「彼はアクティブで、たくさんの経験をしているよね!」

「体験に基づいた話は、信ぴょう性が高いよね。」

日常会話をするうえで、経験や体験は話題によく挙がりますよね。

また、自分の経験から相手に何かをアドバイスしたり、相手の経験から何かを学ぶことも多いです。

そんな経験や体験ですが、英語ではなんと言うのでしょうか?

この記事では、そんな「体験や経験」を、英語でなんと言うのかをお伝えします。

体験・経験を表す英語表現

体験・経験を表す英語表現

体験や経験を表す英語表現には、主に以下の3点があげられます。

  1. Experience
  2. Go through
  3. Undergo

順番に見ていきましょう。

1. Experience

Experienceは「経験・体験」を表すことができる英単語です。

「経験・体験」を直接表す名詞としても使えますし、「~を経験する。~を体験する。」を表す動詞としても使うことができます。

名詞での例文

Aさん
He had a very unusual experience.
訳)彼はとても珍しい体験をしました
Aさん
No experience is wasted.
訳)どんな経験も無駄ではない
Aさん
Learn by experience.
訳)経験から学ぶ
Aさん
Experience is the best teacher.
訳)経験は最良の教師;経験を通して学ぶとよくわかる

動詞での例文

Aさん
We experienced unprecedented heat last year.
訳)私たちは昨年、これまでにない暑さを経験しました
Aさん
He experienced great hardship for the first time in his life.
訳)彼は生まれて初めて大きな苦労を味わった
Aさん
I experienced horse riding.
訳)私は乗馬を体験した
Aさん
At last, they experienced the joy of victory.
訳)ついに彼らは勝利の喜びを経験した

2.Go through

Go throughは「~を経験する。~を体験する」を表現できる動詞です。

特に困難や試練、受難など大変なことを経験するときに好んで使われます。

例文

Aさん
I went through a very hard time for a while after losing my mother.
訳)母を亡くしてからしばらくの間、とても辛い時期を経験した
Aさん
My grandfather went through many dangers during the war.
訳)私のおじいさんは戦争中に多くの危険を経験した
Aさん
We all go through hard times in life.
訳)人生では皆大変な時を経験する
Aさん
I know what you went through. I went through the exact same thing.
訳)大変だったでしょうね。私も全く同じ経験をしました

3.Undergo

Undergoを使うことでも「~を経験する。~を体験する。」を表現することができます。

UndergoにはGo throughと同じく、困難、試練、受難などの大変な体験をする時に使われる傾向があります。

例文

Aさん
He’ll have many hardships to go through in the future.
訳)彼は将来、多くの苦悩を経験することになるだろう
Aさん
We have undergone many hardships since the war.
訳)我々は戦争以来多くの困難を体験してきた
Aさん
The Japanese economy underwent a big change.
訳)日本経済は大きな変化を経験しました
Aさん
Pregnant women often experience morning sickness.
訳)妊婦はたいてい、悪阻を経験する

「~したことがある」って英語でなんて言う?

「~したことがある」って英語でなんて言う?

経験や体験を話す時、「~を体験しました。~を経験しました。」だけでなく、「~をしたことがありますよ。」と表現することもありますよね。

自分の経験や体験を話す時や、相手の経験について聞く時など、「~をしたことがありますよ。」「~をしたことがありますか?」と表現するときには「現在完了形」が使えます。

現在完了形は、「Have+過去分詞形」で表現することができます。

例文

Aさん
I have visited Kyoto once.
訳)私は1回京都を訪れたことがあります
Aさん
I have lived in Japan before.
訳)私は以前日本に住んだことがあります
Aさん
He has been awarded prizes more than ten times.
訳)彼が賞を受けた回数は10回以上になる

現在完了形を用いて「~に行ったことがあります。」を表現する時は注意が必要です。

「~に行ったことがあります。」を表現する時は、Goの過去分詞形を使った「have gone to」ではなく、be動詞の過去分詞形「have been to」を使います。

例文

Aさん
I have been to Paris before.
訳)私は以前、パリに行ったことがあります
Aさん
He has been to France to study French before.
訳)彼はフランス語を学ぶため、フランスに渡ったことがあ

現在完了形で否定文を用いる時は、「Have not 過去分詞形」または「Have never 過去分詞形」で表現します。

例文

Aさん
Tom has not been outside of Canada.
訳)トムはカナダの外に出たことがありません
Aさん
I have never lost my wallet.
訳)私は一度も財布をなくしたことがありません
Aさん
He has never ridden a horse.
訳)彼は一度も馬に乗ったことがありません

現在完了形を疑問文で使う場合は、「Have 主語 過去分詞形 ~?」の形で使われます。

例文

Aさん
Has she had a dog before?
訳)彼女は以前に犬を飼ったことがありますか
Aさん
How many times has the actor received an Academy Award?
訳)その俳優は何回、アカデミー賞を受賞したことがありますか

また現在完了形では、過去分詞形の前に「Ever」がつくことがあります。

Everには「これまでに」のニュアンスがあり、完了形とセットで使われることも多いので合わせて覚えておきたい表現です。

例文

Aさん
Have you ever traveled abroad?
訳)外国へ旅行したことがありますか?
Aさん
Have you ever been to an art school?
訳)あなたは美術学校へ行ったことはあるの?
Aさん
Have you ever written a poem?
訳)今までに詩を書いたことはありますか?
Aさん
Have those students ever traveled abroad?
訳)あの生徒たちは今までに海外旅行をしたことがありますか?

まとめ

この記事では、体験や経験について英語でなんと言うのか、そして「~をしたことがある」など経験について英語で話す時に使える現在完了形についてお伝えしました。

ここまでお読みのあなたは、英語でご自身の経験や体験について話したり、相手の経験を引き出すことができるでしょう。

この記事でお伝えした内容が、あなたの英語表現をより豊かにできれば幸いです。