「英検の試験日はいつだろう?」
「英検は年に何回実施しているの?」
子どもが初めて英検を受験する場合、試験日程やスケジュールが気になるという方もいるのではないでしょうか。

英検は、年に3回実施されているため、もし不合格であっても、長い期間を空けずに再チャレンジが可能です。
級や受験回数に縛りがないので、自分のレベルに合わせて無理なく受験できるのが魅力です。

今回は、子どもの英検受験に向けて、受験日から結果発表、成績表が送付されるまでの試験日程を細かく紹介していきます。

英検とは

英検とは

まず、英検とはどのような検定試験なのかをおさらいしておきましょう。
英検とは、公益財団法人日本英語検定協会が主催する英語力を測ることを目的とした英語検定です。
正式名称は「実用英語技能検定」といいます。

英検の受験方法には従来型とS-CBTの2種類あります。

従来型は、紙と鉛筆で受験するペーパー式で、筆記の一次試験、合格すると面接の二次試験へ進みます。
従来型の英検は、5級から1級までの8つすべての級で受験が可能です。

S-CBTは、コンピューター上で受験するもので、1日でリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能を測ります。
従来型とも併願できるので、同一検定期間内に最大3回まで受験チャンスがあります。
なお、S-CBTは、3級、準2級、準2級プラス、2級、準1級でのみ実施されている試験ですので、他の級は従来型での受験になります。

従来型とS-CBTでは、受験方法、対象級、試験日程、回数などが異なりますので、どちらを選択するのか、申し込前によく確認しておきましょう。

英検の日程

英検の日程を従来型とS-CBTに分けて紹介していきます。
受験する級によっては、従来型のみの実施となることだけ覚えておきましょう。

従来型

従来型は、5級から1級までの8つすべての級が対象で、年に3回(6月、10月、1月)実施されます。
申し込みが団体か個人かによって日程が異なりますので、注意が必要です。

2025年度の試験日程<個人申し込みの場合>

第1回検定

第2回検定

第3回検定

申し込み受付期間

3月24日(月)
〜5月7日(水)

7月1日(火)
〜9月8日(月)

10月31日(金)
〜12月15日(月)

一次試験

6月1日(日)

10月5日(日)

1月25日(日)

二次試験

7月6日(日)
7月13日(日)

11月9日(日)
11月16日(日)

3月1日(日)
3月8日(日)

合否結果公開日

  • 一次
    6月23日(月)

  • 二次
    7月15日(火)
    7月22日(火)

  • 一次
    10月27日(月)

  • 二次
    11月18日(火)
    11月25日(火)

  • 一次
    2月16日(月)

  • 二次
    3月10日(火)
    3月17日(火)

成績表必着日

  • 一次
    7月1日(火)

  • 二次
    7月22日(火)
    7月29日(火)

  • 一次
    11月4日(火)

  • 二次
    11月25日(火)
    12月2日(火)

  • 一次
    2月24日(火)

  • 二次
    3月17日(火)
    3月24日(火)

2025年度の試験日程<団体申し込みの場合>

第1回検定 第2回検定 第3回検定
申し込み受付期間 3月24日(月)
〜5月2日(金)
7月1日(火)
〜9月5日(金)
10月31日(金)
〜12月15日(月)
一次試験 5月23日(金)
5月24日(土)
5月25日(日)
5月30日(金)
5月31日(土)
6月1日(日)
9月26日(金)
9月27日(土)
9月28日(日)
10月3日(金)
10月4日(土)
10月5日(日)
1月16日(金)
1月17日(土)
1月18日(日)
1月23日(金)
1月24日(土)
1月25日(日)
二次試験 7月6日(日)
7月13日(日)
11月9日(日)
11月16日(日)
3月1日(日)
3月8日(日)
合否結果公開日
  • 一次
    6月23日(月)
  • 二次
    7月15日(火)
    7月22日(火)
  • 一次
    10月27日(月)
  • 二次
    11月18日(火)
    11月25日(火)
  • 一次
    2月16日(月)
  • 二次
    3月10日(火)
    3月17日(火)
成績表必着日
  • 一次
    7月1日(火)
  • 二次
    7月22日(火)
    7月29日(火)
  • 一次
    11月4日(火)
  • 二次
    11月25日(火)
    12月2日(火)
  • 一次
    2月24日(火)
  • 二次
    3月17日(火)
    3月24日(火)

参考:試験日程|英検|公益財団法人 日本英語検定協会

英検S-CBT

コンピューターで受験する英検S-CBTは、3級、準2級、準2級プラス、2級、準1級が対象です。
原則、毎週土日に実施されているので、試験日が多く、自分の都合に合わせて受験日を選べます。

6月は18回、7月は20回試験が実施されます。
同一検定回につき同じ級を3回まで受験可能です。
申し込みは先着順となり、検定料の支払い方法によって締切日時が違うため注意しましょう。

2025年度第1回の試験日程

<6月実施分>申し込み開始 3月28日(金)18:00

実施期間 検定料支払い締切
コンビニ・郵便局ATM
23:59まで
クレジットカード
10:00まで
6月1日(日)
〜6月1日(日)
4月14日(月) 4月18日(金)
6月2日(月)
〜6月8日(日)
4月21日(月) 4月25日(金)
6月9日(月)
〜6月15日(日)
5月4日(日) 5月8日(木)
6月16日(月)
〜6月22日(日)
5月11日(日) 5月15日(木)
6月23日(月)
〜6月29日(日)
5月18日(日) 5月22日(木)
6月30日(月)
〜6月30日(月)
5月25日(日) 5月29日(木)

 

<7月実施分>申し込み開始 5月8日(木)18:00

実施期間 検定料支払い締切
コンビニ・郵便局ATM
23:59まで
クレジットカード
10:00まで

7月4日(金)
〜7月6日(日)

5月25日(日) 5月29日(木)

7月7日(月)
〜7月13日(日)

6月1日(日) 6月5日(木)

7月14日(月)
〜7月20日(日)

6月8日(日) 6月12日(木)

7月21日(月)
〜7月27日(日)

6月8日(日) 6月12日(木)

7月28日(月)
〜7月31日(木)

6月21日(土) 6月25日(水)

試験日ごとに、合否結果のウェブ公開日、成績表の必着日、合格証書発行日がそれぞれ異なります。
英検S-CBTの公式サイトには、ウェブ合否公開日・成績表必着日の一覧表が載っていますので、申し込み時に合わせて確認しておくことをおすすめします。

参考:ウェブ合否公開日・成績表必着日の一覧|英検S-CBT

学校や塾など、成績表や合格証の提出を求められているような場合は、「受験して合格がわかったのにまだ届いていない」という事態にならないよう、日程をしっかり把握しておくことがとても大切です。
自分のスケジュールに合わせて、都合の良い試験日を選び、余裕を持った学習計画を立てていきましょう。

英検の合否結果発表

英検の合否結果発表

英検の合否結果は、従来型とS-CBTそれぞれの試験ごとに発表予定日が設定されています。
どちらも合否結果はウェブ上(受験者マイページ)で確認でき、試験後3週間程度での合否通知となります。

従来型

従来型の英検の合否結果(一次試験の結果)は、受験日から約3週間で郵送されます。
個人で申し込んだ場合は、自宅へ、団体で申し込んだ場合は、団体責任者または代表者へまとめて送付されます。

3級以上で一次試験に合格すると、「一次試験個人成績表」の右上部分に二次試験の受験票がついてきます。
二次試験で必要になるため、紛失しないように本番まで大切に保管しておきましょう。

英検S-CBT

英検S-CBTの合否結果は、試験日によって成績表必着日と合格証書発行日が異なります。
月に18〜20回ある試験なので、いつ受験して、いつ結果発表なのか、通知はいつ届くのかといったスケジュール管理が重要です。

同一検定回で、従来型を含めて3回まで受験できるので、再チャレンジする場合は次の受験日も含めて計画を立てられるようにしておきましょう。

英検の個人成績表の送付

英検の個人成績表の送付

英検の合否結果とともに送付されるのが「個人成績表」です。
従来型で受験してもS-CBTで受験しても、個人成績表の内容に違いはありません。
個人成績表には、CSEスコアやバンドによるレベル判定のほか、同一級を複数回受験した場合は、前回、前々回のスコアも記載される場合があります。

個人成績表は、英語力を客観的に把握できるだけでなく、次の受験級を決める際の目安にもなります。
個人成績表の情報は、受験者マイページから確認できますが、正式な証明書として、合格証明書とCSEスコア証明書の発行も可能です(1通1,200円税送料込み)。

合格証明書やCSEスコア証明書は、入試や就職の際の正式な証明書として利用できるので、必要に応じてあらかじめ発行して準備しておいても良いですね。

まとめ

子どもの英検受験に向けて、受験日や合否結果、成績表の送付など、試験の日程を細かく紹介しました。

英検が初めての場合は、まず従来型の5級から受験することになると思います。
基礎から難易度の高いレベルまで、子どもの英語力を客観的に測定・判定できるのが英検です。
3級以上は、S-CBTとの併用受験も取り入れながら、効率的に英語学習を継続していくことをおすすめします。