皆さんはどんな髪型をしていますか?
美容院へ行くと決めてからスタイルを考えたり、美容師さんと髪について話す機会がありますが、海外の美容室に行くようなチャンスがあれば素敵かもしれません。
ファッションのスタイルの決め手となることもある髪、また髪の毛にまつわる表現を英語で言えそうですか?
この記事では、英語「髪」を取りあげます。この機会に、ヘアスタイルや髪の長さなどの英語表現を学びませんか?
目次
「髪の毛」の英語
英語初心者でも髪の毛の英語が「hair」であることを知っているのではないでしょうか?ヘアスタイル、ヘアアイロンなど、ヘア(hair)が様々な言葉に国内で使われているからです。
hairの意味
hairの意味はもちろん、髪や髪の毛、または頭髪です。髪の毛とは頭部の皮膚に植って立っている状態の毛ですね。人間だけでなく、動物の毛もhairで表現します。そして、改めてhairの意味を辞書で調べてみると、毛である体毛や毛状のものもhairで表すことが分かります。
髪の毛を覆っている一番外側にある組織をキューティクルと呼びますね。タンパク質でできているキューティクルは英語で「cuticle」です。
hairの例文
My hair is straight.
訳)私の髪の毛はまっすぐです。
I’m going to have my hair cut this afternoon.
訳)今日の午後、髪を切るつもりなの。
You have a lot of hair.
訳)髪の毛、多いね。
The cuticle protects the hair.
訳)キューティクルは髪の毛を保護します。
My son found a hair in his salad and he didn’t eat anymore.
訳)息子はサラダに髪の毛を1本見つけて、それ以上食べませんでした。
これらの例文からも分かるとおり、hairは可算名詞にも不可算名詞にもなる単語です。髪の毛は”1本の髪の毛”のように数えられる場合、そして髪全体を言うときには不可算名詞となります。
「前髪」の英語
ヘアスタイルで前髪を作っているか、おでこを見せているかで印象はグッと変わります。
前髪はfringeまたはbangs
前髪は、イギリス英語ではfringe、アメリカ英語でbangsです。
fringe(フリンジ)やbangs(バングズ)は切り下げた前髪で通常目の上まであっておでこをカバーしています。
美容院に行く際も、前髪をカットするかしないかはよく聞かれる質問の一つですね。
前髪fringeとbangsの例文
French girls fringeや70s bangsのように、前髪にもいろいろなスタイルがあります。
前髪のある髪型は、fringe hairstylesやhairstyles with bangsという形で表現します。
I like hairstyles with a fringe.
訳)前髪のある髪型が好きです。
Does a fringe make us look younger?
訳)前髪があると若く見えるのでしょうか?
I want to be refined without bangs.
訳)前髪なしで垢抜けたいな。
refineには「洗練する・磨きをかける」といった意味があります。同じ人でも髪型ひとつで印象がガラッと変わりますね。
いろいろな「髪型」の英語
皆さんのお気に入りの髪型は何ですか?失恋したときには、髪の毛をバッサリ切ってイメージチェンジするという人もいると聞きます。
髪型はhairstyle、I like your hairstyleのように表します。
ここでは、それぞれの髪型の英語表現を紹介します。女性と男性に分けてみてみましょう。
女性の髪型
- pixie cut(ピクシーカット)髪全体を短くし、少年のような髪型。
- ponytail(ポニーテール)頭の後ろで髪が垂れ下がるようにポニーの尾のように結ぶ髪型。
- finger waves(フィンガーウェーブ)毛髪にウェーブを作った髪型。
- chignon(シニョン)丸く束ねた髪を横や後頭部でまとめた髪型。
- perm(パーマ)ソバージュやドレッドヘアなどパーマをかけた髪型。
- bob(ボブ)肩くらいまでの長さでトップから全体に丸みのある髪型。
男性の髪型
- buzz cut(バズカット)坊主頭のような全体に短い髪型。
- French crop(フレンチクロップ)トップに長さがあり横から後ろがかなり短い髪型。
- Ivy league cut(アイビーリーグカット)前髪を横分けにした髪型。
- mullet cut(マレットカット)オオカミカットとも言えるように襟足部分の髪を長く伸ばした髪型。
美容院で髪型を指定するときの英語
ここでは、海外の美容院に行ったときに髪型を伝えるフレーズをみてみましょう。ちなみに、欧米人と日本人は髪の質も違うため、写真を見せたとしても希望の髪型にならない場合がありえます。
I want to have a bob style like this picture.
訳)この写真のようなボブスタイルにしたいんです。
I would like to have my haircut to shoulder length, please.
訳)髪を肩くらいの長さでカットしてください。
美容院の英語は「beauty salon/hair salon/hairdresser」、床屋は「barber」などになります。
美容室や理髪店で切ってもらうとき、髪の毛を切るの英語表現は2つめの例文のように「have haircut」です。ありがちな間違いとしてのcut hairは、自分で髪を切るという意味になります。
「髪を伸ばす」の英語
髪をまとめたいから伸ばしたい、髪型を変えたいから髪を伸ばすということがあります。この「髪を伸ばす」と言うときには、grow(成長する・育つ・長くなる・伸びる)を使い、grow hairで表現します。
「髪を伸ばす」の例文
Are you growing your hair?
訳)髪、伸ばしているの?
My sister is growing her hair as she wants to tie it up when she puts a kimono on for her friend’s wedding ceremony.
訳)妹は友達の結婚式で着物を着るときに髪を結びたいと、髪を伸ばしているんです。
この例文で”髪を結ぶ”を「tie hair up」としています。これも髪にまつわる覚えたい表現ですね。
「髪の長さ」の英語
髪の長さに、短い・長いがあります。ここでは、髪の長さの英語表現を紹介します。日本語でも使われるお馴染みのフレーズです。
- ベリーショート extra short
- ショート short
- ミディアム medium
- セミロング shoulder length
- ロング long
I changed my hairstyle from shoulder length to an extra short length, it feels so good!
訳)セミロングからベリーショートに変えたんだ、気分がいいわ!
「髪の太さ」「白髪」の英語
最後に、髪が太い・細い、そして白髪の英語を紹介しましょう。
髪が太い・細いの英語
髪が太い場合には「thick」を使います。thickには、太い・大きい・厚い・広いなど大きめのニュアンスを持つ意味があります。
一方、髪が細いと言う場合には、thickの反対語である「thin」を使って表現します。
I used to have a lot of thick hair but it’s getting thiner and thiner.
訳)昔は髪の毛が太かったんだけど、だんだんと細くなってきたわ。
白髪の英語
白髪を染めない日本人女性が増えてきたようですね。白髪は髪が白くなっていくわけですが、英語はwhite hairにはなりません。これがグレーで表現するんですね。と言うことで、白髪は英語で「grey hair」になります。
My mother has grey hairs.
訳)私の母には白髪があります。
I need to get a 100% grey coverage as I can see lots of grey hairs.
訳)白髪がたくさんあるから、白髪染めを買ってこないとだわ。
”100% grey coverage”ですが、いわゆる白髪染めを言います。100%白髪にするのではなくパーフェクトに白髪を隠すというニュアンスです。
まとめ
髪のコンディションがいいと嬉しいですね。
筆者の住むイギリスでは、髪の状態を見て在英何年か分かるという話があります。水が硬質のため、長く住むと髪がバサバサになってしまうことがあるからです。
今回紹介した髪や髪型の英語表現を活かして、髪を伸ばす、髪が細いなどヘア関連の話題でコミュニケーションをとれるようにしていきましょう。
2006年からイギリス・南ロンドン在住。 イギリス人夫と剣道道場を運営し、おかみとして日々80人の多国籍メンバーと関わりながら、チャリティや日本文化を紹介をするグループのリーダーをしています。英語コミュニケーションでひろがる世界を日々実感。使える英語、伝わる英語、異文化とあわせて一緒に学んでいきましょう!