韓国の屋台街を歩いていると、どこからか甘い香りが漂ってきて、その先に長い行列ができている。
その香りの元が、韓国の定番スイーツ「ホットク(호떡)」です。ひと口食べればモチモチの生地からアツアツの蜜がこぼれ出して、ヤケドしそうになりながらも食べずにいられない。
そんなホットクは、韓国の人はもちろん観光客にも大人気で、最近では日本でもあちこちで見かけるようになりました。
ではこのホットク、英語ではどう表現すればいいのでしょうか?
今回は韓国のあったかスイーツ、ホットクの英語表現やルーツ、英会話例を紹介しますのでぜひ読んでみてくださいね。
ホットクってどんなスイーツ?

ホットクは小麦粉やもち粉などで作られた生地で甘い餡やナッツを包んだ、日本のおやきのようなスイーツです。
たっぷりの油で揚げ焼きされたモチモチ生地の表面はカリッと香ばしく、中からとろりとした黒蜜があふれ出します。
最近ではチーズやタンミョン(韓国春雨)、野菜を包んだ甘くないホットク(甘くないタイプ)なども人気です。
日本では韓国スイーツのお店や、冷凍食品でも販売されているので、食べたことがある人も多いのではないでしょうか。
ホットクのルーツは中国?
ホットクは韓国のスイーツですが、ルーツは意外にも中国にあります。
ホットクのホは漢字で胡(中国のこと)、トク(トック)は「餅」ですから、「中国の餅」という意味なんですね。
中国の商人から伝わった「糖餅(タンビン)」が韓国で独自に進化し、現在のホットクの形になったとされています。
ホットクは英語で何ていう?

ホットクを英語で表現する場合、次のような表現が使われます。
- Hotteok (Korean sweet pancake)
- Korean stuffed pancake
- Sweet Korean pancake filled with brown sugar and nuts
ホットクを知らない人に対しては「Hotteok」という名前を使いながら、どんなものか説明してあげると良いですね。
訳)ホットクって?
訳)韓国の甘いパンケーキだよ。絶対ハマると思うわ
ホットクを作ろう!
自分でもホットクを作ってみたい!という人は少なくないでしょう。ここではホットクの基本的な作り方を紹介しますので、ぜひおうちで手軽に楽しんでくださいね。
材料(Ingredients)(4~6枚分)
- 小麦粉(Flour)… 200g
- ドライイースト(Dry yeast)… 3g
- 砂糖(Sugar)… 大さじ1
- 塩(Salt)… 少々
- 水(Warm water)… 120ml
- 黒砂糖(Brown sugar)… 50g
- 砕いたナッツ(Crushed nuts, such as walnuts or peanuts)… 30g
- シナモンパウダー(Cinnamon powder)… 小さじ1
作り方(Instructions)
- ボウルに小麦粉、ドライイースト、砂糖、塩を入れて混ぜ、ぬるま湯を加えながらゴムベラなどを使ってこねる
- 生地をラップで覆い、30℃位のあたたかい場所で1時間ほど発酵させる
- 黒砂糖、ナッツ、シナモンを混ぜて餡を作っておく
- 生地を適量取り、手で丸く広げ、中央に餡を入れて包む
- フライパンに少量の油をひき、生地を入れて弱火で焼く。上からヘラなどで押しながら両面をこんがり焼く
市販のホットクミックスを使えば、より手軽に作れますよ!
美味しいホットクが食べられるお店は?

自分で作るホットクは手軽で美味しいけれど、行列のできるお店のホットクはどんな味なのか、気になりますよね。
そこでここでは、韓国と日本で美味しいホットクが食べられるお店をいくつか紹介します。どのお店でもこだわりのホットクを提供していますから、ぜひ機会を見つけて試してみましょう。
韓国でおすすめのお店
まずは本場韓国で人気のお店から紹介します。
チュンドンホットク(群山)
群山(クンサン)にあるチュンドンホットクは、1943年創業の老舗です。
こちらのホットク、あっさりとした生地の中に程よい甘さの餡がたっぷり包まれていて一個食べたら止まらない美味しさです。
メディアで紹介されて以降、1時間待ちもザラという人気店ながら、なんと1個800ウォン(約80円)という良心的な価格も人気の理由でしょう。
韓国に行ったら、このお店のホットクは外せませんよ!
トルボネホットク(仁寺洞)
仁寺洞(インサドン)にあるトルボネホットクは、メインストリートにある屋台の中でも昔からとくに人気のお店。
このお店のホットクは、とうもろこし粉ともち粉で作られていて適度な弾力があり、中の蜜とのバランスが絶妙なんです。
たっぷりの油で揚げ焼きしているのに意外とくどさがないことも人気の理由かもしれません。
屋台ではトルボネホットクの他にも美味しいホットクが食べられるお店があるので、食べ比べをしてみるのも良いですね。
日本でおすすめのお店
日本でも美味しいホットクが食べられるお店があります。
POPOホットク(新大久保)
新大久保駅から徒歩4分、大久保通りにあるこのお店は、メディアで何度も取り上げられており行列の絶えないお店です。
とくにチーズホットク(400円)は甘じょっぱい味が絶品と評判で、国内外からの観光客も訪れています。
テイクアウト専門店なので、出来立てアツアツのホットクを食べ歩きで楽しみましょう。
ただし本当にアツアツですから、火傷には十分注意してくださいね。
ジョンノ屋台村イケメン通り店(新大久保)
こちらも新大久保駅から徒歩4分、イケメン通りにあるホットクなどのホットスナック専門店です。
このお店はとくに女性ファンが多く、中でもさつまいもチーズホットク(450円)に人気が集まっています。
さつまいも餡の甘さとチーズの相性がバツグンで、行列ができるのも納得です。
甘くないホットクがお好みの方には、キムチチーズ味やチャプチェ味があるので、是非試してみてください。
ホットクにまつわる英会話
ではもう少しホットクにまつわる英会話を紹介しましょう。
訳)ねえ、何かあった?落ち込んでるみたいだけど
訳)新しく入ったバイトの子が全然仕事してくれなくて。二人分働かなきゃいけないんだよ。給料は一人分なのに…
訳)そんな時はホットクいっとく?
訳)ふう。ホットク、効くわ~
- paycheck:給料
まとめ
今回は韓国スイーツ、ホットクにまつわる英語を紹介しました。
冬にぴったりのホットクですが、お家で作る場合にはアイスをのっけて冷アツで楽しむのもおすすめです。
今回紹介しているレシピのホットクもとっても美味しいので、ぜひお試しください。
韓国にはホットク以外にも美味しいスイーツや料理がたくさんあります。
海外に行きたくなったら、是非韓国も選択肢に入れてみてくださいね。
これからも世界のお菓子と、それにまつわる英語をどんどん紹介していきますのでお楽しみに!
See you next time!
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