「英検4級の試験がもうすぐだけど、何をやればいいのか分からない…」
そんなお悩みを抱えるお母さんへ向けて、この記事では英検4級の直前対策方法と時間配分のコツをわかりやすく解説します。
英語に自信がなくても大丈夫。親子で一緒にできる勉強方法を、試験直前でも間に合うように厳選しました。
お子さんの力を最大限引き出せるよう、ぜひご活用ください。
直前対策|試験1週間前〜前日までにやるべきこと
英検4級の直前対策では、「やるべきことを絞って」「反復して覚える」ことがポイントです。短期間でも効率よく点数アップにつながる対策を紹介します。
① 過去問演習で出題傾向をつかむ
まずは英検公式の過去問を1回分解いてみましょう。お子さんと一緒に、
- どんな問題が出るのか
- 時間内に解ききれるのか
- どこでつまずいているのか
以上をを確認することで、今から重点的に取り組むべき部分が見えてきます。
【ポイント】
- 解き終わったら答え合わせをして、「なぜ間違えたのか」を一緒に確認する。
- 単語が分からなかったのか、文法が不安だったのかを把握する。
- マークシートを使用して慣れておく。
参考サイト:4級の過去問・試験内容
② 頻出単語・熟語の総チェック
英検4級は語彙問題が得点源になります。特に、食べ物・家族・天気・学校・曜日・場所などのテーマに関する単語・熟語を直前に総復習しておきましょう。
【おすすめのやり方】
- 「単語カード」や「アプリ」を使ってテンポよくチェック
- 英語→日本語、日本語→英語の両方で言えるように
- 発音も一緒に練習すると、リスニング対策にもなる
英検4級の時間配分!これだけで点数アップ!
英検4級のリーディングは全35問、試験時間は35分です。限られた時間で確実に点を取るには、パートごとの時間配分が重要です。
パート | 問題数 | 目安時間 | 内容概要 |
---|---|---|---|
Part1 | 15問 | 7分 | 単語や熟語の語彙力を問う問題 |
Part2 | 5問 | 5分 | 会話の流れに合う文の選択 |
Part3 | 5問 | 5分 | 英文の語順を並べ替える問題 |
Part4 | 10問 | 13分 | チラシ・Eメール・短文の読解問題 |
見直し | — | 5分 | 全体のチェック・マークミス防止 |
合計 | 35問 | 35分 | — |
この表を参考に、どのパートにどれだけ時間を使うかを意識して練習しておくと、本番でも焦らず解答できます。特に見直し時間の5分を確保することが合格へのカギです。
英検4級の技能別直前対策を徹底解説
1. リーディングの直前対策
英検4級のリーディングは、全部で4つのパートに分かれています。それぞれの特徴に合わせて、直前でも得点力を高める方法をご紹介します。
Part1(語彙問題)
よく出る単語や熟語をテーマごと(食べ物・学校・家族など)に復習するのが効果的です。選択肢に出てくる単語のすべての意味をチェックし、例文ごと覚えると記憶の定着率が上がります。
Part2(会話文挿入)
あいさつや依頼などの決まり文句がよく出てきます。たとえば「Here you are.」「Thanks.」「You’re welcome.」など、短くても正しい表現を丸ごと覚えておくことで対応できます。
また、Yes / Noの返答だけでなく、「I’m not sure.」「I think John will tell you about it.」というような遠回しの返答もありますので、チェックをしておきましょう。
Part3(並べ替え問題)
基本の語順(主語+動詞)に慣れておくことがカギです。「go to」「look at」などの熟語は頻出なので、語順も含めて暗記しておきましょう。並び替えが苦手な子は過去問のPart3だけを繰り返し練習するのも効果的です。
Part4(読解問題)
すべてを完璧に訳す必要はありません。文章の冒頭や最後の文に注目すると、要点をつかみやすくなります。読む順番としては、「設問→選択肢→本文」の順で進めると効率よく読み解けます。
直前対策としては、毎日1パートずつ時間を決めて過去問に取り組み、間違えた問題はノートに記録して復習するのがベスト。わからなかった単語や文法をその場で確認する習慣をつけておきましょう。
また、Part4の日本語訳だけを過去問6回分読み込むだけでも効果的です。背景知識があると理解度が高まります。
2. リスニングの直前対策
英検4級のリスニングは約30分間、すべての問題が2回読み上げられます。落ち着いて聞けば答えられる内容が多いので、集中して聞く練習が大切です。
まず、よく出る会話のパターンに慣れておくと安心です。たとえば、「学校での会話」「家族との会話」「買い物の場面」などは特によく登場します。5W1H(Who, What, When, Where, Why, How)を意識しながら聞くと、内容の理解がしやすくなります。
さらに、過去問のスクリプトを活用した音読練習も効果的です。聞き取れなかった問題はスクリプトを見ながら、自分で音読→シャドーイングすることで、耳と口の両方を鍛えられます。「自分の口で言える英語は、耳でも聞き取れる」というのがリスニングの鉄則です。
そして、YouTubeを使って英語に触れるのもおすすめです。特に小学生に人気なのは「Sesame Street(セサミストリート)」「Disney Junior(ディズニージュニア)」BBC Earth Kids」など。字幕付きで見てから、字幕なしでもう一度視聴することでリスニング力がアップします。スキマ時間を活かして毎日英語を聞く習慣をつけましょう。
試験直前に過去問の音声を1.5〜2倍速で聞いておくと、本番のリスニングがゆっくりに聞こえるのでおすすめです。
3. スピーキングの直前対策
英検4級のスピーキングテストは希望者のみですが、自宅で受験できる気軽な形式です。録音形式でパソコンやタブレットに向かって話すため、面接官とのやりとりはありません。テストは以下の4ステップで進みます。
ステップ①:音読(約3文)
表示された英文をつっかえずに読むことが求められます。過去問の長文やリスニングスクリプトを使って、最低30回音読練習を繰り返しましょう。止まらず読むことが大事なので、難しい単語はカタカナ読みでもOKです。音源に合わせて読む「オーバーラッピング」も滑らかさを鍛えるのに効果的です。
ステップ②:音読に関する質問(2問)
内容を理解していれば答えられる簡単な質問が出ます。聞こえた単語を含む1文を言えば合格ラインに達します。さらに主語を変えて答えられれば高評価です。(例:「The boy is playing」→「He is playing」)が期待できます。
ステップ③:イラストの描写
絵を見て人物の行動を英語で答えます。ここでは現在進行形(is/are + ~ing)が使われます。「run」「play」「read」「eat」など基本の動詞を即答できるように練習しておきましょう。英検3級の面接カードを使うと実践的な練習ができます。
ステップ④:自由回答(意見)
「What food do you like?」「What sport do you play?」など、好きなものを聞かれます。Yes/Noのあとに理由を1文加えると高評価です。例:「Yes, I do. I like curry.」など。自分の好きな教科や音楽、季節などを英語で言えるようにしておきましょう。
参考サイト:4級・5級スピーキングテストのご紹介
まとめ:限られた時間でも“やるべきこと”をしぼって対策を!
英検4級の直前対策では、全てを完璧にする必要はありません。リーディング・リスニング・スピーキング、それぞれの特性に合わせて「出やすい問題・得点しやすいパート」から優先的に取り組むことがカギです。
特にスピーキングは“練習すれば伸びる技能”。お母さんと一緒に音読したり、会話練習をしたりするだけで、子どもはどんどん自信をつけていきます。
ぜひ、今日からでもできる直前対策を実践して、お子さんの「合格したよ!」という笑顔を目指しましょう!