「英検の試験日はいつだろう?」
「英検は年に何回実施しているの?」
子どもが初めて英検を受験する場合、試験日程やスケジュールが気になるという方もいるのではないでしょうか。

英検の合格発表は、受験者にとって待ち遠しい瞬間です。合格発表の日は、試験後のスケジュールに基づいて事前に英検の公式サイトで公開されます。通常、試験から約2〜3週間後に発表されることが一般的です。発表の際は、受験票に記載された受験番号を使用して、公式サイトまたは専用の結果確認ページで確認できます。

結果確認の方法としては、インターネット上での確認が最も手軽です。また、郵送で結果が届く場合もあるため、もし住所変更があった場合は早めに手続きを済ませておくことが重要です。

合格発表に備えて、事前に必要な情報や手続きを確認しておくことで、スムーズに結果を受け取ることができるでしょう。特に、受験番号や登録情報の確認は忘れずに行いましょう。

英検は、通常試験が年に3回実施されているため、もし不合格であっても、長い期間を空けずに再チャレンジが可能です。受験級や受験回数に縛りがないので、自分のレベルに合わせて無理なく受験できるのが魅力です。

この記事では、子どもの英検受験に向けて、受験日から結果発表、成績表が送付されるまでの試験日程を細かく紹介していきます。

英検受験の基本情報

英検とは

まず、英検とはどのような検定試験なのかをおさらいしておきましょう。
英検とは、公益財団法人日本英語検定協会が主催する英語力を測ることを目的とした英語検定です。

英検の受験方法には従来型とS-CBTの2種類あります。

従来型は、紙と鉛筆で受験するペーパー式で、筆記の一次試験、合格すると面接の二次試験へ進みます。
従来型の英検は、5級から1級までの8つすべての級で受験が可能です。

S-CBTは、コンピューター上で受験するもので、1日でリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能を測ります。
従来型とも併願できるので、同一検定期間内に最大3回まで受験チャンスがあります。
なお、S-CBTは、3級、準2級、準2級プラス、2級、準1級でのみ実施されている試験ですので、他の級は従来型での受験になります。

従来型とS-CBTでは、受験方法、対象級、試験日程、回数などが異なりますので、どちらを選択するのか、申し込前によく確認しておきましょう。

英検を受験する際には、いくつかの基本情報を知っておくことが重要です。まず、英検は日本英語検定協会が主催する試験であり、通常試験は年に3回実施されます。通常試験の各回は一次試験と二次試験に分かれており、一次試験では筆記とリスニング、二次試験では面接が行われます。

受験者は自分のレベルに応じた級を選んで受験しますが、各級の合格基準や試験内容を事前に確認しておくことが肝要です。具体的には、公式サイトや過去問題集を活用して、試験の出題傾向や時間配分を把握しておくと良いでしょう。また、受験日程や試験会場の確認、受験票の印刷や持参物の準備も忘れずに行うことが大切です。これらの情報をしっかりと押さえておくことで、当日に焦ることなく試験に臨むことができます。

英検とは?その目的と意義

英検は正式名称を実用英語技能検定といい、日本における英語能力の指標として広く認知されています。主な目的は、英語力を客観的に評価し、個人の学習の指針を示すことです。英検は小学生から社会人まで幅広い年齢層に対応し、各級に分かれているため、自分のレベルに応じた試験を受けることができます。また、合格は就職や進学において有利に働くことが多く、特に大学入試では加点対象になることもあります。具体的には、例えば英検2級を取得すると、日常会話やビジネス英語を理解し、コミュニケーションを取る力があることを証明できます。試験は筆記と面接があり、実践的な英語能力を総合的に評価します。したがって、英検の取得は、単なる資格以上に、実際の生活や仕事における英語活用能力を高めるための重要なステップと言えるでしょう。

英検の試験形式:従来型とS-CBTの違い

英検には、従来型試験とS-CBT(Computer-Based Testing)の二つの形式があります。従来型試験は、紙の試験用紙を使用し、指定された試験会場で一斉に受験する形式です。一方、S-CBTはコンピュータを用いて行われ、試験日程や会場を柔軟に選べるのが特徴です。S-CBTは試験結果の発表が従来型よりも早く、結果を早く知りたい受験者にとって大きな利点となります。また、S-CBTはリスニングやリーディングの際に個別のヘッドセットを使用するため、環境音に影響されにくいというメリットもあります。これらの違いを理解し、自分のスケジュールや試験環境の好みに応じて適切な形式を選ぶことが重要です。試験準備をする際には、どちらの形式が自分の強みを活かせるかを考慮し、効率的に勉強を進めましょう。

従来型試験の特徴

従来型試験は、特定の日に指定された試験会場で受験する形式です。この形式の最大の特徴は、実際の試験環境を体験できる点にあります。試験当日は集合時間に遅れないようにし、決められた席に着席して試験を受けます。これにより、緊張感を持って試験に臨むことができる反面、試験会場までの移動時間や、当日の体調、天候など外部要因に影響されやすいというデメリットも存在します。

従来型試験を受ける際には、事前に試験会場の場所を確認し、交通手段の確保を忘れないようにしましょう。また、試験当日のコンディションを最適に保つために、十分な睡眠と適切な食事を心掛けることが重要です。これらの準備をしっかり行うことで、試験本番に最大限のパフォーマンスを発揮することができます。

S-CBT試験の特徴

S-CBT試験は、英検の受験者に対して提供される新しい形式の試験です。これはコンピュータベースのテストであり、従来の紙ベースの試験とは異なり、受験者がコンピュータを使用して問題に取り組む形式です。

S-CBTの最大の特徴は、試験日程の柔軟性と迅速な結果発表です。受験者は自分の都合に合わせて試験日を選ぶことができ、合格発表も従来より早く行われるため、結果をすぐに確認できます。具体的には、試験結果は試験後数日以内にオンラインで確認可能です。また、試験会場は全国に設置されており、受験者は最寄りの会場を選択することができます。これにより、試験にかかる移動時間を短縮し、受験者の負担を軽減することができます。S-CBT試験は、忙しいスケジュールにも対応しやすい選択肢として、受験者にとって非常に有用です。

自分に合った受験形式の選び方

英検の受験形式を選ぶ際には、自分のライフスタイルや学習スタイルに合った選択をすることが重要です。まず、試験日程の柔軟性を重視する方には、S-CBT試験が適しています。これらはコンピューターを使用して行われ、多くの試験日を選べるため、忙しいスケジュールにも対応しやすいです。

一方、従来のペーパー試験は、紙に書く方が得意な受験者や、試験環境に慣れている方に向いています。また、試験会場までの距離やアクセスの良さも考慮すべきポイントです。長時間の移動が負担になる場合、近場で受験できる形式を選ぶと良いでしょう。さらに、試験内容や形式に応じた対策を立てることも重要です。それぞれの形式の特性を理解し、自分に最も合った形で十分な準備をすることで、合格の可能性を高めることができます。

英検の日程

英検の日程を従来型とS-CBTに分けて紹介していきます。
受験する級によっては、従来型のみの実施となることだけ覚えておきましょう。

従来型

従来型は、5級から1級までの8つすべての級が対象で、年に3回(6月、10月、1月)実施されます。
申し込みが団体か個人かによって日程が異なりますので、注意が必要です。

2026年度の試験日程<個人申し込みの場合>

第1回検定

第2回検定

第3回検定

申し込み受付期間

3月23日(月)
〜5月7日(木)

6月30日(火)
〜9月7日(月)

10月30日(金)
〜12月14日(月)

一次試験

5月31日(日)

10月4日(日)

1月24日(日)

二次試験

7月5日(日)
7月12日(日)

11月8日(日)
11月15日(日)

2月28日(日)
3月7日(日)

合否結果公開日

     一次
  6月22日(月)

 二次
  7月14日(火)
  7月21日(火)

 一次
  10月26日(月)

 二次
  11月17日(火)
  11月24日(火)

 ・一次
  2月15日(月)

 二次
  3月9日(火)
  3月16日(火)

成績表必着日

 一次
  6月30日(火)

 二次
  7月21日(火)
  7月28日(火)

 一次
  11月4日(火)

 二次
  11月24日(火)
  12月1日(火)

 一次
  2月23日(火)

 二次
  3月16日(火)
  3月23日(火)

参考:試験日程:「英検」2026年度公開試験の日程

2026年度の試験日程<団体申し込みの場合>

第1回検定 第2回検定 第3回検定
申し込み受付期間 3月23日(月)
〜4月28日(火)
6月30日(火)
〜9月4日(金)
10月30日(金)
〜12月14日(月)
一次試験 5月22日(金)
5月23日(土)
5月24日(日)
5月29日(金)
5月30日(土)
5月31日(日)
9月25日(金)
9月26日(土)
9月27日(日)
10月2日(金)
10月3日(土)
10月4日(日)
1月15日(金)
1月16日(土)
1月17日(日)
1月22日(金)
1月23日(土)
1月24日(日)
二次試験 7月6日(日)
7月13日(日)
11月8日(日)
11月15日(日)
2月28日(日)
3月7日(日)
合否結果公開日  一次
  6月23日(月) 二次
  7月14日(火)
  7月21日(火)
 一次
  10月26日(月) 二次
  11月17日(火)
  11月24日(火)
 一次
  2月15日(月) 二次
  3月9日(火)
  3月16日(火)
成績表必着日  一次
  6月30日(火) 二次
  7月21日(火)
  7月28日(火)
 一次
  11月4日(水) 二次
  11月24日(火)
  12月1日(火)
 一次
  2月24日(水) 二次
  3月16日(火)
  3月23日(火)

参考:2026年度試験日程|英検|公益財団法人 日本英語検定協会

英検S-CBT

コンピューターで受験する英検S-CBTは、3級、準2級、準2級プラス、2級、準1級が対象です。
原則、毎週土日に実施されているので、試験日が多く、自分の都合に合わせて受験日を選べます。

同一検定回につき同じ級を3回まで受験可能です。
申し込みは先着順となり、検定料の支払い方法によって締切日時が違うため注意しましょう。

試験日ごとに、合否結果のウェブ公開日、成績表の必着日、合格証書発行日がそれぞれ異なります。
英検S-CBTの公式サイトには、ウェブ合否公開日・成績表必着日の一覧表が載っていますので、申し込み時に合わせて確認しておくことをおすすめします。

参考:S-CBTのスケジュール

学校や塾など、成績表や合格証の提出を求められているような場合は、「受験して合格がわかったのにまだ届いていない」という事態にならないよう、日程をしっかり把握しておくことがとても大切です。
自分のスケジュールに合わせて、都合の良い試験日を選び、余裕を持った学習計画を立てていきましょう。

2026年度第1回検定より本人確認方法が変更に

2026年度第1回検定から、英検従来型、英検S-CBTで本人確認方法が変更になります。本人確認方法の何が具体的に変更になるのかを解説します。

顔写真付き身分証明書の必須化

2026年度第1回検定以降、「英検(従来型)」(公開会場)、「英検 S-CBT」、「英検 S-Interview」において、英検3級以上を受験されるすべての方は、一次試験、二次試験または英検 S-CBT試験当日に顔写真付きの公的な身分証明書の原本の提示が必須となります。

健康保険証の取り扱いについて

国の制度変更により、「健康保険証(紙・プラスチック式)」の利用は2025年12月1日をもって終了し、12月2日以降はマイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」へ完全移行となります。

これに伴い、「英検(従来型)」(公開会場)、「英検 S-CBT」、「英検 S-Interview」における健康保険証の取り扱いも、2026年度第1回検定より、旧来の健康保険証および資格確認証は、有効な身分証明書としては認められません。マイナ保険証(マイナンバーカード)は「顔写真付き身分証明症」として認められます。

英検の合否結果発表

英検の合否結果発表

英検の合否結果は、従来型とS-CBTそれぞれの試験ごとに発表予定日が設定されています。
どちらも合否結果はウェブ上(受験者マイページ)で確認でき、試験後3週間程度での合否通知となります。

従来型

従来型の英検の合否結果(一次試験の結果)は、受験日から約3週間で郵送されます。
個人で申し込んだ場合は、自宅へ、団体で申し込んだ場合は、団体責任者または代表者へまとめて送付されます。

3級以上で一次試験に合格すると、「一次試験個人成績表」の右上部分に二次試験の受験票がついてきます。
二次試験で必要になるため、紛失しないように本番まで大切に保管しておきましょう。

英検S-CBT

英検S-CBTの合否結果は、試験日によって成績表必着日と合格証書発行日が異なります。
月に18〜20回ある試験なので、いつ受験して、いつ結果発表なのか、通知はいつ届くのかといったスケジュール管理が重要です。

1つの検定期間中に、従来型を含めて3回まで受験できるので、再チャレンジする場合は次の受験日も含めて計画を立てられるようにしておきましょう。例えば、第1回検定の期間中に同じ級を3回まで申し込めるため、受験機会が増えましたさらに、従来型の英検と併願することで、1年間に最大9回まで受験することも可能です

注意すべき点とよくあるミス

英検の合格発表において注意すべき点は、結果の確認方法と確認期間です。合格発表は公式サイトで行われ、受験者は登録したIDとパスワードを使って結果を確認します。ここでよくあるミスは、IDやパスワードを忘れてしまうことです。

これを避けるためには、事前にIDやパスワードのメモを取るか、安全な場所に保存しておくことをお勧めしますまた、合格発表の期間は限られており、その期間を過ぎると結果を確認できなくなる場合があります。特に、合格証明書が必要な場合は早めに確認し、印刷することを忘れないようにしましょう。最後に、合格発表の日時は事前に公式サイトで確認し、カレンダーに記入するなどして忘れないようにすることが重要です。これらのポイントを押さえて、スムーズに結果を確認しましょう。

英検の個人成績表の送付

英検の個人成績表の送付

英検の合否結果とともに送付されるのが「個人成績表」です。
従来型で受験してもS-CBTで受験しても、個人成績表の内容に違いはありません。
個人成績表には、CSEスコアやバンドによるレベル判定のほか、同一級を複数回受験した場合は、前回、前々回のスコアも記載される場合があります。

個人成績表は、英語力を客観的に把握できるだけでなく、次の受験級を決める際の目安にもなります。
個人成績表の情報は、受験者マイページから確認できますが、正式な証明書として、合格証明書とCSEスコア証明書の発行も可能です(1通1,200円税送料込み)。

英検に合格した後、各種証明書の発行を受けることで、進学や就職などの場面でその資格を有効に活用できます。基本的には、合格証明書や成績証明書の発行が可能で、これらは英検の公式サイトから手続きが可能です。証明書の申請には、受験の際に登録した情報が必要ですので、事前に確認しておくと手続きがスムーズに進みます。具体的な利用方法としては、学校の入学試験における英語の加点対象として提出したり、就職活動において語学力の証明として履歴書に添付することが考えられます。また、海外留学を考えている場合、英検の成績は英語力の証明として評価されることも多いです。これらの証明書を有効に活用することで、今後のキャリアにおいて大きなアドバンテージになるでしょう。

合格証明書やCSEスコア証明書は、入試や就職の際の正式な証明書として利用できるので、必要に応じてあらかじめ発行して準備しておいても良いですね。

まとめ

子どもの英検受験に向けて、受験日や合否結果、成績表の送付など、試験の日程を細かく紹介しました。

英検の受験が初めての場合は、まず従来型の5級から受験することになると思います。
基礎から難易度の高いレベルまで、子どもの英語力を客観的に測定・判定できるのが英検です。
3級以上は、S-CBTとの併用受験も取り入れながら、効率的に英語学習を継続していくことをおすすめします。