「事例」は、仕事や生活のさまざまな場面でよく使われる言葉です。
日常会話やビジネスでもよく出てきますよね。
でも、英語ではどう表現すればいいのでしょうか?
この記事では、「事例」を英語でどう言うのかをわかりやすく解説します。
例えば、
- 施工事例
- 導入事例
- 事例紹介
- 実例(事例ではないが、類似の言葉)
など、よく使われる言い回しをシーン別に紹介。
英語を学び直している人でも安心して読めるよう、やさしい表現と具体的な例文をたくさん使っています。
ぜひこの機会にマスターしましょう!
「施工事例」を英語で何て言う?

建築やリフォームの分野でよく使われる言葉である「施工事例」。
英語でどう表現するのでしょうか?
英語表現の例
英語では以下のような表現が適しています。
- construction example:直訳で「施工の例」
- project example:プロジェクトの事例という意味
- case study:ビジネスや建築業界でよく使われる「事例研究」
例文
「施工事例」についての例文をいくつか紹介します。
We show various construction examples on our website.
(私たちのサイトではさまざまな施工事例を紹介している。)
This house is a typical project example in urban areas.
(この家は都市部での典型的な施工事例だ。)
「導入事例」を英語で何て言う?
「導入事例」は、新しい製品やサービスを実際に使った結果を紹介する際に使います。
英語でどう表現するのでしょうか?
英語表現の例
英語では以下のような表現が適しています。
- case study:事例研究(よく使われる)
- implementation example:導入事例
- successful case:成功した導入事例
例文
「導入事例」についての例文をいくつか紹介します。
Let’s take a look at a case study of our software.
(私たちのソフトの導入事例を見てみよう。)
This is an implementation example of our new system.
(これは新しいシステムの導入事例だ。)
「活用事例」を英語で何て言う?
「活用事例」は、あるものをどのように使ったかの例を示す時に使います。
英語でどう表現するのでしょうか?
英語表現の例
英語では以下のような表現が適しています。
- use case:一番よく使われる言い方
- application example:応用の例
- case study:ここでも万能に使えます
例文
「活用事例」についての例文をいくつか紹介します。
We have many use cases for this product.
(この製品には多くの活用事例がある。)
Here is an application example in education.
(これは教育分野での活用例だ。)
ビジネスにおける「事例紹介」を英語で何て言う?

「事例紹介」は、ビジネスにおいて、他社や顧客の成功事例を紹介する際に使われる言葉です。
英語でどう表現するのでしょうか?
英語表現の例
英語では以下のような表現が適しています。
- case study:定番の表現
- case introduction:少し形式的な言い方
- client story:顧客の声・実話に近い表現
例文
「事例紹介」についての例文をいくつか紹介します。
Our website features several case studies from our clients.
(私たちのサイトでは複数の事例紹介を掲載している。)
Here’s a client story about how we helped improve their workflow.
(これは、私たちが業務改善に貢献した顧客の声だ。)
「成功事例」を英語で何て言う?
「成功事例」は、結果がうまくいった事例を紹介する時に使います。
英語でどう表現するのでしょうか?
英語表現の例
英語では以下のような表現が適しています。
- success story:感動的な要素を含む成功の物語
- successful case:成功した事例
- achievement example:達成した例
例文
「成功事例」についての例文をいくつか紹介します。
This is a success story of a single mother learning English.
(これはシングルマザーが英語を学んで成功した事例だ。)
We present successful cases from different industries.
(さまざまな業界の成功事例を紹介します。)
「実例」を英語で何て言う?
今回の記事で取り上げている「事例」と似た言葉に「実例」があります。
これは、事例とはどう違うのでしょうか。
また、英語では何と表現できるのでしょう。
日本語での違い
まず、事例と実例が日本語でどう違うのか、クリアにしておきましょう。
似ている言葉ですが、少しだけニュアンスが違います。
- 事例:ある出来事やケースを、説明や分析のために取り上げたもの
- 実例:実際にあった、具体的でリアルな例
事例は「例」全般(実際・仮定問わず)、実例は「実際に起きた例」に限定されるという違いがあります。
英語表現の例
英語では以下のような表現が適しています。
「事例」と同様の単語を使うこともあります。
- real-life example:一般的な言い方
- case:具体的な事例や事件などに使う
- instance(インスタンス):少しかたい表現で、フォーマルな文書や会議でよく使われる
例文
「実例」についての例文をいくつか紹介します。
This book provides several real-life examples of how small businesses succeeded during economic downturns.
(この本では、経済不況時に小さな企業が成功した実例がいくつか紹介されている。)
For instance, she improved her English by watching movies.
(実例として、彼女は映画を観て英語力を伸ばした。)
まとめ
この記事では、「事例」という日本語を英語でどう表現するかについて、さまざまな場面ごとにご紹介しました。
最後に、今回紹介したさまざまな「事例」に関する英語表現をおさらいしましょう。
- 施工事例:construction example, project caseなど
- 導入事例:case study, implementation exampleなど
- 活用事例:use case, application exampleなど
- 事例紹介:case study, client storyなど
- 成功事例:success story, successful caseなど
- 実例:real-life example, case, instanceなど
このように、「事例」は一つの英単語だけでは表せないことが多く、文脈によって表現が変わります。
さまざまな英文に触れて、ネイティブがどのように使っているのか「事例」を確認し、英語で自然に表現できるように頑張りましょう。
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