「英検準2級の熟語って覚えるのが大変…」「単語だけでなく熟語も出るって聞いたけど、どこから手をつければいいの?」そんなお悩みをお持ちのお母さんへ。この記事では、英検準2級でよく出る熟語をまとめるとともに、効率的な覚え方や家庭でできる学習法も丁寧にご紹介します。

英検準2級合格に向けて、熟語の習得は欠かせません。小学生でも覚えられる工夫を詰め込みましたので、ぜひお子さんと一緒に学習に取り組んでみてください。

熟語まとめ:英検準2級で頻出の熟語一覧

熟語まとめ:英検準2級で頻出の熟語一覧

英検準2級では、リーディング・リスニング・ライティングすべてにおいて熟語の知識が得点に直結します。以下は特によく出る表現です。

参考図書:英検準2級 でる順パス単 5訂版

熟語 日本語
(just) in case 万一に備えて
a bunch of 一束の~
as a result of ~の結果として
at least 少なくとも
be aware of ~ ~に気付いている、知っている
be expected to do ~するよう期待される
be grateful for ~ ~のことを感謝している
be out of the question 問題にならない、ありえない
be poor [bad] at ~が苦手である、下手である
be popular with [among] ~ ~に人気がある
be tired from ~ ~で疲れている
be unable to do ~することができない
bring back ~ ~を戻す、~を持ち帰る
by chance 偶然に
check out チェックアウトする、(ホテルなどで)勘定を済ませて出る
do A a favor Aの願いを聞く
do without ~なしで済ます
drop by (~) (~に)ひょいと立ち寄る
except for ~を除いては
from now on 今後は
get in ~に入る、乗り込む
get on ~に乗る
get ready for ~ ~の準備をする
give A a ride Aを車に乗せる
go on a tour ツアーに行く
go out 外出する
go over ~を詳しく調べる
graduate from ~を卒業する
have a sore throat のどが痛む
hold on 電話を切らないでおく
in line 一直線に、整列して
in particular 特に
keep (on) doing ~し続ける
let down ~を失望させる、~を下げる
line up 列を作る
look after ~の世話をする
look at ~を見る
look out 用心する
look over ~に目を通す
look through ~にざっと目を通す
love 愛する、大好き
make an appointment with A Aと会う約束をする、Aの予約をする
make sense 道理にかなう、意味が通じる
make up one’s mind 決心する
name A after B BにちなんでAを名付ける
no longer もはや〜でない
on business 仕事で
once a week 週に1度
out of date 時代遅れの
pay attention to ~ ~に注意する
pay for ~の費用を払う
pick up ~を拾い上げる、取りに行く
play an important role in ~で重要な役割を果たす
plenty of たくさんの〜
prefer A to B BよりAを好む
put on ~を着用する
rely on ~を信頼する、頼る
run after ~を追いかける
search A for B Bを求めてA(場所)を探す
see if … …かどうか確かめる
set up ~を設立する、~を立てる
show off ~を見せびらかす
sleep well よく眠る
so far 今までのところ
stand by ~を支援する、~を固く守る
stop by (~) ~に立ち寄る
take [have] a seat 座る
the way … …のやり方
The point is (that)… 重要な点は…である
translate A into B AをBに翻訳する、言い換える
used to do 以前はよく~した
watch out for ~ ~を油断なく見張る、~がないかと気を付ける
when to do いつ~すべきか
with luck 運が良ければ

覚え方:英熟語も4ステップでしっかり覚えよう!

熟語まとめ:英検準2級で頻出の熟語一覧

英熟語は、「意味を暗記する」だけでなく、「どう使うか」をセットで覚えることで、リーディング・リスニング・ライティングのどのパートでも活かせる知識になります。
ここでは、英熟語をしっかり定着させるための【4ステップ暗記法】をご紹介します。

ステップ①:視覚で覚える(見る)

まずは熟語を目で見て覚えることからスタートします。

やり方

  • 熟語(英語)と意味(日本語)を左右に並べて見る
  • 英語→日本語の順に視線を動かし、意味を関連づけて覚える
  • 一通り見たら、日本語を隠して英語だけを見て意味が思い浮かぶか確認
  • 思い出せなかった熟語に印をつけておく

ポイント

「日本語→英語」ではなく、「英語→日本語」で暗記することをおすすめします。日本語

ステップ②:聴覚で覚える(聞く・話す)

意味がある程度頭に入ったら、次は「耳」と「口」を使って覚えます。

やり方

  • 熟語を声に出して何度も読む
  • 音声教材やアプリがあれば、それに合わせて発音(シャドーイング)練習
  • 日本語だけを見て、対応する英熟語を声に出せるかチェック

ポイント

発音がわかるとリスニングでも有利です。声に出すことで「記憶が深まる」+「口に慣れる」が実現できます。

ステップ③:運動記憶を使う(書く・動かす)

耳や目で覚えたものを、「手を使ってアウトプット」してみましょう。

やり方

  • 熟語を見ながら意味を指で空中に書く(スキマ時間におすすめ)
  • ノートに熟語と日本語の意味をセットで書き出す
  • 短い例文も一緒に書くとさらに効果的!

例:
take care of → 世話をする

例文:I take care of my dog.(私は犬の世話をします)

ステップ④:テストして覚える(チェック)

最後は、実際に「覚えられたかどうか」をテスト形式で確認しましょう。

やり方

  • ノートに英熟語だけを書き、日本語の意味を自分で書く
  • または、日本語を見て英熟語を書いてみる(逆パターンも練習)
  • 書けなかったものに印をつけて、次回の復習へ!

チェックポイント

  • 1日10~15個を目安に毎日テスト
  • 間違えた熟語は、翌日必ず復習
  • 「3回連続で正解できたらOK」とルールを決めても◎

英検準2級で混乱しやすい熟語リスト

英検準2級で混乱しやすい熟語を以下にまとめました。意味が似ていたり、前置詞の違いで意味が変わるものが多いため、正確な使い分けが重要です。

熟語① 意味① 熟語② 意味② 違いのポイント
make up one’s mind 決心する make up for ~を埋め合わせる 意志決定 vs 損失補償
at least 少なくとも at most 多くても、最大でも 下限と上限の対比
be tired from ~ ~で疲れている(原因) be tired of ~ ~にうんざりしている(感情) 肉体的疲労 vs 精神的飽き
get in ~に入る/車などに乗る get out ~から出る/車から降りる 小型の乗り物の出入り
get on ~に乗る(電車・バス) get off ~から降りる(電車・バス) 大型乗り物での乗降
in line 一列に並んで on line オンラインで 前者は物理的並び、後者はインターネット上
put on ~を身につける put off ~を延期する 着る vs 先延ばしにする
run after ~を追いかける run over ~をひく、ひかれる 追跡 vs 事故
watch out 気を付けろ(口語・緊急) look out 注意しろ(視覚的な警戒) 意味は似るが、watch outの方が口語で即時性が高い
drop by (~) (~に)立ち寄る stop by (~) (~に)立ち寄る 意味はほぼ同じ、口語性の違い
look after ~の世話をする look for ~を探す 面倒を見る vs 探す行動
look over ~に目を通す look through ~をざっと見る/くまなく調べる 短時間の確認 vs 全体を通して調べる
pay for ~の代金を払う pay attention to ~に注意する お金を支払う vs 意識を向ける
used to do 以前はよく~した be used to doing ~することに慣れている 過去の習慣 vs 慣れた状態

これらの熟語は、意味が似ていて混同されがちですが、英検準2級では細かいニュアンスの違いも問われることがあります。

まとめ:英熟語も「見る・聞く・書く・テスト」でバッチリ定着!

英熟語の暗記は、「とにかく書いて覚える」よりも、「意味・使い方・発音・文の中での使い方」を意識した多角的なアプローチがカギです。

  1. 視覚(見る)→ 日本語と英語をセットで
  2. 聴覚(聞く・話す)→ 発音練習と音読
  3. 運動記憶(書く)→ ノートや空書きでアウトプット
  4. テスト(確認)→ 自分で書いて確認しよう!

この4ステップを日々少しずつ繰り返すことで、熟語も自然と身についていきます。お母さんが横で「クイズ形式」で出題してあげるのも、お子さんのやる気を引き出すコツですよ!