日常生活でも、「羨ましい!」とか、「いいなあ!」と言うことはありますよね。相手に対して自分もそうだったらいいのにという意味を込めたり、なんて運がいいんだと卑屈になったり。そんな表現は英語にもあります。日常会話で使われやすいことからスラングもありますし、もう少しお上品な言い回しもあります。様々な言い方があるので、自分ならどれをどんなシチュエーションで使うか考えながら見てみてくださいね。
I’m jealous!
ジェラシーという言葉は日本でも使われますが、これを変形するとjealousとなります。まさに「羨ましい」という意味ですね。こちらは日常会話の中で気軽に使われるもので、嫌味がないのが特徴です。単純に「羨ましい」、「いいなあ」という思いを表現したい時に使えるので便利ですよ?
注意したいのは、辞書を引くとたまに「妬ましい」だったり「嫉妬深い」といった意味が出て来ることです。しかし、I’m jealous!と軽く言う分には、日本語の「羨ましい」に妬みの意味が含まれているということはなく、ネガティブな意味合いがないことは意識しておきたいところです。
Hey listen! I got a new phone!
訳)なあ聞いて!新しいスマホ手に入れたぜ~!
Oh really!? I’m jealous!
訳)マジか!うらやま!
I envy you!
I envy you!は「羨ましい」という表現を英語にしたい時に真っ先に思い浮かんだという人もいるのではないでしょうか。それくらいメジャーで、英語表現を習うとなれば高確率で紹介されるものです。
jealousとの違いは実のところそうなく、どちらも同じ意味で、同じようなシチュエーションで使われるためどちらを使ってもOKです。ただ、毎回同じ表現だとコミュニケーションの幅が狭まるので、同じ意味だとしても覚えておくことをおすすめします。
My boss sometimes did a good thing. I got permission to work from home.
訳)上司もたまにはいい事するな。在宅勤務のお許しが出たよ。
I envy you. Can I swap my boss to your boss?
訳)羨ましいなあ。私の上司とあなたの上司を交換できないかな。
That’s great!
「羨ましい」という言葉をそう難しく捉えなくても、良かったねと一言添えれば近い意味にはなります。となると、良い英語表現で、かつ簡単なのはThat’s great!でしょう。
他にも、「いいね!」という言葉はたくさんあるので、excellent や awesome、wonderful!、lovely!なども使えますよ!特にイギリスではlovely!をよく使うので、言われるとイギリス人だなとわかったりして面白いです。
I’m going to Osaka with my parents tomorrow.
訳)明日、両親と大阪に行ってきます。
That’s great! Enjoy your day off.
訳)いいですね!楽しんできてください。
You’re so lucky!
You’re so lucky!は、直訳すれば「あなたはすごくラッキーだね」ですが、そのままでも通じますよね。運が良い、とても良かったと、相手に良いことがあってこちらも嬉しいという気持ちを表すことができるフレーズです。
もうちょっとくだけた言い方だと、Lucky you!やHow lucky you are!があるので、言い方を少し変えてみるとより英語力が付いていきますよ!
I hate you!
もっと仲の良い友達に「羨ましい」と言いたいのであれば、I hate you.「私はあなたを憎んでいる」という表現を使って、憎らしいほど羨ましいという気持ちを伝えることができます。これを知らないと、言われた側は「一体何をしてそこまで相手を怒らせたんだろう」とビクビクすることになりますが、大体は態度で嫌いになられたわけではないことはわかります。
親しい間柄で冗談めいて使われる表現で、ネガティブな要素はありません。あえてそのような言い方をして相手をからかっているようなニュアンスと言えばわかりやすいでしょうか。
Screw you!
Screw you!も「憎らしいほど羨ましい!」という意味で、先ほどご紹介したI hate you!と似たスラングです。直訳すると「ふざけるな」や「ばかやろう」という相手をののしる言葉になるのですが、これが親しい人に向けて言われた場合に「羨ましい」という意味になるのは容易にわかりますね。
I got 30,000 yen! I began to write a blog and it goes well now!
訳)3万円儲けた!ブログを書き始めたんだけど、それが今上手く行ってるんだ!
Screw you! By the way, why don’t we go to the pub? So you can pay for me.
訳)羨ましいなくそっ!ところで、パブに行かない?お前におごってもらえるから。
I wish…
I wish…は、「〜だったらいいのに」という相手を羨ましがっている状態を表現するものです。こちらは仮定法でも出て来るので、それを使うこともできますよ!自分もそうだったらいいのになあと理想を思い描く一方で、それが現実できそうにないというニュアンスを含みます。
We’re going to see a film tonight. Do you want to come?
訳)今夜、私たち映画を見に行くんですが、一緒に来ませんか?
I wish I could. I have so many tasks to do today.
訳)行きたいんですけど、今日はやらなきゃいけない仕事が山積みなんです。
まとめ
「羨ましい」と言いたい時、素直に相手に対しての喜びを表現するフレーズもあれば、特にネガティブな妬ましさを含んでおらず、気軽に使える表現、そしてスラングとしてあえて少し過激な単語を使ったものがあるとわかりました。表現によっては人を選ぶので、親しい人であるかどうかで使い分けてくださいね。敬語がないと言われる英語とは言え、カジュアルかフォーマルかという境は結構厳密だったりするので注意しましょう。