こちらの記事では古代生物の中から、超巨大な肉食獣「アンドリューサルクス」についてご紹介。

名前からは想像もできない見た目をしているこの生物について、ざっくりどんな感じの絶滅動物なのかを学んでいきましょう。

また、Kimini英会話として英語で紹介する為のヒントも沢山用意しています。ぜひ参考にしてください!

アンドリューサルクスってどんな動物?

アンドリューサルクスってどんな動物?

まずは基本情報から見ていきましょう。

基本データ

アンドリューサルクス(英語で発音すると「アンドルーサーカス」という感じです)は、約4,500万年から3,600万年前に生きていた超巨大な肉食動物です。

現在の中国・内モンゴル地域に生息していました。

面白いのは、このアンドリューサルクスは、実は現代の動物で言うとカバやクジラの仲間という点です。想像つかないですよね。でも本当です。

科学的に言うと「偶蹄目(ぐうていもく)」という分類に入ります。

参考:ウィキペディア

どこで見つかったの?

アンドリューサルクスの化石は、1923年6月にモンゴルのゴビ砂漠で発見されました。

約100年前の話しですが砂漠の中から、こんな巨大な生き物の痕跡が見つかるなんてワクワクしますよね。

どれくらいデカかったの?

アンドリューサルクスの頭だけで約83センチもありました。比較すると面白いのですが、現代のオオカミの頭の約3倍です。

体全体では長さ約3.8メートル、肩の高さが約1.9メートル、体重は約1トンと考えられています。

Aさん
ちなみに、1トンといわれてもピンとこないかもしれませんが、小型車1台分くらいの重さです。それが当時の中国では走り回っていたと思うとゾクゾクしますね!

なんでそんなに有名なの?

アンドリューサルクスが特に注目されているのは、陸上に住んでいた肉食哺乳類としては史上最大級の顎の持ち主だったからです。

ただ、面白いことに足には爪ではなく蹄(ひづめ)がありました。そのため、現代のライオンやトラのように素早く走って獲物を追いかけるタイプではなく、おそらく死んだ動物の肉を食べる「スカベンジャー」だったと考えられています。

Bさん
「スカベンジャー」は現代だとハイエナなどがイメージしやすいでしょう!

英語でアンドリューサルクスを紹介してみよう!

英語でアンドリューサルクスを紹介してみよう!

さて、英語の勉強もかねて、このすごい動物を英語で説明できるようになりましょう。

これまで紹介してきた内容をベースに、英文を用意してみました。

基本的な紹介フレーズ

Aさん
Andrewsarchus was a carnivorous mammal with some of the largest jaws of any land-dwelling species.

訳)アンドリューサルカスは、陸上に生息していた哺乳類の中で最大級の顎を持つ肉食動物だった。

サイズを説明するとき

Aさん
Andrewsarchus had a skull about 83 centimeters long. 

訳)この巨大な動物の頭蓋骨は約83センチもありました。

どこに住んでいたか説明するとき

Aさん
Andrewsarchus lived in what is now Inner Mongolia, China, about 45 to 36 million years ago.

訳)アンドリューサルクスは、約4,500万年から3,600万年前、現在の中国内モンゴル地域に住んでいました。

生活スタイルを説明するとき

Aさん
Unlike lions or wolves, Andrewsarchus had hooves instead of claws.

訳)ライオンやオオカミとは違って、アンドリューサルクスは爪の代わりに蹄を持っていました。

絶滅について説明するとき

Aさん
Andrewsarchus died out because the climate changed and its habitat disappeared.

訳)アンドリューサルクスは気候変動と生息地の消失により絶滅しました。

覚えておくと便利な英単語・フレーズ

覚えておくと便利な英単語・フレーズ

アンドリューサルクスについて話すときに使える、覚えやすい単語をピックアップしました。

英単語+フレーズの両方から見ていきましょう。

基本単語トップ10

  • skull :【名詞】 頭蓋骨
  • hoof :【名詞】 蹄(ひづめ)
  • carnivore :【名詞】 肉食動物
  • scavenger :【名詞】 死肉を食べる動物
  • extinct :【形容詞】 絶滅した
  • fossil :【名詞】 化石
  • predator :【名詞】 捕食者
  • prehistoric :【形容詞】 先史時代の
  • mammal :【名詞】 哺乳類
  • giant :【形容詞】 巨大な

使えるフレーズ集

  • one of the largest meat-eating mammals :最大級の肉食哺乳類
  • about 3.8 meters long :全長約3.8メートル
  • lived millions of years ago :何百万年も前に生きていた
  • had hooves instead of claws :爪ではなく蹄を持っていた
  • became extinct due to climate change :気候変動で絶滅した

これらの単語とフレーズがあれば、アンドリューサルクスについての基本的な会話はバッチリです。

ここで覚えられなくても、脳の片隅に入れておきましょう。

他の巨大な絶滅動物と比べてみよう

アンドリューサルクスがどれだけすごいか、他の有名な絶滅動物と比べてみましょう。

メガテリウムとの比較

メガテリウムは、約500万年から1万年前に南アメリカに住んでいた巨大なナマケモノです。

体長5〜6メートル、体重3〜5トンもありました。アンドリューサルクスも大きかったですが、メガテリウムの方がさらに大きかったのです。

Aさん
While Megatherium was a huge plant-eater from South America, Andrewsarchus was a meat-eater from Asia.

訳)メガテリウムは南米の巨大な草食動物だったのに対し、アンドリューサルクスはアジアの肉食動物でした。

参考:ウィキペディア

スミロドンとの違い

スミロドンは、長い牙を持つ「サーベルタイガー」として知られる大型のネコ科動物です。

体長約2.5メートル、体重は最大400キロほどでした。

アンドリューサルクスといえば「顎」でしたが、スミロドンは「牙」が特徴的な絶滅動物です。

Aさん
Unlike Andrewsarchus, Smilodon was a fast hunter with huge saber-like teeth for catching and killing prey.

訳)アンドリューサルクスとは違って、スミロドンは獲物を捕まえて殺すための巨大なサーベル状の歯を持つ素早いハンターでした。

参考:ウィキペディア

 

まとめ

こちらの記事では、アンドリューサルクスという超巨大肉食獣について学んで、それを英語で説明する方法も見てきました。

アンドリューサルクスは、頭だけで83センチもある巨大な生き物で、現代のカバやクジラの遠い親戚。何百万年も前に生きていて、今では見ることはできませんが、そんな不思議な生き物について英語で話せるようになれば、外国人の友達ともっと楽しく会話できるはずです。

難しい言葉を避けて、シンプルな英語表現を使うことで、誰でもこういった専門的な話題も英語で楽しめるようになります。

次回も楽しい英語学習のネタをお届けします。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。