「英検準1級」と聞くと、大人でも難易度の高い試験というイメージを持つ方が多いかもしれません。実際この記事を書いている筆者も、大学で英語を専攻して、卒業した後に勉強を続けて取得しました。

しかし、英語教育の重要性が高まる現代。中学・高校の英語学習にとどまらず、大学受験や海外留学、さらには就職活動を視野に入れて、小中学生のうちから英検を受験するご家庭も増えてきました。

英検準1級は、英語力を証明する上で非常に有用な資格です。親として子どもがこの資格を取得する過程をサポートするには、まず試験の全体像を理解することが重要です。英検準1級は、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能をバランスよく評価します。これにより、総合的な英語力の向上が求められます。

英検準1級は「難関」とされる級でありながら、子どもによっては十分に合格が視野に入るレベルでもあります。

とはいえ、英検準1級は単語のレベルや出題内容が非常に高度なので、優秀なお子さんでも受験には相応の準備と計画が必要です。

この記事では、「どのタイミングで受けさせるべき?」「家庭でできることはあるの?」といった疑問に対して、保護者の目線から英検準1級を解説。

英検準1級の合格率や合格点の目安、2級・1級との比較、そしてお子さまを支えるための家庭でのサポート方法まで、実用的な情報をお届けします。

攻略法としては、まず過去問を活用して試験の形式に慣れることが大切です。特にリーディングとリスニングは、毎日の積み重ねが結果を左右します。ライティングでは、自分の意見を明確に表現する練習を重ねることが求められます。スピーキングは、ネイティブスピーカーとの会話練習や、英語の動画を活用して耳を慣らすことが効果的です。

また、試験の直前には、体調管理と精神的な準備も欠かせません。親としては、これらのポイントを子供と共有し、適切なサポートを提供することで、子どもの学習意欲を高めることができます。

英検準1級を目指すお子さまを持つ保護者の方に向けて、「合格率」「合格点」「レベル感」「攻略法」といった情報をわかりやすく、ご家庭でできるサポート方法について紹介します。

英検準1級の概要と特徴

英検準1級

英検準1級は、英検の中でも上から2番目に位置するレベルで、英検公式ホームページによると「大学中級程度の英語力」が求められると記載されています。

同ページには「社会生活で求められる英語を十分理解し、使用できる」ことが目安とされており、ビジネスや学術的な内容の英文を読む力・書く力・話す力が問われます。

英検準1級とは、英語能力を高めるための資格試験であり、大学入試や就職活動において高い評価を受ける資格です。この試験は、日常的な英会話からビジネスシーンまで、幅広い英語能力を測定することを目的としています。英検準1級を取得することで、英語力が一定の水準に達していることを証明でき、国際的なコミュニケーション能力をアピールすることが可能です。

実際に試験を受ける際には、語彙力やリスニング能力の強化が重要です。日常的に英語のニュースを聞いたり、専門的な文章を読んだりすることが効果的です。これにより、試験に必要なスキルを自然に身につけることができます

合格率と合格点の目安

英検準1級の合格率は、一般的に約15~20%程度と言われています。(2012年度まで公開されていた合格率が約15~20%程度で、そこから大きく変わっていないことが予測されます)

英検準1級の約15~20%という合格率は、2級の約25%、準2級の30%程度に比べて難易度がかなり高いことがわかりますね。

合格点は CSEスコア(英検独自のスコアシステム)で(※)一次試験は合計2250点満点中1792点以上を取得すれば合格。二次試験は750点中512点の取得で合格できます。

セクション 満点スコア 合格に必要なスコア(目安)
リーディング 750点 約600点
リスニング 750点 約600点
ライティング 750点 約600点
スピーキング 750点 512点(二次試験の基準)

※合計2250点満点中1792点以上という数字を見ると、「全体の8割も正解しないと合格できないの!?」と思ってしまいがちですが、実際は英検のホームページにて以下のように記載があります。

2016年度第1回一次試験では、1級、準1級は各技能での正答率が7割程度、2級以下は各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格されています。

英検公式ホームページより引用

なので合格点の目安として、一次試験は「約7割の正答数」、二次試験では「約6割の得点率」を見ておくと良いでしょう。

準1級合格に必要なスコアとしては、全体の8割程度とされていますが、実際には約7割程度の正答率で一次試験に合格することができて、二次試験では約6割程度の得点率で合格できる試験だと言えます。

準1級は、2級以下の級と比べると、一次試験、二次試験ともに正答数、得点率が高くなる試験です。

他の級と比べると?:2級・1級と比較

英検準1級の難しさ位置づけをよりわかりやすくするため、英検2級・1級と比べてみましょう。

項目 2級 準1級 1級
目安の英語力 高校卒業程度 大学中級程度 大学上級・社会人上級
合格率(目安) 約25~30% 約15~20% 約8~10%
難易度 中上級 上級 最上級
取得年齢の目安 高校生~大学生 高校生〜社会人 大学生〜社会人
特徴 英文法・日常会話が中心 アカデミックな内容多め 時事・論理力が問われる

英検準1級は、英検2級に比べて出題される語彙が格段に難しくなり、長文も専門性が高くなります。

例えば、英検2級では単語レベルが4,000語~5,000語程度で「学校行事」や「日常生活」に関する文章が中心ですが、英検準1級では単語レベルが7,500語~9,000語程度で「国際問題」「科学技術」「経済」といったテーマが多くなり、レベルの高い英文への対応力が求められます。(単語レベルは各級の単語帳から推測)

さらに、1級になると難易度が跳ね上がり、約10,000語~15,000語レベルの専門的な語彙や複雑な英文構造が登場するため、準1級と1級の間にも大きな隔たりがあります。

英検準1級の「価値」と「メリット」

英検準1級は、学生だけでなく、社会人から見ても「難関資格」と言われる級です。

特に高校卒業までに合格できたら、以下のような点でその価値が高く評価されています。

  • 大学入試優遇制度:有名な難関大学も、英検準1級を持っていることで英語試験の免除や加点制度を設けています。
  • 海外留学の足がかり:英検準1級は、IELTSやTOEFLに次ぐ指標として留学書類にも利用されることがあります。
  • 就職にも有利:高校生の段階で準1級を取得していれば、英語が非常に得意な社会人と並んでも、英語力をアピールできる十分な強みとなります。。

さらに最近では、「英語民間試験の活用」が広まり、英検のスコアが学校教育や外部試験として評価される場面が増えており、準1級の信頼性・実用性はますます高まっています。

準1級取得のメリットとしては、大学受験では優遇措置を受けられる場合があり、企業によっては採用や昇進の際に有利に働くことがあります。また、海外留学を目指す学生にとっては、英語力を証明する貴重な手段となります。

具体的なメリットについて、もっと詳しく見ていきましょう。

英検準1級取得のメリット

英検準1級を取得することには多くのメリットがあります。まず、準1級は高い英語力の証明となり、大学入試や就職活動での強力なアピールポイントになります。多くの企業や教育機関が英語力を重視しているため、この資格は評価の対象となり得ます。また、準1級が求めるレベルの英語力を身につけることで、国際的なコミュニケーション能力を向上させ、海外旅行や留学時に自信を持って英語を使えるようになります。

具体的な例として、準1級の取得者は海外でのビジネスシーンにおいて、スムーズな会話を展開できることが多く、業務の効率化にも寄与します。さらに、英検準1級を目指す過程で身につけた多様な知識とスキルは、他の学習や活動にも応用できるため、学習者の総合的な能力向上にも繋がります。

大学入試での優遇制度について

英検準1級の取得者は、大学入試において様々な優遇制度を受けることができます。多くの大学では、英語の成績が加点されたり、英語試験が免除されたりする制度を設けています。例えば、一部の大学では、英検準1級以上を取得していると英語の試験が免除され、他の教科の成績に集中できるメリットがあります。さらに、推薦入試やAO入試においても、英検準1級の資格を有利に活用できるケースがあります。これにより、受験生は自分の強みを最大限に活かして受験に挑むことができ、第一志望の大学への合格をより現実的なものとすることが可能です。このように、英検準1級の合格は、大学入試において重要なアドバンテージとなり得るのです。

留学や就職でのアドバンテージ

英検準1級を取得することは、留学や就職において大きなアドバンテージをもたらします。まず、留学においては、多くの海外大学が入学条件として英語力を求めており、英検準1級の資格はその証明となります。これにより、留学先の選択肢が広がり、進学先のレベルも向上させることができます。具体例として、日本国内での推薦入試においても、英検準1級を持っていることが英語力の証明として認められ、優遇されることが多いです。

一方、就職活動においても、英検準1級はビジネス英語の基礎をしっかりと身につけている証拠となり、企業の採用担当者に強い印象を与えます。特に、グローバル企業や外資系企業では、英語力が重要視されるため、他の応募者との差別化に有効です。実践的なポイントとして、資格取得後も英語力を維持し、さらに磨きをかけることが重要です。これにより、実際のコミュニケーション能力としても評価されることでしょう。

大学受験における準1級取得のメリット

先ほど、準1級を取得すると、準1級取得が有名な難関大学の入試で、大学入試優遇制度が適用されると書きましたが、実際のところ、どうなのでしょうか。

英検®準1級が大学受験に優遇されるのには、次の5つのパターンがあります。

  • 準1級を取得していないと大学入試の出願自体ができない
  • 準1級を取得していると、既に一定の英語力を有していると判断されるため、英語試験等の一部、または、そのすべてが免除になる
  • 準1級を取得していると、英語科目の試験の得点として換算される
  • 準1級を取得していると、外国語試験の得点に加点される。加点した結果、配点を超える場合は満点となる
  • 準1級を取得していると、試験や書類選考などで、合否判定の際の判断材料になる

2025年現在、英検®準1級を優遇している大学を国立・私立に分けて紹介します。

準1級取得で受験を優遇・免除する主な国立大学

京都大学

学部 学科 活用
農学部 食品生物科学科 出願資格

大阪大学

学部 学科 活用
歯学部 歯学科 出願資格
工学部 応用自然科学科 出願資格
応用理工学科 出願資格
電子情報工学科 出願資格
環境・エネルギー工学科 出願資格
地球総合工学科 出願資格

東京藝術大学

学部 学科 活用
音楽学部 作曲科 得点換算:満点
声楽科 得点換算:満点
器楽科 得点換算:満点
指揮科 得点換算:満点
邦楽科 得点換算:満点

神戸大学

学部 学科 活用
工学部 応用化学科 出願資格

千葉大学

1級または準1級 / 準1級または2級 / 2級以上を受験して得た英検®SCEスコアを利用できます。学科によって指定の級は異なるので注意しましょう。

学部 学科 活用 英検®CSEスコア
国際教養学部 国際教養学科 得点換算(満点) 2500
加点 (40) 2300
教育学部 学校教員養成課程
(英語教育コース)
加点 (30) 2300
加点 (20) 2180
学校教員養成課程
(英語教育コース以外)
加点 (10) 2300
加点 (5) 2180
園芸学部 園芸学科 加点 (30) 2300
加点 (20) 2180
応用生命化学科 加点 (30) 2300
加点 (20) 2180
緑地環境学科 加点 (30) 2300
加点 (20) 2180
食料資源経済学科 加点 (30) 2300
加点 (20) 2180
薬学部 薬学科 加点 (10) 2300
加点 (5) 2180
薬科学科 加点 (10) 2300
加点 (5) 2180
看護学部 看護学科 加点 (30) 2300
加点 (20) 2180
文学部 人文学科
(日本・ユーラシア文化コース)
加点 (10) 2300
加点 (5) 2180
理学部 数学・情報数理学科 加点 (10) 2300
加点 (5) 2180
物理学科 加点 (10) 2300
加点 (5) 2180
化学科 加点 (10) 2300
加点 (5) 2180
生物学科 加点 (10) 2300
加点 (5) 2180
地球科学科 加点 (10) 2300
加点 (5) 2180
工学部 総合工学科 加点 (10) 2300
加点 (5) 2180
法政経学部 法政経学科 加点 (10) 2300
加点 (5) 2180
法政経学科
(経済学コース)
出願資格 2130
情報・データサイエンス学部 情報・データサイエンス学科 加点 (10) 2300
加点 (5) 2180

広島大学

全ての学部において、準1級を持っていると得点加算:満点(みなし満点)となります。活用には条件があるため、事前に要項を確認しましょう。
また、総合型選抜では共通テストでのみなし満点に加えて、最終試験でも以下の通り加点ができます。

学部 学科 利用
工学部 第一類 加点 (10)
第二類 加点 (10)
第三類 加点 (20)
薬学部 薬学科 加点 (10)
薬科学科 加点 (10)
歯学部 歯学科 加点 (10)
口腔健康科学科 加点 (25)
生物生産学部 生物生産学科 加点 (6)
情報科学部 情報科学科 加点 (10)

英検準1級取得で受験を優遇・免除する主な私立大学

私立大学にも、英検準1級取得が活用できる大学がたくさんあります。そのうちの一部を紹介しますが、大学が求める条件については、必ず募集要項で確認する必要があります。

早稲田大学

学部 学科 利用
文化構想学部 国際日本文化論プログラム 出願資格
(CSEスコア2300)
国際教養学部 国際教養学科 加点 (14)

上智大学

準1級を取得していないと大学入試の出願自体ができない学部が一部あります。また、学部によらず、受験方法によって加点、または得点換算が行われます。

受験方式 利用
学部学科試験・共通テスト併用方式 加点 (20)
共通テスト利用方式 得点換算:180

同志社大学

学部 学科 利用
グローバル・コミュニケーション学部 グローバル・コミュニケーション学科(英語コース) 出願資格
法学部 政治学科 出願資格
法律学科 出願資格

明治大学

学部 学科 利用
経営学部 経営学科 出願資格/得点換算:150
会計学科 出願資格/得点換算:150
公共経営学科 出願資格/得点換算:150
農学部 農芸化学科 出願資格/得点換算:100
食料環境政策学科 出願資格/得点換算:100
生命科学科 出願資格/得点換算:100
農学科 出願資格/得点換算:100
総合数理学部 現象数理学科 出願資格/得点換算:50
ネットワークデザイン学科 出願資格/得点換算:50
先端メディアサイエンス学科 出願資格/得点換算:50
政治経済学部 地域行政学科 出願資格
経済学科 出願資格
政治学科 出願資格
国際日本学部 国際日本学科 出願資格/得点換算:200

青山学院大学

学部 学科 利用
国際政治経済学部 国際政治学科 出願資格/加点 (10)
国際コミュニケーション学科 出願資格/加点 (10)
国際経済学科 出願資格/加点 (10)
文学部 英米文学科 出願資格
地球社会共生学部 地球社会共生学科 出願資格

中央大学

学部 学科 利用
経済学部 経済学科 出願資格/加算
経済情報システム学科 出願資格/加算
国際経済学科 出願資格/加算
公共・環境経済学科 出願資格/加算
理工学部 数学科 出願資格
情報工学科 出願資格
物理学科 出願資格
都市環境学科 出願資格
精密機械工学科 出願資格
電気電子情報通信工学科 出願資格
応用化学科 出願資格
ビジネスデータサイエンス学科 出願資格
生命科学科 出願資格
人間総合理工学科 出願資格
商学部 経営学科 出願資格
会計学科 出願資格
国際マーケティング学科 出願資格
金融学科 出願資格
文学部 人文社会学科 出願資格
総合政策学部 政策科学科 出願資格/加算
国際政策文化学科 出願資格/加算
国際経営学部 国際経営学科 出願資格/加算
国際情報学部 国際情報学科 出願資格/加算

※「加算」と記載している学科はCSEスコアに応じて加算が行われますが、CSEスコアから加算得点への換算について、具体的な内容は非公表となっています。

法政大学

学部 学科 利用
経営学部 経営戦略学科 出願資格 / 判定優遇・合否参考
国際文化学部 国際文化学科 出願資格
経済学部 国際経済学科 出願資格
現代ビジネス学科 出願資格
経済学科 出願資格
文学部 英文学科 出願資格
法学部 法律学科 出願資格
国際政治学科 出願資格
政治学科 出願資格
グローバル教養学部 グローバル教養学科 出願資格 / 得点換算・試験免除

準1級を取得していると、大学受験でこんなに優遇されるのかと驚く人もいるでしょう。準1級は大学中級レベルの難易度とされていますが、昨今では、英検準1級の資格取得は大学受験での優遇につながっていることは確かです。

英検準1級の受験に関する基本情報

英検準1級は、大学入試や就職活動で有利とされる資格で、英語能力の証明として多くの場面で活用できます。試験は筆記と面接で構成され、筆記試験はリーディング、リスニング、そしてライティングの3つのセクションからなります。

特に、ライティングでは自分の意見を論理的に表現する能力が求められます。面接では、ナレーションや質問に対する応答が評価されるため、実際のコミュニケーション能力が試されます。合格ラインは、総合得点が一定の基準を超えることですが、各セクションでバランスよく得点することが重要です。過去問を利用した練習や模擬試験の活用を通じて、試験形式に慣れることが成功への鍵となります。受験対策として、日々のニュースを英語で読む習慣や、英語の日常会話を積極的に行うことも有効です。これにより、試験だけでなく実践的な英語力の向上にもつながります。

試験日程、会場、検定料

英検準1級の試験は、毎年複数回実施されており、通常試験では年に3回、春、秋、冬に行われます。試験日程は公式サイトで発表されるので、受験を計画している方は定期的に確認することが大切です。また、試験会場は全国各地に設けられており、自宅や学校、職場からアクセスしやすい会場を選択できます。検定料は受験級に応じて異なりますが、準1級の場合、一般的には10,500円程度です。検定料はオンラインでのクレジットカード決済や銀行振込など、複数の支払い方法が用意されています。受験を考えている場合は、早めに日程や会場を確認し、必要な準備を進めましょう。特に人気のある会場は早期に定員が埋まることがあるため、早めの申込みを心掛けると良いでしょう。

指定された試験会場に行き、コンピュータで受験するS-CBT試験というのもあり、原則、毎週土日に開催、一部エリアでは平日にも実施しています。準1級の取得が大学入試の出願資格になっている大学もあり、そういった大学学部への出願のために、S-CBT試験を何度も受験する高校生もいます。S-CBT試験の場合、準1級の受験料は10,600円です。

お申し込み方法と申込料

英検準1級の申し込みは、公式ウェブサイトから行うことができます。まず、受験者は試験の日程と会場を確認し、自分の予定に合ったものを選択します。特に人気の会場は早めに定員が埋まるため、申し込みは早めに行うのが賢明です。

申し込みには、オンラインでの手続きが一般的です。公式サイトでアカウントを作成し、必要事項を入力します。その後、支払い方法を選択しますが、クレジットカードや銀行振込など複数の支払い方法が用意されています。支払いが完了すると、受験票が発行されますので、必ず確認し、試験当日に持参してください。

また、申し込みの際には、申込料としての受験料が必要です。受験料は試験の種類(通常試験やS-CBT試験)によって異なるため、事前に確認して準備しておくことが大切です。申し込みに関する不明点がある場合は、公式サイトのFAQを利用するか、直接問い合わせることで迅速な解決が期待できます。

子どもが準1級を目指すときの「現実的な年齢・レベル」

子どもが準1級を目指すときの「現実的な年齢・レベル」

英検準1級は、英語が得意な学生にとっても大変難易度が高い試験です。

ただし、以下のような場合は小学生でも合格する例があります。

  • 帰国子女
  • 英語塾やインターナショナルスクールでの長期学習者
  • 幼少期からの継続的な英語教育を受けている子

ただしお子さんに英語を身に着けて欲しい保護者の立場として、「準1級を取ること」自体が目的化していないか?という視点も大切です。

なぜなら、英検準1級は純粋な英語力だけでなく、国際社会や科学技術、経済についての文章を正しく読み解く「読解力」も必要になるからです。

英語力や読解力が伴なわない段階で無理に挑戦すると、以下のようなリスクもあるため、適切な時期を見極めましょう。

  • 英語嫌いになる
  • 自信をなくす

加えて、英検準1級の学習には「自学自習できる力」が問われる場面も増えてきます。準1級の場合、英語塾やオンラインレッスンで学習する以外に、単語・熟語を覚えたり、読解問題やライティングを解いたり、リスニング問題の練習をしたりなど、塾やオンラインレッスン以外での自学自習も必要になってきます。

保護者がスケジュールや教材の選定をサポートしながら、お子さんの学習習慣を定着させていくことが合格への鍵になりますよ。

ご家庭でできる英検準1級合格へのサポート

英検準1級の勉強は、単語・読解・ライティング・リスニング・スピーキングを総合して行う必要があります。

そんな英検準1級の勉強では、以下のようなポイントで、保護者も受験するお子さんをサポートできます。

1.モチベーションの維持

英検準1級の合格には長期間の継続学習が必要です。

勉強期間が長くなると、成長を感じづらくなる時もあるでしょう。

そんなときに親が「がんばってるね」「進歩してるね」と声をかけてあげるだけで、頑張っているお子さんのやる気はグッと保ちやすくなります。

特に「今日は長文がこんなにも読めたね!」「こんな難しい単語よくわかったね!」など、具体的な努力を認める声かけが効果的です。

2.単語力の習得サポート

英検準1級ではレベルに合った単語帳が必要です。

毎日決まった時間に単語チェックをしてあげるのも効果的でしょう。なぜなら、覚えた単語を「思い出す」作業が、長期記憶を促(うなが)すからです。

スマホアプリや単語カードを使って、視覚的に楽しく学べるようにすると、負担を減らして継続しやすくなりますよ。

3.ライティングとスピーキングの添削サポート

ライティングやスピーキングはお子さん一人で継続するのが難しいですよね。

以下のサービスを活用して、アウトプットの練習をサポートすると良いでしょう。

  • 英会話スクール
  • 添削サービス
  • オンライン英語学習アプリ

最近では、AIによる自動添削ツールも活用されています。

費用を抑えながらも、何度も練習できる点でおすすめです。

4.本番スケジュールの把握とサポート

英検は年に3回実施されます。

ご家族が以下のスケジュールを把握してサポートしてあげると、受験するお子さんご本人は勉強に集中しやすくなります。

  • 願書の提出期限
  • 試験日
  • 結果発表日

また試験直前に合わせて模試や過去問演習を取り入れることで、お子さんの自信と実力の両方を高めることができますよ。

まとめ

この記事では、お子さんの英検準1級受験について以下の点からお伝えしました。

  • 英検準1級は大学中級程度の英語力が求められる難関級
  • 合格率は15〜20%とされ、大学生や社会人でも難しいレベル
  • 合格には一次試験で7割程度、二次試験で6割程度の得点率が必要
  • 取得すると大学入試や留学、就職にも有利
  • 小中学生が受験するには、適切な準備と時期の見極めが重要
  • 家庭でのサポートとして、単語学習・添削支援・声かけが効果的
  • 英検の通常試験は年3回、S-CBT試験は原則、毎週土日実施されるため、スケジュール管理も大切

英検準1級は決して簡単な試験ではありませんが、英語を武器にした将来を目指す子どもにとっては、非常に価値の高い目標です。

保護者のサポートがあることで、子どもは安心して学習に取り組めます。

無理のないスケジュールと、モチベーションを保てる環境を整え、合格のその先にある「英語で世界を広げる」体験をお子さんと一緒に目指しましょう。