる、入手可能な)から派生した言葉で、何かが「存在していて、使えるかどうか」や「手に入るかどうか」の状態や程度を示します。
使い方
主な用法を例文で確認しましょう。
物やリソースが使える・手に入る状態
The availability of water is limited in this area.
(この地域では水の入手可能性が制限されている。)
時間や人が対応できる状態
I’ll check my availability for next week.
(来週のスケジュールの空き状況を確認します。)
抽象的な「存在の度合い」
The availability of information has increased with the internet.
(インターネットのおかげで情報の利用可能性が増した。)
ビジネスでのavailabilityの意味
ビジネスの文脈での”availability”は、主に以下の3つの意味で使われます。
- リソースや商品の入手可能性:在庫があるか、供給できる状態かを指す。
- 人のスケジュールの空き状況:会議や対応が可能な時間があるかどうかを示す。
- サービスや機能の利用可能性:システムやサービスが稼働していて使える状態を意味する。
これらはビジネスシーンで効率性や計画性を重視する際に重要な概念で、相手との調整やリソース管理に欠かせません。
それぞれの意味での、例文を紹介します。
リソースや商品の入手可能性
The availability of this product is limited due to high demand.
(この製品の入手可能性は需要が高いため制限されている。)
Please let us know about the availability of raw materials by tomorrow.
(明日までに原材料の入手可能性を教えてください。)
人のスケジュールの空き状況
I’ll check my availability and get back to you with possible meeting times.
(私のスケジュールの空き状況を確認して、可能な会議時間を返信します。)
The manager’s availability is tight this week, but I can schedule you for next Tuesday.
(マネージャーの空き状況は今週厳しいが、来週火曜日に予約できる。)
サービスや機能の利用可能性
The system upgrade will improve the availability of online services.
(システムのアップグレードでオンラインサービスの利用可能性が向上する。)
We apologize for the downtime; we’re working to restore availability as soon as possible.
(ダウンタイムをお詫びします。できるだけ早く利用可能性を回復するよう取り組んでいます。)
「可能」を英語で何て言う?
available以外にも、「可能」を表す英語表現はいくつかあるので紹介します。
possible:一般的な「可能」
“possible”は、主に「状況や条件」が可能かどうかを客観的に述べるときに使います。
行為の能力よりも「理論的・現実的な可能性」に焦点を当てます。
主語が「人」ではなく「物事」や「状況」になることが多いです。
It is possible to finish the task today.
(今日、その作業を終えることは可能だ。)
can:シンプルに「できる」「許可」
“can”は、日常会話で使われることが多い、シンプルな英語です。
能力(ability)、許可(permission)、一般的な可能性(possibility)を表す多機能な言葉で、時制は現在形と過去形(could)に限定されます。
主語が「人」で、気軽に「できること」や「許可」を伝えるのに使われます。
I can speak English.
(私は英語を話せる。)
You can leave early today.
(今日は早く帰ってもいいよ。)
be able to:能力や条件が整って「できる」
“be able to”は、”can”と似ていますが、より特定的で「実際の能力」や「状況が許す場合」に使われます。
また、時制の変化が可能です(過去形”was able to”や未来形”will be able to”など)。
主語が「人」で、何かを達成する能力や機会があることを強調します。
After months of practice, she was able to play the piano well.
(何ヶ月も練習した後、彼女はピアノを上手に弾けるようになった。)
まとめ
今回は”available”の意味や、関連用語の意味・使い方などを解説しました。
解説してきたことをまとめます。
- “be available”:「利用できる」「手が空いている」「入手可能である」
- “I’m available”:「私は空いている」「対応できる」
- “be available to 人”:「(人にとって)利用可能である」「(人が)対応可能である」
- “availability”:「利用可能性」「入手可能性」「使える状態」
- ビジネスの文脈での”availability”:「リソースや商品の入手可能性」「人のスケジュールの空き状況」「サービスや機能の利用可能性」
- 「可能」:possible、can、be able toなどでも表せる
“available”の使い方を理解し、自然に使いこなせるようになれば、英語のコミュニケーションがよりスムーズになります。
ぜひ、実際の会話で活用してみてくださいね!
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